2011年6月14日火曜日

緑峰高生のアイディア商品をマルシェで限定販売

 ふらのまちづくり株式会社(西本伸顕代表取締役)は、フラノ・マルシェ1周年記念事業の一環として、「パン&スイーツのアイディア募集」を行っていたが、審査の結果、入賞者を決定し、11日、授与式を同施設のサボール内で行った。
 寄せられたアイディア作品は、市内の小中高生を中心に373点にものぼった。審査の結果、パン部門の最優秀賞に富良野緑峰高校園芸科学科3年、坂本美央さん(17)の「夏の宝石◇◆◇◆トマトパン」、優秀賞に富良野西中1年、荒関海斗さんの「とうきびパン」、アイディア賞に扇山小4年、谷口結菜さんの「富良野メロンパン」がそれぞれ選ばれた。
 スイーツ部門の最優秀賞に富良野緑峰高校流通経済科3年、太田雅人さん(17)の「富良野野菜のケークサレ『まるごとふらの』」、優秀賞に富良野西中1年、小野塚留佳さんの「にんじんケーキ」、アイディア賞に扇山小4年、清水満咲さんの「フルーツいっぱい」がそれぞれ選ばれた。
 坂本さんのアイディアパンの材料はトマト、ジャガイモ、コーン、オニオンの野菜とチーズ、ベーコンを入れた文字通り夏の宝石をちりばめたパン。坂本さんは「私はトマトが大好きなので、トマトを使ったパンができないかと色々と工夫してみました。食べた人が幸せになるようなパンを作ってみたいと思いました。最優秀賞に選ばれ、実際に販売されると聞かされ信じられない気持ちです」と賞状と副賞の商品券を手に笑顔を見せた。
 また、スイーツ部門で最優秀賞に選ばれた太田さんは「普段料理を作ることはないが、授業で先生からアイディアコンクールのことを聞かされ応募を決意した。たまたまテレビで甘くない塩味のケークサレのことを知り、作ってみたくなった。アイディア作品はパンも含めて3種類考えた。おいしい富良野の野菜を使ったら良いケークサレができると思い、カボチャ、ニンジン、タマネギ、アスパラガス、ジャガイモなどを材料に作った」と話し、「野菜が嫌いな子供にもおすすめです。実際に店頭で販売されることになり、地元に貢献でき嬉しい」と受賞の喜びを語った。
 授与式で西本社長は「たくさんのアイディア作品が寄せられ大変嬉しい。今回のアイディア商品は数量限定だが直営店でこれからもいろいろなアイディア商品を作り、フラノ・マルシェのPRに努めたい」と話している。新商品のパンは500円、スイーツは550円で販売。



富良野・美瑛ノロッコ号 初運行に観光客210人乗車

 本格的な夏観光の到来を前に11日、JR北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が運行を開始した。旭川・美瑛~富良野区間で、観光客などにのんびり、ゆっくり田園風景を楽しんでもらうのを目的に、今シーズンも8月31日までの毎日と、9月3日から25日までの土、日、祝日に運行する。
 ノロッコ号は美瑛から富良野にかけての約30キロメートル区間は時速約30キロの低速で走行し、大雪、十勝岳連峰の雄大な山岳美をはじめ、パノラマ状に広がる富良野盆地の美しい田園風景を楽しんでもらう。ラベンダーで有名な中富良野町には臨時駅「ラベンダー畑駅」を設置し、徒歩で約7分のファーム富田のラベンダーを楽しむことができるよう配慮している。
 運行開始に当たり、同日午前9時過ぎ、旭川駅のプラットホームで富良野美瑛観光推進協議会主催の出発式が行われた。到着の富良野駅ではふらの観光協会の職員と観光ボランティアの会員が乗客約210人にラベンダーポプリと「北の国から」30周年記念絵はがきを配り、歓迎した。今シーズンの初運行ということでSLがけん引したことから、ホームに降りた観光客たちはSLの前でビデオやデジカメで黒煙を上げている雄姿をしきりに撮影していた。
 なお、ノロッコ号は今月いっぱいは3両編成(定員170人)、7月からは4両編成になる。

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