2012年2月29日水曜日

醸造用ぶどう耕作組合で定期総会

 富良野市醸造用ぶどう耕作組合(天間幸博組合長、組合員27戸)の第33回定期総会が今月1日、JAふらの山部支所で開かれ、統一した栽培を実施し栽培技術の向上と平準化などを重点方策とした平成24年度事業計画を承認し、役員改選では天間組合長を再選した。
 はじめに天間組合長が「昨年は天候不順で収量が伸びず、糖度も十分に上がらないという残念な結果に終わった。ここ2、3年天候不順が続き、また木の老化が進んでいることから収量が落ちてきている。私たち組合員はふらのワインを製造する原料ぶどうを栽培しているので、今一度頑張り安定供給を図っていきたい」などとあいさつした。
 続いて能登芳昭市長が「長い歴史の中で安定した原料ぶどうを継続して提供していただいており、現在ふらのワインは30万本体制で製造している。原料ぶどうは、市の直営と組合員の作付けで確保しているがこれ以上作付けを減らすわけにはいかない。新しい苗木や補植しなければ収量が減少していくので市としてもできるだけの範囲で支援をしていきたい。少数の農家に協力を願っていることを十分理解しており、今年もぶどう栽培に精を出していただきたい」などとあいさつし、出席した組合員に改めて協力を求めた。
 この後協議に入り、平成23年度の事業報告と収支決算、同24年度の事業計画案と収支予算案をそれぞれ承認した。事業計画では①道農業試験場等の指導機関と連携し、技術的問題の究明により生産性向上を図る②組合員の懇親と栽培技術の向上及び消費拡大推進のため、栽培技術講習会とワインセミナーを実施する―など3点を重点方策として行う。
 同組合は昭和55年に設立された。以来、醸造用ぶどう耕作者の連絡協議を図り、醸造用ぶどう生産事業の振興を目的に活発に活動している。
 現在耕作者は山部地区で16戸、富良野地区で11戸。平成23年度の原料実績は全品種で約14万7000キログラム。この実績は過去7年間で最少となった。金額も約2687万円で平成17年度の約半分だった。



総合防災訓練 十勝岳噴火で大規模な泥流災害を想定

 十勝岳の噴火に伴い、融雪による泥流災害が発生したという想定で24日、十勝岳噴火総合防災訓練が上富良野、美瑛両町で大勢の住民と関係機関が参加して行われ、災害に備えた避難の連絡体制や救出救助訓練を重点に実施された。上富良野町関係分では向山富夫町長が災害対策本部長を務め、住民をはじめ自衛隊、消防、警察など11機関から計約500人が参加して、一連の訓練を1日かけて大々的に行った。
  同訓練は上川総合振興局地域災害対策連絡協議会と十勝岳火山防災会議協議会(上富良野町、美瑛町)が主催し、平成7年から両町で実施しており、今年で17回目。
 十勝岳は大正15年の大噴火以後は、昭和37年、63年に噴火し長期間にわたり活発な活動を続けている。現在は小康状態を保っているが噴火活動は30年周期と言われ、長期にわたって活発な火山活動が予想されていることから、総合訓練に参加した住民をはじめ、訓練の主力となった陸上自衛隊第4特科群、富良野広域連合消防本部、上富良野町役場などの関係機関の担当者たちは「十勝岳もいつ噴火してもおかしくない」と、これまで以上に危機感を持って臨んでいた。
 訓練は前日、上川総合振興局内で自衛隊災害派遣の準備要求や十勝岳噴火情報連絡部員の会議訓練から始まった。今年の訓練は昨年に続いて陸上自衛隊の協力による野外用指揮システムの運用、警察の災害現場活動用映像伝達装置による救助救出訓練の中継、さらに防災情報共有システムによる各種会議の中継を行い、美瑛町をはじめ関係機関が共有できる体制を図った。
 24日の上富良野町関係分では、午前8時45分に災害対策本部が上富良野消防署2階に設置され、向山町長を本部長に、11機関の担当者が配置された。この後、自衛隊のヘリコプターによる十勝岳上空の偵察をはじめ、防災行政無線での自主避難、避難準備の呼びかけを行い、午後2時過ぎに、日新、草分など11地域の200人を超える住民が草分防災センターなど13か所の避難所に避難した。さらに自衛隊車両で2次避難所の西小学校へ男女6人の避難者を輸送した。
 また島津球場のグラウンドでは、融雪による泥流で被害を受けたという想定で訓練が行われ、自衛隊員、警察官、消防職員が連携して倒壊した家屋の中の負傷者や、雪の下に埋まった乗用車を発見し負傷者を救出した。さらにゾンデ棒を使用して雪の中に埋まっている行方不明者を捜索するなど約2時間にわたり緊張感に包まれた中で行われた。
 この訓練の中で災害救助犬も札幌から出動し、雪崩で生き埋めになった負傷者を探す訓練も行われた。また道北ドクターヘリも出動し、旭川の病院に負傷者を輸送する訓練も合わせて行われた。

2012年2月27日月曜日

今年もスキー大会を支援

 今年もしっかり支援します―3月7日から11日にかけて富良野スキー場富良野ゾーン・スピースコースで開催される「第13回富良野市長杯スーパージャイアントスラローム競技大会」(7、8日)と、「第24回全国高等学校選抜スキー大会」(8~11日)を支援する協定書の調印式が24日午前10時から、陸上自衛隊上富良野駐屯地で行われた。
 富良野市では、両大会の開催に伴い毎年、同駐屯地に協力要請を行っている。同駐屯地は昨年と同様に31人の支援隊を編成し、8日から大会終了の11日まで4日間にわたり延べ130人余りの隊員を動員して、コース整備や旗門の保持など裏方として全面的に支援する。
 調印式には、富良野市側から、能登芳昭市長、宇佐見正光教育長、駐屯地側から叶謙二司令、第104特科大隊の西田誠大隊長が出席。能登市長と叶司令がそれぞれの協定書に捺印し交換した後、大会成功に向けて握手を交わした。
 能登市長は「高校選抜スキー大会は富良野で8回目の開催です。毎年自衛隊の協力を頂き万全の競技が行われており、今年も選手が昨年以上の記録が出るものと期待しています」と改めて協力を求めた。これに対して叶司令は「全国から高校生が出場するので競技がスムーズに出来るようしっかりと支援していきたい」などと述べた。



