2012年7月9日月曜日

北の峯ハイツ改築 東雲町で起工式

 社会福祉法人富良野あさひ郷(仲世古善雄理事長)が運営する特別養護老人ホーム「北の峯ハイツ」=市内中御料=が市内東雲町1番1号に移転・改築されることになり、6日午前、施工業者や関係者多数が参列して起工式が行われた。同施設整備事業費は総額で14億1616万円。施工業者は戸田建設株式会社で工期は来年2月10日。新施設は、介護・福祉ブランドを目指し、利用者に対し信頼、安心、笑顔を提供する。
 現施設は昭和53年6月に建設され、翌54年1月から定員50人で運営が始まった。同年4月から定員を60人に増員し、9月、法人名を「北の峯学園」から「富良野あさひ郷」に変更した。その後定員を90人に増員し、昭和59年4月から現在の100人体制となった。
 移転改築は施設の老朽化に伴い、さらに狭あい化の改善を図り、利用者が安心して快適な生活ができ、適切なサービスを提供する施設にするため、新施設の整備事業計画が昨年夏までに出来上がった。
 新施設の敷地面積は1万2066平方メートル。建物は鉄筋コンクリート2階建て。建築延べ面積は6538平方メートル。施設の内部は個室のユニット型で、10人が1つのグループで生活し、専属の介護職員がケアを行うことができる設計になっており、12ユニットを作り定員は120人。
 また新施設には快適な生活を過ごすための空間と、使い慣れた家具を配置できるよう、ゆとりを確保しプライバシーに配慮した住環境を確保。さらに、共同生活室、集会スペース、教養娯楽室などの共生空間、そして地域に開かれた空間として多目的ホールが設けられる。このほかに、利用する人の立場に立ち、プライバシー、健康、環境に配慮した「しつらえ」に取り組み、安全・安心、温かみのある調度品、車椅子利用者に考慮した設備にする。
 新施設のケア理念は「信頼」「安心」「笑顔」。近い将来、多様な団塊の世代が利用することを見据え、利用者にとって「ここで暮らしたいという期待や希望」、介護者にとって「利便性が高く快適な作業環境」、地域住民にとって「日常生活に新たな交流」を創りだすことにより、富良野の新しい福祉施設の顔、地域へのアピールとなる「介護・福祉ブランド」を目指す。
 なお、新施設整備事業費財源の内訳は、道費補助金4億5843万円、自己資金1億9573万円、借入金7億6200万円。



富良野小ジュニア女子バレーボールチーム
全日本北北海道大会で惜しくも準優

 次の大会では必ず全道優勝し、全国大会出場を目指します―6月23、24日、ファミリーマートカップ第32回全日本バレーボール小学生大会北北海道大会女子の部で惜しくも決勝で敗れ、全国大会出場を逃した富良野小ジュニアチームの選手が市役所を訪れ、能登芳昭市長と宇佐見正光教育長に北北海道大会の準優勝報告と、今年11月に開かれる少年団スポーツ全道交流大会に向けての意気込みを語った。
 富良野で開かれた北北海道大会(スポーツセンター)には各支部予選を勝ち抜いた男・女各16チームが出場し、全国大会出場権を懸けて熱戦が繰り広げられた。富良野小ジュニアチームは、1回戦で北見・紋別地区代表の北見ワンピースジュニアバレーボールクラブを2―1、2回戦で釧路地区代表の釧路鶴野エースを接戦の末2―1で下した。続く準決勝は留萌地区代表の遠別イーグルスを2―0のスコアでストレート勝ちを収め、決勝戦に駒を進めた。
 決勝戦の相手は釧路地区代表の釧路昭和スターティングジュニア。1セット目は16対21で失ったが、2セット目は21対15のスコアで奪い返し、フルセットに持ち込んだ。前半はリードを許したが中盤に連続サーブポイントを挙げ、11対11の大接戦となった。一気にリードするかと思われたが、この後、ブロックやサーブで連続10ポイント取られ、惜しくも全国出場を逃した。
 主将の會田みすずさん(6年)らレギュラー選手6人と監督の中川明教諭、コーチの本多光弘教諭が北北海道大会の成績を報告。この後、選手一人ひとりが、「次の全道大会では必ず優勝し全国大会出場を目指します」などと今後に向けた意気込みを語った。これに対して能登市長は「北北海道大会では良く健闘しました。さらに練習を積み重ね全国大会出場を目指して下さい」などとエールを送った。

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