2012年2月7日火曜日

富良野を皮切りに「スキー博覧会」

 「北海道スノートラベルエキスポ」が5日から新富良野プリンスホテルを主会場に始まり、きょう7日まで開かれる。参加しているのは台湾、韓国、中国、マレーシア、オーストラリア、インドネシアの7か国から旅行会社とメディアの関係者39人。
 5日は午後5時から開会式が同ホテルで行われ、道内からはスキー場の関係者をはじめ市内の業者など62人が出席した。
 はじめに主催者を代表して実行委員長の能登芳昭市長が「今シーズンは北海道にスキーが伝わり100周年を迎え、富良野スキー場も50年目を迎える記念すべき年」と前置きした後、「北海道スノートラベルエキスポは、冬のトップシーズンに、北海道のリゾートに滞在してもらい冬の北海道の素晴らしさを実感していただき、さらに道内のスノーリゾートの最新情報の提供や具体的な商談をしてもらう『スキー博覧会』として開催するものです」などとあいさつし、「北海道は農業、漁業が盛んで日本の食糧倉庫と言われるくらい食材が豊富で美味しい食べ物や温泉、様々な観光施設があり、オールシーズンでお楽しみいただけます」などとPRした。
 続いて国土交通省北海道運輸局の西川健局長のメッセージとして「北海道の雪はパウダースノーでオンリーワン。食文化も魅力があり日本で最も食材が豊富で満足することをお約束します。冬を体感し温泉、食事、交流など北海道のライフスタイルを楽しみ、またビジネスパートナーを見つけるなど国に帰ったら多くの人たちに伝えて下さい」などと伝えた。
 この後プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが「北海道スキー伝承100周年にかける想い」のテーマで基調講演を行ったり、道内13か所のスキー場を映像を通して紹介された。終了後は参加者約100人が参加してウェルカムパーティーが開かれ、ふらのワインをはじめ、十勝ワイン、余市ワインなど道内8社の協賛によるワインを飲みながら和やかな交流が続いた。
 6日は富良野市内の視察、トマム、サホロなど4コースに分かれて視察が行われた。最終日のきょう7日は午前9時から商談会が開かれるなどの情報交換を行う。このほかスキースクールによるスキー体験、スキーウェアニューモデルの試着やスキーニューモデルの試乗などが行われる。



富良野の冬を満喫

 「第47回ふらのスキー祭り」(実行委主催)が好天に恵まれた4、5の両日、富良野スキー場北の峰ゾーン特設会場で開催され、大勢の家族連れの市民や観光客、スキー客で賑わった。
 4日は午後4時から屋台と縁日コーナーが開設され、7時にファイヤー・ストームで開会セレモニーが行われた。この後、富良野弥栄太鼓保存会のメンバーによる勇壮な太鼓演奏を皮切りに、ミニライブ、エアスキー選手権、陸上自衛隊上富良野駐屯地音楽隊のコンサート、花火の打ち上げなど9時過ぎまで次々に行われ、会場に訪れた家族連れの市民やスキーヤー、ボーダーたちを楽しませた。
 2日目は、最高気温が氷点下6度前後までしか上がらない冷え込みだったが、青空が見えるなど無風快晴のイベント日和に恵まれた。
 この中、午前10時から小学生のジュニアアルペンスキー大会(大回転)を皮切りに、今年で3回目の「牛乳早飲み選手権」や初イベントの「雪の運動会」、「ソリスラローム大会」が相次いで開催され、会場を訪れた子供たちをはじめ大勢の市民や観光客が約4時間にわたり富良野の冬のイベントを心ゆくまで楽しんでいた。
 一昨年から牛乳消費拡大キャンペーンの一環として人気を集めているのが牛乳早飲み選手権。午前、午後の2回に分けて計16人が挑戦した。大勢の見物人が見守る中で、900ミリリットル、180ミリリットル、90ミリリットル大中小3本の牛乳の早飲みを競った。午前の部では名寄市から会社の旅行で訪れた30歳代の男性が2年連続のチャンピオンを破り見事優勝した。同男性は「牛乳が大好きで毎日飲んでいるが、1度にこれだけの牛乳を飲んだのはもちろん初めて。しばらくは飲みたくないがいい思い出になった」と笑顔で話していた。
 また5日の日は初企画の富良野「食の祭典」ワンコイングルメグランプリが開かれた。7店舗が参加し、「ホワイトシチューカレー」、「地養豚丼」、「ホワイトカレー」、「昭和の煮干しラーメン」、「富良野の味噌焼きそば」、「富良野の野菜の豚汁」、「ラクレットチーズと富良野野菜のダッチオーブン」の7種類を来場者に提供し、その味を競い合った。会場を訪れた入場者たちは500円でそれぞれの富良野の味を楽しんでいた。

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