いじめのアンケート結果など報告

 富良野市青少年育成協議会(会長・児島応龍教育委員長)の会合が今月17日、市立富良野図書館会議室で開かれ、平成23年度いじめ不登校対策、適応指導教室の活動などの総括と今後の方向性について協議した。さらに校長会、PTA連合会、富良野警察署、富良野市要保護児童対策地域協議会などの機関が今年度の取り組み状況を説明し、情報交換を行った。
 同協議会は校長会、PTA連合会、高校、富良野警察署、医師会、人権擁護委員、連合町内会協議会、スクールガードリーダー、家庭児童相談室、社会教育委員会、教育委員会など20団体28人の委員で構成し、定期的に会合を開きそれぞれの機関での取り組み状況を提供しながら相互に情報交換を行っており、今回で17回目の開催。
 はじめに児島会長があいさつを行い、続いて教育委員会学校教育課長の高田賢司さんがいじめ対策の総括と今後の取り組みを説明した。それによると昨年5月と11月の2回にわたり、「あなたは いじめは どんなことがあっても いけないことだと おもいますか」の設問で市内の児童生徒(2032人)を対象にアンケートを実施した。
 5月の調査では「そうおもわない」が3%の56人、「よくわからない」が11%の227人にのぼったことから、「いじめをしない させない 許さない」を合言葉に、いじめメッセージを全校児童生徒、保護者、教職員に配布し啓発を行い、再度11月に調査を行った。
 その結果、「そうおもわない」が1%(16人)、「よくわからない」が6%(120人)でそれぞれ減少した。
 教育委員会では「いじめ不登校対策」として各学校でのアンケートの継続といじめの認識を徹底するが、学年が上がるほど「誰にも相談しない」という児童が多くなってきているのが実態だという。
 こうしたことから「いじめは、いつでも、どこででも、誰にでも起こる」という危機意識を持ち、同協議会を中核に、家庭と関係機関の連携を一層進め、未然防止・早期発見・早期対応の取り組みを行うことを確認した。また平成24年度の教育サポートについては支援員をさらに増員し一人ひとりのニーズに応じた教育を推進していく方針。

2012年2月23日木曜日

緊急課題と対策を提言 市農委が提言書を市に提出

 富良野市農業委員会(東谷正会長、委員数23人)は今月15日、「富良野市農業・農村振興に関する提言書」を能登芳昭市長に提出した。同委員会はこれまで、富良野市の農村振興計画に対して「建議」という形で行っていたが提言書の提出は今回が初めて。提言書では、夢と希望が持てる農業、足腰の強い農業、持続・発展する農業―を目標として掲げ、緊急の課題と対策として①担い手対策②土づくり対策③排水対策④大型機械対策―などを重点的に取り組むよう市に提言している。
 東谷会長が提言書の内容を詳細に能登市長に説明した後、手渡した。それによると、基本理念として①人(営農力向上、担い手育成、就農者確保など)、②生産基盤(土づくり、水対策、機械化対策など)―を挙げている。
 そして緊急の課題と対策として「担い手対策」では、「各地域の実情は、現状のまま対策を講じない場合に、将来的には農業者の大幅な減少が想定される。新規就農対策として国等の施策と併せて、実地研修、第三者継承、お試し農業的な研修など、より充実した就農制度の構築に向けて、関係機関と受入指導者等が協同・連携し、一体化された体制の構築など、新規就農支援システムの確立を」と提言。
 「土づくり対策」では、「緑肥と輪作による安定した農業生産の推進にあたり、土づくりと農地保全の目的と併せて景観に配慮した緑肥については、結果の波及効果として観光資源の形成や地域活性化にも寄与するので、国の畑作の緑肥輪作加算対象作物(麦、大豆、甜菜、澱粉用馬鈴薯、蕎麦、菜種)以外の作付作物に対しても、景観緑肥の取組みを図ってほしい」と提言。
 「排水対策」では、「豪雨・多雨等による排水や冠水等の対策として特に緊急性が高いのは、流水阻害となる河川の川底土砂の浚渫(しゅんせつ)や潅木(かんぼく)の伐採による阻害要因の除去、狭窄(きょうさく)障害となる公道の横断管の拡大による閉塞要因の解消、行政と地域が連携した排水ポンプによる冠水対策など、早急な取組みと対策を」と提言。
 提言書を提出した後に中央地区(扇山・大沼・鳥沼)、西部地区(学田・五区・御料・島の下・布部)、東部地区(麓郷・布礼別・富丘・八幡丘)、山部地区、東山地区をそれぞれ担当している委員が各地域の現状を報告し、この後意見交換が行われた。



富良野市老人クラブ連合会主催の芸能と文化の集い

 歌って踊って、演奏、そして自慢の作品を展示―「支えあい ひとりの心 みんなの力」をテーマにした富良野市老人クラブ連合会(吉田薫会長)主催の「芸能と文化の集い」が今月18日、文化会館大ホールで盛大に開かれた。約850人の高齢者が一堂に会して楽しく芸能発表を行い、自慢の文化作品を展示し、その出来ばえを披露した。
 今年で43回目。35クラブ、約1600人の会員に呼びかけて毎年開催している。はじめに吉田会長が長年にわたり老人クラブ役員として尽力した谷井辰男さん(東町老友会)をはじめ10人の功労者を表彰し、長年にわたり老人クラブの会員として活躍してきた功績をたたえた。続いて能登芳昭市長、北猛俊市議会議長らが出演者たちを激励した。
 この後、第1部の芸能発表が始まり、すみれ合唱団(坂口由紀子代表、27人)のコーラスを皮切りに、各老人クラブの会員たちがカラオケ、リズムダンス、吟舞、舞踊、フラダンス、太極拳など次々に日頃の練習成果を披露。さらに午後からは大正琴、リズムダンス、コーラス、舞踊、カラオケなどが行われ2時間にわたり、熱演、熱唱が続いた。
 一方、大ホール前の展示会場には、扇山老人クラブの水墨画、麻町みなづき会の書道、北の峰老友会の写真、布部鶴亀会の手芸、生きがい木彫教室の木彫、同陶芸教室の陶芸など力作がズラリと展示され、来場者たちを楽しませていた。

