2012年11月6日火曜日

上富町長選 現職と新人の一騎打ちへ

 任期満了に伴う上富良野町長選は今月27日に告示、12月2日に投開票が行われる。現職で2期目を目指す向山富夫氏(64)=無所属=と新人の一色美秀氏(67)=同=が立候補を表明している。このほかに候補擁立の動きがないため、両氏による一騎打ちの公算が濃厚となっている。4日に向山陣営、5日に一色陣営の後援会が相次いで事務所開きを行い、事実上のまちを二分する選挙戦に入った。
 向山氏は町議会議員(平成11年8月初当選)を経て、平成20年11月に行われた町長選で初当選を果たした。向山陣営の後援会(伊藤里美会長)の事務所は大町1丁目2番1号に開設された。
 事務所開きには役員や支持者ら多数が出席。はじめに伊藤会長が「向山町長は、生活基盤の道路整備や子育て支援など、町の隅々にわたる行政と取り組んできている。町長と私たちの気持ちは同じなので応援し、町長の思いを町民に伝えていきたい」などとあいさつした。
 これに対して向山氏は「いたらない点はたくさんあります。上富良野町の115年の歩みの中に全ての答があります。蒔いた種に花を咲かせるため、引き続き町政のかじ取りを担い、町民の歩幅と目の高さに合わせ、次の世代に向けた私の思いを伝えていきたい」と決意表明を行い、出席した大勢の支持者に協力と支援を求めた。
 一方、一色氏は一色商店に入社した後、昭和43年3月から一色商店代表取締役に就任。平成20年11月に行われた町議会議員選挙に初当選した。一色陣営の後援会(村上重幸会長)事務所は栄町2丁目2番31号に開設された。
 事務所開きで村上会長は「一色氏が出馬表明するまで紆余曲折があった。短期決戦なので草の根運動で展開する。現職の胸を借り、正々堂々と体当たりで取り組んでいきたいので最後まで支援をお願いします」などとあいさつし、参列した多数の支持者に支援を求めた。
 これに対して一色氏は「町議会議員に当選した後に、議員や首長は住民の意見を吸い上げるのが使命と諭された。この4年間、何もできなかった。私は上富良野が大好きです。未来の子供たちのため、上富良野町を盛り上げ、活性化させることが必要です」などと町長選に向けた決意表明を力強く行った。



今年も盛況 シルバー生き生きフェア

 富良野市シルバー人材センター(川瀬好雄理事長、会員数192人)主催の「第4回シルバー生き生きフェア」が10月28日、富良野地域人材開発センターに開設されている「生き生き広場」で開催され、会員をはじめ大勢の市民が訪れ楽しんだ。
 同センターは、独自事業として平成21年度から「生き生き広場」を富良野地域人材開発センターの作業棟を借りて活動しており、今年で4年目。同広場では会員相互の交流をはじめ、リサイクル手芸品や布草履の作成、さらに自転車、自動車のタイヤ預かりなどを主な活動としている。
 フェアは1年間の活動の成果を会員や市民に披露し、交流を図るのを目的に開かれている。同日は肌寒い天候となったものの、午前11時の開始を前に大勢の会員や市民が次々に会場を訪れた。
 開会式では川瀬理事長が同センターが行っている様々な活動の報告を行い、一層の支援を呼びかけた。また能登芳昭市長も来賓として出席し、同センターが果たしている事業に改めて声援を送った。
 この後、福祉施設「北の峯学園」の利用者と職員計25人による「北峯太鼓」を皮切りに、美音の会社中(林祐子代表)の大正琴の演奏、午後からは、同シルバーセンター会員によるリズムダンスが披露された。さらにカラオケ大会、ゲーム大会、抽選会など次々に楽しい催し物が繰り広げられ、会員や市民を楽しませた。
 また人参、じゃが芋、玉ねぎなど農産物の販売、包丁研ぎ、おにぎり、豚汁、焼きそばなどが販売され、3時間にわたり同フェアが開かれた。60歳代の女性は「毎年フェアを楽しんでいます。きょうは気温が低かったこともあり、豚汁がとても美味しかった」と話していた。

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