2011年10月27日木曜日

富良野高も推薦制度の導入へ 管内の中3を対象に学校説明会開く

 富良野高校(中田伸次校長)は20日、来年度同校への入学を希望している中学3年生と保護者を対象にした学校説明会を同校で開き、平成24年度から導入する推薦制度や進路希望別のクラス編成、また25年度から新たにスタートする全日制課程普通課単位制などについて説明を行い、出席した生徒や保護者らに富良野高校が今後取り組む積極的な教育方針をアピールした。
 参加したのは富良野沿線5市町村をはじめ、美瑛、当麻、東神楽、赤井川の18校から生徒249人、保護者20人、教員25人。
 はじめに、学校紹介ビデオが上映された。この後、中田校長が「富良野高校は来年度から大きく変わります。一つは制服の完全実施、二つ目は推薦制度の導入。三つ目は単位制の採用」などと前置きした後、「富良野管内から1時間半もかけてわざわざ旭川の高校へ通学しないで済むよう、充実した教育の環境を整えていきたい。その一つとして生徒のアンケート調査による先生への評価を導入するなど、授業内容を変える。また、1年生から希望別進路のクラス編成を行い、生徒たちの授業への意欲を高めていく。さらに進学のみでなく、また部活動のみでもなく、様々なことを3年間で体験してほしい」などと話し、今後富良野高校が新たに取り組む教育方針と学校運営について理解を求めた。
 続いて、生徒指導、学習指導、進路指導などについて担当教諭から説明。この後、古典、日本史B、現代社会、英語Ⅰなど10科目の模擬授業が1時間にわたり行われた。
 理科教科では、化学物理教室で液体窒素を使った低温実験が行われた。容器の中に入れたマイナス196度の液体窒素に生花を入れ、取り出して手で握ると粉々になるという実験。生徒たちは、恐る恐る生花を液体窒素の中に入れ、取り出して握ってみると、あっという間に形が崩れ、「わぁ」と歓声を上げていた。



牧場で乳牛と楽しく触れ合う 扇山小1年生34人

 市立扇山小学校の1年生34人が14日午前、課外授業の一環として、南扇山2の三好牧場で「乳搾りなどの体験学習」を行った。同牧場の協力で初めて貴重な体験学習が実現した。
 1年生たちは親牛の乳搾りをはじめ、生後2ヵ月から3ヵ月の子牛にミルクを与えたり、乾燥した牧草や配合飼料を与えるなど、約2時間にわたり楽しい生活科の授業を受けた。
 乳搾りの体験では、男の子たちは恐さを感じず直ぐに手を伸ばして搾っていたが、女の子たちは「恐い、恐い」と恐る恐る右手を前に出して母乳に触れていた。子牛へミルクを与える時は大きなミルク瓶を抱え、子牛の口に差しだすと勢いよく吸い付きそのたびに大きな歓声を挙げていた。また餌箱に集まってくる子牛たちには、乾燥した牧草や配合飼料を口元にもっていき、勢いよく食べる子牛たちを楽しそうに眺めていた。
 1年生たちは、この体験学習を通して牛の餌、牛乳の味や栄養、牛乳の旅、三好牧場の1日、牛が大きくなるまで、牧場にある機械などについて学んだ。

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