2011年6月6日月曜日

タイヤ盗難が多発

 タイヤ泥棒にご用心――5月に入ってから車庫や倉庫に保管されているタイヤの盗難事件が相次いでいる。富良野警察署では「シャッターは必ず下してください。また、車庫付近を低速で何度も走っている不審な車には十分気をつけ、そのような不審車を目撃した場合は直ちに通報して下さい」などと注意と協力を呼びかけている。
 同署の発表によると、今年に入って6月2日までに15件のタイヤ盗難被害と1件の未遂が届けられており、昨年1年間の被害届け出15件とすでに同数となっている。特に5月は11件と多発。6月1日にも未遂を含めて2件の届け出があった。市町村別でみると上富良野町に集中し10件。富良野市5件(うち未遂1件)、南富良野町1件。
 被害場所を見ると一般住宅の車庫が11件、倉庫4件、その他1件(未遂)。富良野市内の倉庫では大型タイヤが1度に100本も盗まれており、南富良野町でも同じく23本。一般住宅の車庫では冬タイヤが盗まれている。被害に遭った一般住宅ではいずれもシャッターを上げたままの状態だったという。1日に未遂に終わったケースは野積みだったが鎖で施錠してあった。
 同署の話によると、被害に遭った付近で聞き込み捜査を行った際、車庫に保管してあったタイヤを確認したところ、4本そっくり盗まれていたことに初めて気付いた被害者もいたという。
 同署では犯行の手口から同一犯の可能性もあると見ているが、「昨年は5月までに7件しか発生していなかった。今年はすでに昨年と同じ件数になった。観光シーズンを迎え、これから秋口にかけてタイヤ盗難が相次ぐことが予想される。車庫の中が丸見えにならないようにシャッターは必ず下げ、用心のため鍵をかけて下さい。また、昼間車庫の付近を車が何度も行き来している不審車を目撃したら、すぐに情報を提供してほしい」などと協力を求めている。



「北の国から」広場 放映30周年記念事業始まる

 「北の国から」放映30周年記念事業実行委員会(能登芳昭実行委員長)は、同記念事業の皮切りとして「北の国から」広場のオープン式を2日、元ふらの広場=市内朝日町5番=で行った。能登実行委員長をはじめ、同事業の総合プロデュースを務めている倉本聰さんら関係者がテープカットを行い、10月末まで観光客や市民に開放する。
 オープン式には約150人の関係者が集まった。テープカットを行った後、能登実行委員長が「3月11日の大震災は自然の恐ろしさと大切さを知らされた。広場は10月まで開設されるが富良野の良さを全国にアピールし、憩いの場として全国から訪れる観光客を迎えたい」などとあいさつ。また、倉本さんは「今回の大震災は意識の転換になり、今、黒板五郎の生き方が求められる。この大震災を機に30周年の記念事業が行われることは感慨深く、ぜひ成功することを願っています」などと述べた。
 開設された同広場には、ドラマ作りに関わった多数のスタッフら関係者が打ち合わせなどを行った元パーラータケダの店内を再現したセットをはじめ、30年間の歩みを振り返った様々なパネルやドラマのスライド上映などが行われている。7月1日からは記念グッズも販売される。同広場は午前9時から午後5時まで開き、休館日はない。入場は無料。
 なお、記念事業は10月に集中して記念講演会、記念モニュメントなどが行われるが、テレビドラマ「北の国から」の誕生秘話をテーマに倉本さんが放映30周年記念に書きおろした新作『獨白』の販売をはじめ、「黒板五郎の流儀」バスツアーが3日から始まっており、10月10日にかけて行われる。
 このほか記念グッズの販売や記念飲食メニュー(28メニュー)が35店舗で提供される。また4店舗でお土産を販売。さらに湖池屋では「北の国から」放映30周年を記念したポテトサラダ風味のポテトチップス120万袋を全国展開で販売する。

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