2012年2月21日火曜日

移住促進フォーラム開く

 ふらの市移住促進協議会主催の「移住促進フォーラム」が今月9日、富良野文化会館で開かれ、同協議会の活動報告と講師の佐藤誠・北海道大学観光学高等研究センター教授が「富良野らしいライフスタイルと移住・定住」をテーマに講演を行った。
 はじめに同協会事務局が平成23年度に実施した「お試し暮らし住宅」の利用状況や移住希望者の相談内容、移住者の状況などの取り組み状況を報告した。
 この中で平成21年度から行われている、お試し暮らし住宅の今年度の利用状況は、弥生町住宅で7組12人、東山住宅1号で4組11人、同2号で6組14人、山部住宅で1組2人となっており、計18組39人が利用している。
 また移住者の状況は昨年12月31日の時点で4組5人。平成18年度からの完全移住者は計40組80人で、お試し暮らし住宅利用後に5組5人が完全移住している。
 同協議会では、富良野市へ移住・定住している多くは「富良野市で起業したい」との目的があることから、これらのニーズに対応するため、長期滞在宿泊プランを検討している。そのプランとして、スキー満喫型滞在、観光拠点型滞在、自然健康型滞在などを挙げている。このほかにニーズの多い一戸建て住宅については、「住まいの情報バンク」を設置しており、現在空き家となっている住宅を有効活用するため、市民からの情報提供を呼びかけている。
 この後、佐藤教授が「グローバルな田園回帰トレンド」、「世界的にネオ・ルーラリズムの時代が到来している」、「フランスの美しい村でも不動産は暴騰中」、「国民の半数がセカンドホーム暮らし」など実際に訪れた海外での移住者状況を紹介しながら講演を1時間半にわたり行った。
 同教授は40年前にドイツに留学して以来、観光創造・グリーンツーリズム・セカンドホームツーリズムの研究と地域提言や助言などを行っている。これまでに「リゾート列島」、「グリーンホリデーの時代」、「グリーンライフ」などの著書を発刊しており、農林水産省農村総合開発整備調査委員会座長などを務め活躍している。
 同教授は講演の中で「欧米のライフスタイルが、ようやく地域の産業になる時代になった。景観がいいというだけで移住者が増えてきている。市街地より農村などぱっと広がる美しい景観が求められている」などと強調し、「移住・定住が大きなビジネスチャンスになっている。富良野でもその可能性があり、できることがあれば協力したい」などと講演した。



ファイヤー探検記~炎の出前教室

 北海道エルピーガス協会上川支部富良野分会(津山正樹分会長)主催の「ファイヤー探検記~炎の出前教室」が15日、富良野小学校で行われた。同授業は「人と火の関わりについて」、「エネルギーと環境問題について」をテーマに3年振りに開かれた。
 授業を受けたのは、5年生3クラス計99人の児童。児童たちは、事前に持ち込まれた火おこし器を使い、原始時代の火おこし体験などを通して、人類と火の関わりやエネルギーの変遷が現在の産業発展につながり、快適に暮らしている半面、地球温暖化が進んでいる事などを学んだ。
 児童たちは、火おこしの体験や持ち込んだ薪や石炭に触れたり、本来、無色無臭のエルピーガスに付けられている臭いをかいだりしながら、エネルギーについて学び、途中ガスコンロのグリルを使ったピザトーストを児童たちで調理、試食し、特別授業を楽しんだ。
 児童たちからは「ふだん授業で習わないことが体験できて楽しかった」、「これからは、環境を考えながら生活しようと思う」などの感想文が寄せられた。 講師を務めた津山分会長は「児童たちが目を輝かせて聞いてくれていた事が、何よりも嬉しかった。児童たちにはこの授業をきっかけに、火の大切さを感じ、普段の生活の中で何か一つでも地球環境についての意識を持ってくれれば嬉しいです」と語った。
 この出前教室は2009年度に北海道エルピーガス協会青年委員会(津山正樹委員長)が企画し、国の構造改善事業としてスタート。以来、全道の小学校に対して運動展開を行なっている。

2012年2月20日月曜日

初のあぐり・ワークショップ開く

 日本農芸化学会北海道支部主催、北海道大学農学部共催の「あぐり・ワークショップin富良野」が11、12日の2日間、富良野文化会館大会議室で開かれた。大学教員、農業関係者、高校生ら約100人が参加して、北海道大学助教3人による「出前授業」を皮切りに、富良野緑峰高校園芸科学科生徒による研究発表などが行われ、生命・食糧・環境をキーワードに、大学で学ぶ「農学」と暮らしに直結した「農業」の関係について情報交換を行った。
 同ワークショップは、大学教員、農業者、高校生が一堂に会して相互に学び、富良野地域の農業を広く国内外に発信するのが目的で、初めての開催。



