2012年10月15日月曜日

今年も堂々と熱演 今年で10回目のふらの演劇祭

 「ふらの演劇祭」(実行委員会主催)が6日から8日まで、富良野演劇工場で開かれ、市内の小中学生と中富良野町の中学生の演劇と、市民グループで構成する市民劇が披露された。今年も小中学生と市民がハツラツとした演技を行い、鑑賞した多くの保護者や市民を感動させていた。
 同演劇祭は、富良野市開庁100年を機に、“演劇のまち富良野”を発信し、次世代へ受け継ぐ事業として開催が始まり、今年で10回目を迎え、出演者数は1500人を超えた。市内小中高校生や演劇団体に出演を呼びかけ、専門家による演劇指導とワークショップなどで公演を行い、多くの市民にその出来ばえを披露している。将来的には道内外からも出演者を募集する計画という。
 今年は10回目の節目の年に当たったこともあり、出演団体数が過去最多となり、197人が出演した。6日は布部小の11人が「オニオンたろう」、中富良野中3年生64人が「Sing for tomorrow!」、麓郷中の10人が「望遠郷~忘れてしまった遠い故郷~」の演目をそれぞれ熱演した。
 7日は扇山小4年生44人による「貧乏神物語」、東小4年生40人による「夏休み」、布礼別中3人による「un deux trois(アン・ドュ・トロワ)」の演目をそれぞれ見事に演じ切り、詰めかけた大勢の保護者や市民から大きな拍手を受けていた。
 特に布礼別中が第1回から10回連続出演したことに対し、宇佐見正光教育長が特別感謝状を贈り、長年にわたる演劇祭への協力に感謝の言葉を述べた。
 今回の演目では1年生1人、2年生1人、3年生1人の女子生徒3人による出演だった。このため、終盤には保護者や地域住民、さらに演技指導を行った校長を含めた教職員全員が会場から次々にステージに上がり、それぞれの役割で生徒3人と息の合ったほほ笑ましい演技を展開し、会場から大きな拍手が寄せられていた。
 同祭の最終を飾った8日の市民創作劇には19人が出演し、このほか音響、照明、特別協力など5人が関わった。今年の演目は「みずのかけら」。公務員や教員、主婦、外国人など演劇を愛好する異業種の市民が忙しい仕事の合間を利用して稽古を行い、この日の公演で今年も好演した。



図書館まつり始まる 12サークルの合同作品展を皮切りに

 図書館まつり実行委員会と市立富良野図書館主催の「図書館まつり」が11日から始まった。期間は今月27日まで。合同作品展を皮切りに「おはなし会」「大人の古本市」「オリジナル絵本展」などの特別展示、ふらのキノコの会の「きのこ展示」と「公開講座」など盛りだくさんの企画で開かれる。
 合同作品展は21日まで開かれる。ふらのキノコの会、短歌結社「樹氷社」、アイリス句会、アカシヤ句会富良野支部、はいかい富良野、からまつ詩の会、絵手紙「ななかまど」、絵手紙「遊の会」、絵手紙「秋桜」、和紙ちぎり絵、富良野水墨画同好会、絵手紙「ハッピー&ハッピー」の12団体が出展している。
 おはなし会は、どんぐりのおはなし会(17日、24日、31日)、土よう日のおはなし会(13日)、赤ちゃんとお母さんのためのおはなし会(18日)、えいごのおはなし会(20日)がそれぞれ開かれる。
 毎年好評を博している大人の古本市は20、21日の2日間、午前9時から開かれる。無料で配布し冊数は無制限(先着順)。展示する古本は、小説、文庫本、単行本、絵本、児童書、雑誌など約1万冊。
 特別展示はオリジナル絵本展としかけ絵本展。27日まで展示する。27日にはハロウィンパーティーが開かれ、ホーンテッドハウス(お化け屋敷)、ハロウィンゲーム、コスチュームパレード(仮装行進)、カボチャさがしゲームなどを楽しむ。このほか、市内小中学生が作った「子ども川柳コンテスト作品展」が21日まで展示される。
 同館では「今年も図書館まつりは楽しいイベントでいっぱい。家族揃って来館して下さい」とPRしている。

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