2012年7月19日木曜日

パソコン大会で日本代表 富良野緑峰高の中村彰宏さん

 マイクロソフト社公認の国際資格「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS(モス)試験)」の受験者を対象とした世界規模のパソコン大会「MOS世界学生大会2012決勝戦」に、富良野緑峰高校情報ビジネス科3年の中村彰宏さん(17)が日本代表の1人として出場する。中村さんは1次選考、2次選考を通過し、全国の高校生、専門学生、大学生など延べ6万5000人の中から、北海道初となる日本代表に選ばれた。世界大会は今月29日からアメリカのラスベガスで開催される。
 同大会は、学生を対象にマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS試験)を取得し、社会人として必要なスキルを身につけ、さらに卒業後には国際的に活躍できる人材育成を目的に開かれており、今年で10回目。
 昨年4月1日から今年3月31日にかけて行われたマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS試験)に受験し、合格した者を対象に選考された。同試験は文書作成の「ワード」、表計算の「エクセル」、図や文字をスクリーンに表示させる「パワーポイント」の3部門で各700点以上で合格。中村さんは初めて試験に臨み、3部門とも合格した。
 特にエクセル部門では満点の1000点を取り、1次選考を通過。そして書類審査、小論文、電話面接などの2次選考が行われた。小論文では「将来の夢」と題し、1200字にまとめて提出し、面接の結果、高校生としてただ1人日本代表に選ばれた。このほかはワード部門で横浜国立大4年の女子学生、エクセル部門で名古屋経済大2年の男子学生、パワーポイント部門で秋田大学4年の男子学生と同志社女子大学2年の学生の4人。
 中村さんとパソコンの出会いは10年前の小学1年の時。父親が買ったパソコンに興味を抱いた。そして小学2年の時、パソコン授業が始まり、自然と自由に操作ができるようになり、特に表計算を行うエクセルが得意になった。
 中学生の時、このパソコン世界大会が開かれていることを知り、いつか自分も出場してみたいと思うようになったという。高校に進学してからは毎日パソコン授業があり、本格的にパソコン技能を身につけた。家に帰ってからも世界大会に向け独学で勉強してきた。
 中村さんは「普段の模擬試験でも何度か満点を取ったことがあった。本番でもある程度の自信はあったものの確信はできなかった。高校生として日本代表に選ばれ大変嬉しい。世界大会に向け、全ての操作ができるようにさらにレベルアップし、世界チャンピオンを目指したい」と世界大会を目前に控え、闘志を燃やしている。
 MOS試験は国内では300万人以上が受験しており、現在日本を含め200の国と地域で実施されている国際資格。試験は全てパソコンを使った実技試験で、要求された操作をどれだけ確実に行えるかを判定する。日本からは2年前のエクセル部門で、昨年はワード部門で世界チャンピオンが誕生している。



社明運動 再犯と青少年の非行防止訴える

 「第62回社会を明るくする運動」と「平成24年度青少年の非行防止道民総ぐるみ運動」富良野市実施委員会(能登芳昭委員長)主催の啓発街頭パレードが13日午後、文化会館前を発着に行われ、32団体約270人が参加し、中心市街地の市民に「社会を明るくする運動と青少年の非行防止」を訴えた。また今年は同パレードに北海道ハーレー警ら隊旭川方面警ら隊富良野支部(田澤豊支部長)の隊員28人が特別参加、先頭を走り沿道の住民に交通事故防止を啓蒙した。
 はじめに出発式が文化会館前で行われ、主催者を代表して能登委員長が「犯罪は減少してきているが再犯が多くなってきており、どうやって防止するかが課題。地域の安全安心を推進し啓蒙するためには、犯罪を防止する大きな役割となっているのがこの街頭パレード」などとあいさつし、地域一丸となった取り組みに大きな期待を寄せた。
 続いて三本松篤・旭川保護観察所長が「犯罪や非行のない安全で安心な地域社会の実現は多くの国民の願い。そのためには青少年を地域が温かく見守り育成するなど、地域に根ざした活動がさらに推進し、『地域の力』が不可欠」などと訴えた滝実・法務大臣のメッセージを能登委員長に伝達した。
 この後、ハーレー愛好者のオートバイ28台を先頭に、部員31人による富良野高校吹奏楽部の演奏に続いて、社明運動の横断幕と大旗を掲げて薬物乱用防止協議会をはじめ、保護司会、富良野BBS会、市議会議員、民生児童委員、人権擁護委員、防犯モデル地区春日東町連合会、連合町内会、地域安全協会、交通安全協会、更生保護女性会、中央婦人会、老人クラブ連合会などの順で中心市街地を約1時間にわたって行進した。
 同日は心配された雨も降らなかった。沿道には多くの住民が詰めかけパレードを見守っていた。特に今年はハーレーの愛好者が参加したことでパレードが盛り上がった。
 なお、同運動は「広げよう 優しい言葉 明るい笑顔」を富良野市実施委員会統一標語として、今月31日まで展開される。

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