日本の伝統文化を楽しむ

 「男になった気分」、「美しい着物を着ることができ嬉しい」―JICA(国際協力機構)の青年研修生が15、16日、富良野を訪問した。和服の着付け体験や琴演奏を楽しみ、さらに富良野市の観光についての講義を受け、多くの市民と交流した。
 訪れたのは中央アジアのキルギス、タジキスタン、コーカサスのアゼルバイジャンなど4か国から20~30歳代の男性10人と女性5人。
 同研修は、かつて青年海外協力隊として派遣された富良野市内で旅館を経営している松谷都生さんの協力で昨年に続いて富良野で行われた。
 一行は今月5日来日。6日に札幌を訪問し道庁を表敬訪問した後、「札幌市における観光産業の現状と課題」、「日本人の海外旅行への期待と現状」など観光問題などを中心に講義と視察を行い、15日午後、富良野入りした。
 研修生は市内北の峰町のニュー富良野ホテルに宿泊した。夕食後、和服の着付けが行われた。松谷さんの母、登志江さん(69)らが振袖、紋付、袴を持ち寄り、着付けを手伝った。男性は紋付と袴、女性は振袖。略式で一人20分ほどかけて着付けを行った。
 研修生たちは着付けが終わると鏡の前に立ってその姿をじっくりと鑑賞したり、デジカメで記念撮影するなど大はしゃぎ。紋付と袴を着た男性は「男になった気分。腰に刀を差してみたくなった。これからこの姿で何かをしたい」と笑顔で話した。また振袖を着たキルギスの女性は「日本に来て美しい着物を着ることができて非常に嬉しい。日本では伝統を守っている。私たちも同じように国の伝統を守っていきたい」などと嬉しそうに語った。
 この後、琴の演奏を楽しんだ。また女性たちは実際に琴に触れ、手に爪をつけて「さくらさくら」の演奏に挑戦するなど日本の伝統文化を体験した。演奏の指導を受けたタジキスタンの女性は「日本に来てこのような体験ができ嬉しい。私の国には琴のような楽器はありません」などと話し、少し興奮気味だった。
 研修生たちは16日午前、同ホテル内で富良野市の観光振興について講義を受けた。ふらの観光協会専務の会田系俉さんが講師を務め、研修生たちに四季折々のイベントなど、富良野観光について分かりやすく説明を行った。
 なお、研修生たちはこの後、洞爺湖などの観光地を訪れ、今月22日に帰国。

2012年2月16日木曜日

平成24年度予算案 小幅な伸び

 富良野市は平成24年度予算案の概要を14日、発表した。それによると一般会計は前年度当初予算より1・7%、1億9000万円増の115億2000万円、特別会計(国保など6会計)は、同6・6%、3億8170万円増の62億450万円、企業会計(上水道、ワイン)は、同1・8%、2350万円減の12億6520万円。総額で前年度当初より3%、5億4820万円増の189億8970万円。新年度予算案は第5次富良野市総合計画に盛り込んだ事業の予算化に配慮する一方、健全財政の維持に努めた結果、前年度当初予算との比較では小幅な伸びとなった。



厳しい富良野の寒さ体感

 3年振りに沖縄県宜野座(ぎのざ)村の小学生と保護者らが、9日から3日間にわたり富良野に滞在し、扇山小の児童や保護者らと交流を深めた。訪問したのは宜野座地区子ども会に所属している小学6年生10人と指導員6人の計16人。一行はナイタースキーを体験したり、扇山小学校のグラウンドで開かれたウインターフェスティバルに参加し、スノーモービルがけん引するバナナボートやチューブ滑りなどを楽しみ、北海道の富良野の冬を存分に満喫した。
 宜野座村との交流は8年前から扇山小との間で継続して行われている。毎年グラウンドの雪を発砲スチロール100箱(約1トン)に詰め、送っている。送られた雪は総合学習の時間を利用して小学生たちが雪合戦やそり滑りなどを楽しんでいる。今年も13日に発送し、15日にこの雪を利用して宜野座村で雪のイベントが楽しく行われた。
 こうした交流を通して宜野座の子供たちが「実際に富良野を訪れて雪遊びをしたい」と一昨年初めて富良野を訪問した。一行は9日に富良野入りし、夜に早速富良野スキー場でナイタースキーを体験した。10日は旭山動物園を見学し、夕方、市役所で能登芳昭市長を表敬訪問した。11日は、おやじの会(赤松靖会長)が主催するウインターフェスティバルが扇山小学校で開かれ、宜野座村の子供たちは発泡スチロールに雪を詰める作業を行ったり、スピード感あふれるバナナボートに乗ったりチューブ滑りを存分に楽しんでいた。また体育館内では凧づくりにも挑戦した。
 滞在した3日間とも最高気温が氷点下の厳しい冷え込みとなったが、宜野座村の子供たちは元気いっぱいに富良野の冬の厳しさなどを肌で感じとっていた。
 子供たちを引率した育成会会長の我謝(がしゃ)隆さんは「沖縄では雪は全く降りません。10年に1度ぐらいあられが降る程度です。富良野の子供たちは元気いっぱいで冬を楽しんでいますね」と歓声を上げてバナナボートに乗っている子供たちを見物していた。
 また女性育成指導員は「子供たちは雪を見て興奮しており、ナイタースキーも楽しく体験した。また旭山動物園でたくさんの動物たちを見ることができ、いい思い出になりました」と富良野訪問の感想を語った。

2012年2月14日火曜日

開基100周年を祝う 御料地区で記念式典開く

 市内御料地域の「開基100周年記念式典」が12日、ニュー富良野ホテルで開催され、出席した大勢の住民が開拓から一世紀の歩みを振り返り、新たな農村づくりを目指してさらに発展を誓い合った。
 同地域は、大正2年、植崎昇二郎(故人)を団長に奈良県吉野団体の入植から開拓が始まった。その後、道特定移民入植、戦後開拓入植と続き、御料の地に農地が広がった。
 しかし土地は石や瓦礫が多く、さらに粘土質の土壌で多くの先人たちが筆舌しがたい苦労をともないながら、スイカ、玉ネギ、原料用ぶどう、小麦を主要作物に発展し、現在に至っている。
 開拓50年目には農家戸数が97戸で住民数が約600人にのぼった。昭和37年には開基50周年を記念し「開拓碑」を建立。翌38年に記念式典を開催し、「御料開拓史」を発刊。さらに平成4年には開基80周年記念式典を開催するなど、地域の絆をより強め、同日100年の節目を迎えた。
 式典では記念事業協賛会の羽山和男会長が100年の歩みを振り返った後「これからも爽やかな農村景観を目指したい」などと式辞。この後羽山会長が、地域発展に尽力した高田忠尚さん、山谷馨さんなど特別功労、自治功労、産業功労、功労に分けて計26人を表彰した。
 続いて能登芳昭市長、北猛俊市議会議長、本間勲道議会議員などの来賓がそれぞれの立場で祝辞を述べ、同地域の限りない発展に大きな期待を寄せた。式典終了後には祝賀会が開かれ、住民や関係者が、先人の開拓の苦労を振り返りながら100年の歩みを共に祝った。



