2012年7月31日火曜日

熱く北海へそ踊り 今年は2日間とも好天

 今年で44回目の「北海へそ祭り」(実行委員会主催)が28、29日の両日、新相生通りの「祭り広場」で盛大に開催された。28日は夕刻、激しい雨に見舞われ、子どもへそ踊り大会が中断したものの、その後天候が回復し、北海へそ踊り大会には29団体2300人がユーモラスな図腹踊りや浴衣踊りを披露し、会場に詰めかけた大勢の観光客や家族連れの市民を楽しませた。
 29日も30度を超す好天に恵まれ、祭り会場は昼夜にわたり賑わった。2回目のへそ踊り大会には27団体1300人が参加し、1時間にわたり北海へそ音頭の歌に合わせ熱演した。
 今年のへそ祭りには友好都市西脇市をはじめ、福島県本宮市、熊本県山都町、沖縄県宜野座村など全国へそのまち協議会に加盟する8市町村の市長や町長、村長が一堂に会し祭り会場の特設舞台で「へそ」のまちをそれぞれアピールし、結束を誓った。さらに各市町村の物産展が開かれ、祭りを盛り上げた。
 西脇市からは來住壽一市長をはじめ市民25人が来富し、2日間にわたりへそ祭りを楽しんでいた。また西脇市の「播州ラーメン」をはじめワンコイングルメの出店(11店舗)も行われ、観光客にそれぞれの店のラーメンや焼きそばなど自慢のグルメを提供した。なお、主催者の発表によると2日間の来場者数は7万8000人に上った。



しっかりと富良野農業を学びます

 しっかり富良野の農業を学んで下さい―埼玉県農業大学校先進農家等体験学習受入式が7月27日午後、富良野市役所第3会議室で行われた。今年の研修生は酪農専攻の金子愛理花さん(19)、水田複合専攻の栗原彩香さん(19)、露地野菜専攻の三須一輝さん(20)の3人でいずれも2年生。研修期間は10月9日までの73日間。
 同体験学習は、平成13年度から富良野市と埼玉県の農業振興と人的交流を目的に毎年継続して行われており、今年度で12年目。受入式には3人の研修生を受け入れる南大沼の及川栄樹さん、山部西22線16番地の天間幸博さん、山部東14線1番地の杉野雅彦さん、来賓として上川農業改良普及センター富良野支所長の笠井博文さん、富良野緑峰高等学校校長の小島和明さんらがそれぞれ出席した。
 はじめに能登市長が「この研修は平成13年度から行われており、今年4月には埼玉県農業大学校の卒業生が新規就農を目指して受け入れ農家に就職しています。受け入れる富良野の農家はいずれも先進的な農業を行っているので安心して研修して下さい。実のある、実の生る研修であることを期待します」と歓迎のあいさつ。続いて笠井支所長が「受け入れてくれる農家の人たちと相談を行い、富良野の第2の父母として慕い、思い出をいっぱい作って下さい」、小島校長が「緑峰高校の農業特別専攻科から6人の生徒が埼玉県で研修を行います。また皆さんとの交流会も行われる。私は富良野が大好きです。第2の故郷として研修に励んで下さい」などとそれぞれエールを送った。
 これに対して金子さんは「知識や技術を学ぶだけでなく、富良野で色々なことを経験したい」、栗原さんは「埼玉県との違いや観光農業などを体験し見聞を深めたい」、三須さんは「北の大地特有の経営方法などを学び、今後の進路に役立てたい」などとそれぞれ研修の意気込みを語った。
 及川さんは「期待と不安でいっぱいのことと思うが、あっという間に研修が終わるものと思います。将来の就農に向け、しっかり研修し、また地域のイベントにも参加して下さい」、天間さんは「私の農場には埼玉県農業大学校の卒業生2人を含め若い人が6人おり、和気あいあいとやっています。体調を崩さず実り多い研修を行って下さい」、杉野さんは「研修生を受け入れるのは今回で4人目。労働者にはならず、研修生としてしっかり学んで下さい」などとそれぞれ受け入れ農家として期待を込めて歓迎の言葉を述べた。
 研修生は期間中、農家実習のほかに滝川市の北海道立花・野菜技術センターと旭川市の田んぼアートを視察研修を行う。このほか、市外研修が9月中旬に行われる予定。

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