中心街で「わいわい祭り」 山部で「ゆきんこまつり」

 今年で14回目の「わいわい祭り」(実行委員会主催)が11日、25回目の「やまべゆきんこまつり」(同)が12日、それぞれの特設会場で開かれた。時々地吹雪が舞う寒風にもかかわらず両会場とも家族連れの大勢の市民が訪れ、雪と一体となった真冬のイベントを存分に楽しんでいた。
 わいわい祭りは、まちなかイベントとしてすずらん通りで毎年開催されているが、同日未明に一角の店舗で火災が発生したことから、急きょ会場を富良野商工会議所の駐車場内に変更して午前10時から開かれた。
 イベントは「雪中」を冠にしたダーツゲーム、輪投げ大会、宝探しゲーム、ラーメン早食い選手権などが開かれた。ラーメン早食い選手権は会場が変更されたため「熱々豚汁早食い選手権」に変更して楽しく行われ、男女別に計10人がスピードを競った。
 男子の部の優勝者はラーメン早食い選手権で2年前に優勝している実力者だったが、「こんにゃくとじゃがいもがとても熱かった」と感想を述べていた。このほかの出場者も予想以上に熱い豚汁を一気に飲み干すことができず苦戦していた。その様子を大勢の子供たちが見物し、大人たちの早食い競争を面白そうに眺めていた。
 一方、ゆきんこまつりは、時折地吹雪が舞い気温も低い悪天候に見舞われたが、生涯学習センター前の特設会場には大勢の家族連れや市民が次々に訪れた。子供たちに大人気のチューブカーリングをはじめ、雪中的当て、くぐってゲット、運命の○×など子供たちを中心とした楽しいゲームが繰り広げられた。
 このほか、大勢の子供たちがスピード満点のスノーモービルによるスノーラフティングを体験したり、ポニーならぬ小型トラクターのそり体験なども行われ、幼児たちを楽しませた。また会場内には売店や飲食コーナーが設営され、家族連れで食事を楽しむほほ笑ましい光景が見られた。

2012年2月13日月曜日

地域エネルギーを考える

 北海道大学サステイナビリティ学教育研究センター主催の「ふらの広域圏の地域エネルギーを考える~再生可能エネルギーと地域活性化~」をテーマとした講演会が8日午後、富良野市役所で開かれ、エネルギー関連の専門家3人が、それぞれの取り組みなど持続可能な社会づくりについて情報を提供した。
 はじめに富良野市市民環境課の関根嘉津幸課長が「富良野市における再生可能なエネルギーの取り組み」をテーマに講演。同課長は①富良野市のエネルギー消費量の比率②再生可能エネルギーの利用可能性③ごみの固形燃料化廃棄物エネルギー④白鳥川(麓郷)での小水力発電試験の取り組み―を重点に、富良野広域圏における地域エネルギーの展望を話した。
 この中で関根課長は、富良野市における再生可能なエネルギーとして、太陽光発電、風力発電、森林資源、雪氷熱などの取り組みや活用方法を紹介した後、「富良野市でごみからリサイクルしている固形燃料は年間2300トンにのぼるが、地元では全く使用されていないのが残念。この固形燃料のエネルギー量は重油に換算すると200リットルのドラム缶で6726本に相当し、富良野市内の公共施設(68か所)で賄うことができる燃料に相当する。また白鳥川で実験を行っている小水力発電は道内では初めて。エネルギーを使うのは簡単だが作るのは大変難しく、エネルギーの大事さが分かる。再生可能なエネルギーに対しては富良野市のみでなくそれぞれの地域で特色を生かしてみんなで作ることが求められる」などと力説した。
 この後、産業技術総合研究所・つくばセンターの小寺洋一主任研究員が「プラスチック資源化の技術と事業の動向」をテーマに講演。同主任研究員は「地域で発生する廃棄物をいかに集め、価値ある資源へと選別、加工、販売または有効活用することが循環型社会構築の重要なテーマ」と強調し、資源化に適した廃プラスチックの収集、高精度な選別、価値の高い資源化製品の製造の3つの切り口で、環境負荷の低減や自治体の財政支出削減の方策を専門的な立場から提起した。
 続いて同研究所・中国センター・バイオマス研究センター長の坂西欣也さんが「木質チップなどから液体(軽油)を作るBTL技術の研究開発動向と今後の展開」をテーマに話をした。同センター長は①木質バイオマスのガス化による合成ガスの製造②合成ガスからの不純物の除去③触媒反応による合成ガスからの炭化水素(液体燃料)の合成―の3つのプロセスについて分かりやすく説明し、「日本で初めての木質系バイオマスから液体燃料まで一貫して製造するBTLベンチ試験装置による実証研究を行っている」などと紹介し、日本国内外での小型・地産地消型のBTLプラント開発の展開について講演した。
 会場には再生可能なエネルギーについて取り組みを行っている行政担当者をはじめ、ペレットストーブを販売している業者や環境問題に関心を寄せている富良野市をはじめ、上富良野、中富良野、南富良野、占冠の沿線5市町村から約50人が参加し、2時間にわたり3人の講演に熱心に耳を傾けていた。
 終了後には講師との質疑応答が行われ、参加者から「農廃プラについてはどのような手法が良いのか」、「土が付いたものは処理可能なのか」、「処理コストはどのくらいになるのか」、「エネルギー収支ではどの程度になるのか」などの質問が出された。
 これに対して講師側から「ポリなら油化も可能」、「破砕の段階でほとんどが落ちてしまうので問題ない」、「小規模な場合はコスト高になるが、仮に軽油で考えた時で原料の確保を含め、市場で100円程度の販売価格を目標として研究を進めている」、「今の廃棄物収集システムを活用して原料確保をしたと仮定した場合、製造に要したエネルギー量を1とすると、製品ではその2~3倍のエネルギーが得られる計算になる」などと回答していた。



第2弾の冬のイベントも多彩に

 富良野圏域の冬のイベント第2弾がきょう11日から12日にかけて、富良野市、中富良野町、占冠村で一斉に開催され、それぞれ地域の特色を生かし雪と一体となった様々な楽しい催し物が開かれる。
 富良野市では、今年で25回目となる「やまべゆきんこまつり」があす12日、生涯学習センターを会場に開かれる。開催時間は午前10時から午後2時まで。みかんひろい、チューブカーリング、運命の○×、雪中的当て、スノーモービル・スノーラフティングなど子供向けのイベントが次々に繰り広げられる。このほか会場内ではリサイクル衣服の販売や各種売店、飲食コーナーが設営される。
 また今年で14回目の「わいわい祭り」がきょう11日午前10時から午後3時まで、中心街のすずらん通り特設会場で賑やかに開かれる。主なプログラムはラーメン早食い選手権、輪投げ大会、宝探しゲーム、しりすべり国際大会など。会場内には屋台も設営され、家族連れで楽しむまちなかイベントを演出する。
 中富良野町ではあす12日、「ウインターフェスティバル2012」が正午から午後7時まで、北星スキー場を会場に多彩に開かれる。
 第1部が正午から午後3時まで。主な催しは陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊の演奏会、ママさんダンプでGO!、キックボーリング、スノーフラッグ選手権、雪中アスレチックなど。第2部は5時から「アイスキャンドル点灯式」を皮切りに、ステージでは「鼻息美人コンテスト」、ゴスペルサークル・スノーサウンズの「ゴスペルスペシャルコンサート」が開かれ、フィナーレとして、北星山の夜空を彩る花火大会。
 このほか会場内では、ふらの・びえい人になるキャンペーンの一環として、第2部で「ウインタービアガーデンinなかふらの」が開催される。
 占冠村では「キャンドルナイトinしばれるぞ占冠」がきょう11日から2日間、道の駅駐車場内で盛大に開催され、日本一の“しばれ”イベントを楽しむ。
 開催時間は2日間とも正午から8時まで。11日の主なプログラムは「○×クイズ大会」、「アイスキャンドル点灯式」、「極寒ドラム缶風呂」(12日も開催)など。6時45分からは花火大会が催される。12日は小中学生のチューブ滑り台大会が午後3時から開催される。会場内では「しばれ村」の屋台が出店し、「森のかりうど」、「楽盛会」、「観光協会」がエゾシカなど地域の食材を生かした食べ物などを販売する。

2012年2月9日木曜日

昨年の富良野署管内刑法犯 32件増の205件発生

 富良野警察署は昨年1年間の管内犯罪発生状況をまとめた。それによると刑法犯の発生は前年より16%、32件増の205件。前年は過去15年間で最少の発生件数だったが、昨年はタイヤ盗や自動車盗が大幅に増えたことから増加に転じた。また上富良野町では窃盗犯罪が前年の約2倍、中富良野町と占冠村でも増加した。
 同署管内の刑法犯発生を振り返ると、過去16年間で、平成12年の653件をピークに減少を続けている。同21年には209件で3分の1以下まで減少した。前年もさらに大幅に減少し173件の発生件数にとどまった。
 昨年の発生状況の内訳は窃盗犯178件(前年153件)、粗暴犯6件(同7件)、知能犯5件(同1件)、凶悪犯1件(同同)、その他刑法犯15件(同11件)。
 このうち侵入窃盗の内訳は、空き巣5件、忍び込み7件、事務所荒らし3件、出店荒らし1件、その他11件。非侵入窃盗では、自転車盗29件、万引き25件、タイヤ盗22件、車上狙い19件、自動車盗8件、部品狙い5件、その他43件。
 昨年はタイヤ盗が富良野と上富良野で相次いだ。上富良野では前年の6件から15件と2倍以上となった。富良野市でも前年と同じ5件の発生。このほか中富良野と南富良野でも発生があり、富良野圏域全体でタイヤ盗が横行した。また自動車盗も前年の1件から8件の発生。事務所荒らしなど侵入窃盗も前年より8件増加の27件。前年発生のなかった部品狙いが5件。
 この刑法犯の発生に対しての検挙件数は前年より2件多い56件。内訳は侵入窃盗で前年より2件増の7件。車上狙いで同1件増の2件。その他犯罪で同3件増の9件。
 なお、市町村別の発生件数は次のとおり。
 ▽富良野市 111件(前年比6件減)▽上富良野町 61件(同29件増)▽中富良野町 20件(同7件増)▽南富良野町 3件(同2件減)▽占冠村 10件(同4件増)



外国人スキー客をお茶会に招く

 ふらの観光協会が主催する国際交流事業の「お茶会」で富良野高校茶道部(菅原千聖部長、部員数14人)が全面的に協力している。今年も1月19日、26日、今月2日の3回にわたり北の峰コミュニティセンターで開かれ、スキーなどを楽しんでいる大勢の外国人観光客に対してお点前を披露し、日本文化の優雅さなどを伝えた。
 最終日となった2日は午後5時から開かれ、オーストラリア、ブルガリア、カナダなど男女合わせて15人がお点前を体験した。部員一人ひとりが正座をして点てたばかりのお茶を一人ひとりに「どうぞ」と軽く頭を下げて差し出した。この後通訳が簡単な作法を説明した後、外国人たちは両手で茶碗を持ち「お点前ちょうだいします」と覚えたての日本語で話し、静かにゆっくりと飲み干した。会場では琴の曲が静かに流れ、日本古来の優雅な伝統を演出していた。
 終了後には外国人観光客から「お茶会は専門に行っているのですか」、「お茶はどこのを使っていますか」、「和服はいつも来ているのですか」などと次々に質問。これに対して部員たちは笑顔で答えながら、「どうしてお茶会に参加しようと思ったのですか」、「皆さんはどのような物を飲んでいるのですか」、「好きな食べ物はなんですか」と問いかけるなど和やかな交流が1時間にわたり行われた。教師をしている女性は「富良野に来るのは2度目。富良野は素晴らしいところ。雪質は最高です」と話していた。

2012年2月7日火曜日

富良野を皮切りに「スキー博覧会」

 「北海道スノートラベルエキスポ」が5日から新富良野プリンスホテルを主会場に始まり、きょう7日まで開かれる。参加しているのは台湾、韓国、中国、マレーシア、オーストラリア、インドネシアの7か国から旅行会社とメディアの関係者39人。
 5日は午後5時から開会式が同ホテルで行われ、道内からはスキー場の関係者をはじめ市内の業者など62人が出席した。
 はじめに主催者を代表して実行委員長の能登芳昭市長が「今シーズンは北海道にスキーが伝わり100周年を迎え、富良野スキー場も50年目を迎える記念すべき年」と前置きした後、「北海道スノートラベルエキスポは、冬のトップシーズンに、北海道のリゾートに滞在してもらい冬の北海道の素晴らしさを実感していただき、さらに道内のスノーリゾートの最新情報の提供や具体的な商談をしてもらう『スキー博覧会』として開催するものです」などとあいさつし、「北海道は農業、漁業が盛んで日本の食糧倉庫と言われるくらい食材が豊富で美味しい食べ物や温泉、様々な観光施設があり、オールシーズンでお楽しみいただけます」などとPRした。
 続いて国土交通省北海道運輸局の西川健局長のメッセージとして「北海道の雪はパウダースノーでオンリーワン。食文化も魅力があり日本で最も食材が豊富で満足することをお約束します。冬を体感し温泉、食事、交流など北海道のライフスタイルを楽しみ、またビジネスパートナーを見つけるなど国に帰ったら多くの人たちに伝えて下さい」などと伝えた。
 この後プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが「北海道スキー伝承100周年にかける想い」のテーマで基調講演を行ったり、道内13か所のスキー場を映像を通して紹介された。終了後は参加者約100人が参加してウェルカムパーティーが開かれ、ふらのワインをはじめ、十勝ワイン、余市ワインなど道内8社の協賛によるワインを飲みながら和やかな交流が続いた。
 6日は富良野市内の視察、トマム、サホロなど4コースに分かれて視察が行われた。最終日のきょう7日は午前9時から商談会が開かれるなどの情報交換を行う。このほかスキースクールによるスキー体験、スキーウェアニューモデルの試着やスキーニューモデルの試乗などが行われる。



富良野の冬を満喫

 「第47回ふらのスキー祭り」(実行委主催)が好天に恵まれた4、5の両日、富良野スキー場北の峰ゾーン特設会場で開催され、大勢の家族連れの市民や観光客、スキー客で賑わった。
 4日は午後4時から屋台と縁日コーナーが開設され、7時にファイヤー・ストームで開会セレモニーが行われた。この後、富良野弥栄太鼓保存会のメンバーによる勇壮な太鼓演奏を皮切りに、ミニライブ、エアスキー選手権、陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊のコンサート、花火の打ち上げなど9時過ぎまで次々に行われ、会場に訪れた家族連れの市民やスキーヤー、ボーダーたちを楽しませた。
 2日目は、最高気温が氷点下6度前後までしか上がらない冷え込みだったが、青空が見えるなど無風快晴のイベント日和に恵まれた。
 この中、午前10時から小学生のジュニアアルペンスキー大会(大回転)を皮切りに、今年で3回目の「牛乳早飲み選手権」や初イベントの「雪の運動会」、「ソリスラローム大会」が相次いで開催され、会場を訪れた子供たちをはじめ大勢の市民や観光客が約4時間にわたり富良野の冬のイベントを心ゆくまで楽しんでいた。
 一昨年から牛乳消費拡大キャンペーンの一環として人気を集めているのが牛乳早飲み選手権。午前、午後の2回に分けて計16人が挑戦した。大勢の見物人が見守る中で、900ミリリットル、180ミリリットル、90ミリリットル大中小3本の牛乳の早飲みを競った。午前の部では名寄市から会社の旅行で訪れた30歳代の男性が2年連続のチャンピオンを破り見事優勝した。同男性は「牛乳が大好きで毎日飲んでいるが、1度にこれだけの牛乳を飲んだのはもちろん初めて。しばらくは飲みたくないがいい思い出になった」と笑顔で話していた。
 また5日の日は初企画の富良野「食の祭典」ワンコイングルメグランプリが開かれた。7店舗が参加し、「ホワイトシチューカレー」、「地養豚丼」、「ホワイトカレー」、「昭和の煮干しラーメン」、「富良野の味噌焼きそば」、「富良野の野菜の豚汁」、「ラクレットチーズと富良野野菜のダッチオーブン」の7種類を来場者に提供し、その味を競い合った。会場を訪れた入場者たちは500円でそれぞれの富良野の味を楽しんでいた。

2012年2月6日月曜日

東アジア最大の『スキー博覧会』目指す

 東アジア最大の『スキー博覧会』を目指す「北海道スノートラベルエキスポ2012in FURANO」があす5日から、新富良野プリンスホテルを主会場にして開催される。台湾、韓国、中国、香港、オーストラリア、インドネシア、マレーシアなどアジアを中心にした旅行会社やメディアから約40人が参加する予定。
 同イベントは富良野を皮切りに今後道内の主要都市を持ち回りで開催する計画だ。将来的には日本各地をはじめ、韓国や中国など東アジアの国々から出展を図り、東アジア最大のスキー博覧会を目指す。
 開催日程は7日までの3日間。5日は開会式が午後5時から新富良野プリンスホテルで開かれる。プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが「北海道スキーの魅力」(仮題)をテーマに基調講演を行う。このほか、道内12か所のスキー場紹介とウェルカムパーティーが開かれる。
 2日目は午前8時半から、富良野スキー場富良野ゾーンでスキースクールによるレッスン体験。引き続きスキーウェアニューモデルの試着やスキーニューモデルの試乗などが行われる。この後、富良野市内視察、トマム視察、サホロ視察など4コースに分かれて、観光ツアーが行われる。また同夜は市内の飲食店でガイドツアーを楽しむ。
 最終日は商談会が午前9時から、新富良野プリンスホテルで開かれた後、情報交換。この後、再度スキースクールによるレッスン体験、スキーウェアニューモデルの試着やスキーニューモデルの試乗などが行われる。そして夜にはフェアウェルパーティーが富良野スキー場北の峰ターミナルで開かれる。



コミュニケーション能力を高めよう

 富良野市教育委員会主催の「教員研修会」が1月31日から始まり、今月21日まで全4回の日程で開かれる。同研修はコミュニケーション教育研修事業の一環として初めて開催される。参加しているのは高校教師を含め市内の小中学校から24人。
 第1回目では脚本家の倉本聰さんが「今、先生に必要なこと」をテーマに講話を行った。この後、人と人とのわだかまりを解いたり、話し合うきっかけをつくるためのちょっとしたゲームやクイズを行う「アイスブレークゲーム」が行われ、話す基本の音量、発声、目線、姿勢などを研修した。
 同研修は小中学校でいじめや不登校、児童虐待、社会における他者とのコミュニケーションの希薄化など、コミュニケーション能力の育成が大きな社会問題となっていることから開かれた。
 この問題を解決するため北海道教育大学では倉本さんに対して「教師を目指す学生のための演劇的コミュニケーション講座」の開発と実施を要請しており、昨年度から旭川校、札幌校、釧路校で講座が開かれた。今年度からは文部科学省の助成を受け、富良野市で初めての開催となった。
 同研修は先月31日に次いで今月7日、16日、21日の日程で開かれる。講師は北海道教育大非常勤講師で富良野GROUPの久保隆徳さんと同特任教授で富良野自然塾副塾長の林原博光さん。
 初回の研修では倉本さんの講話の後、受講者の自己紹介が行われた。その時に撮影した受講者の話し方や目線、姿勢など良い点や悪い点について検証した。さらに2班に分かれアイスブレークゲームを通してコミュニケーション能力を高めるための話し方などを学んだ。2日目、3日目もアイスブレークゲームを中心に、最終日には企画から発表までの「劇を創る」の研修がそれぞれ行われる。

2012年2月2日木曜日

大きな成果挙げ解散

 「北の国から」放映30周年記念事業実行委員会(能登芳昭会長)の会合が先月30日、富良野市役所で開かれ、経過報告、監査報告をそれぞれ承認し、同日で解散した。
 同実行委員会は、テレビドラマ「北の国から」の放映30周年を記念した事業を長期間にわたって展開するため、昨年1月末に発足した。
 倉本聰氏を総合プロデューサーに選出し、能登市長が会長を務めるなど観光協会、商工会議所、JAふらのなど市内関係機関、団体の代表者らで委員を構成した。「氣がつけば 今 五郎の生き方」をテーマに6月1日から10月31日まで5か月間にわたり、様々な記念事業を開催した。
 主な記念事業として「北の国から」名場面映像&トークライブ開催(9月17日)、記念モニュメントの設置(9月7日)、倉本聰氏講演会の開催(10月9日)などが行われた。このほかに主なイベント事業として「北の国から」広場の開設、バスツアー実施、「北の国から」飲食メニューの提供など。また連携事業として記念グッズの販売などが行われた。
 こうした一連の記念事業の展開に伴い、全国的な反響を呼び起こし大勢の「北の国から」ファンや観光客が期間中訪れた。3月11日の大震災に伴い、旭川市をはじめ層雲峡、美瑛町、上富良野町、中富良野町の観光客が前年より大幅に下回った中で富良野市では前年対比4・7%の微減にとどまり、同事業が観光入り込みの下支えになったものとみられ、同実行委員会ではその下支え効果は約12億円程度と推測している。
 その他の事業報告によると、30周年記念出版物「獨白」の出版では、1万1000部を1冊890円で販売。このうちふらの観光協会が5000部を買い取り、3800冊を販売した。
 「北の国から」名場面映像&トークライブでは倉本聰氏、竹下景子氏、中嶋朋子氏の3氏を迎えて開催され、市民ら340人が参加した。30周年記念の倉本聰講演会には240人が参加。「北の国から」広場の開設では期間中に3万862人の入場があった。
 「北の国から」放映30周年期間限定飲食メニューの企画、販売では市内の42店舗が参加し、丸太ハンバーグ、こごみのピクニックランチ、五郎さんの元気印ホルモン定食、純と蛍の雪山セットなど独創的でユニークな食事を観光客に提供した。
 収支決算報告では、1150万円の収入に対して支出は1091万8876円。また「北時計」運営に伴う収支決算では期間中に4100人が利用し売り上げが123万円にのぼった。



カレンジャー娘のスキルアップ図る

 食のトライアングル(農・商・消)研究会が任命した「ふらのカレンジャー娘」の教養や対話能力を高めるための「座学講習等」が先月27日、富良野緑峰高校で行われた。カレンジャー娘は今年度で8代目になるが、カレーや農業・観光、食と健康に関する知識などのスキルアップを図るのを目的に初めて開かれたもの。今後7月にかけて現地視察研修などを含めて毎月1回のペースで行われる。
 8代目に任命されたカレンジャー娘は、園芸科学科2年の女子生徒4人。第1回目の座学講習では、富良野オムカレー推進協議会事務局長の松野健吾さんとハウス食品㈱札幌支店の吉川彩子さんが講師を務めた。
 松野さんは「カレーによるまちおこしの取り組み」をテーマに、食のトライアングル(農・商・消)研究会設立の背景と活動、富良野オムカレーが誕生した背景など富良野オムカレーの定義について詳しく説明した。
 また吉川さんは「スパイスの魅力に迫る」をテーマに、スパイスの香りづけと臭み消し、辛味づけ、色づけなど3つの基本的な効果やカレーに使われるスパイスの調合、ホール・パウダースパイスの違いなどを分かりやすく説明。4人は容器に入れたスパイスを嗅いだり、油と混ぜるなどの体験を通してスパイスの魅力を楽しく学んでいた。
 リーダーの岡田彩美さんは「色々なスパイスの香りや味、色など初めて知ったことが多く、とても参考になりました。今回の講習会をもとにカレンジャー娘としてこれからも努力していきます」と感想を述べ、今後の座学講習に期待を寄せていた。
 なお、この後座学講習は2月10日、3月9日、4月、5月、5月下旬、6月、7月に開かれ、富良野市の観光や農業振興、富良野オムカレーの提供と接客、富良野オムカレー食べ歩き、高校生のための商品企画塾など現場研修や現地視察研修と合わせて学ぶ。