2012年9月6日木曜日

3者が連携協定に調印
市、北大大学院農学部、同大学観光学高等研究センター


 富良野市は3日、国立大学法人北海道大学大学院農学研究院・大学院農学院・農学部と同大学観光学高等研究センターとの連携協定調印式をふらのワインハウスで行った。同協定は、3者の相互の発展に向け、学術・地域振興・文化・教育などの分野で協力・連携するのが目的で、今後連携事項に沿って、各種研修会の講師派遣をはじめ、大学生の農業実習の受け入れ、市民や市職員の社会人講座への受講など人的交流を行い、地域経済の活性化を図っていく方針。
 出席したのは、松井博和・北海道大学大学院農学研究院長・大学院農学院長・農学部長、石森秀三・同大学観光学高等研究センター長、能登芳昭市長と同大学院、富良野市の関係者多数。
 はじめに松井農学部長が「2005年に富良野市の未来の田園都市を目指すため、協定を結んだ」などとこれまでの富良野市との連携を強調した後、「今回の調印は50年、100年を見据えたもの。調印するのみでなく魂を入れ、中身を充実させていきたい」などと述べた。続いて、石森センター長が「当センターは2006年にできた新しい組織。しかし観光創造の分野では国立大学の中で北海道大学のみ。博士課程も創設しており、日本で最も先進的にリードしていると自負している」などと前置きした後、「新たな富良野を目指し、よりグレードアップを図り、新たなスタートとして最大限に協力していきたい」などとあいさつ。
 この後、能登市長は「富良野市は明治29年が開基で110数年が経過した。今回の連携によって農業、観光、環境に対して指導を仰ぎたい。人口は少ないが住んで良かったというまちづくりを行うため、新たな連携のスタートとしたい」などとあいさつした。
 この後、3者による調印が行われ、連携協定書の締結をかわした。続いて、同大学大学院農学研究院の向井地博之事務長が、農学関連技術の発展、農村資源の活用、観光を基軸にした地域の発展、農商工観光連携など10項目にわたる協定書の中身を読み上げた。



大勢の市民、観光客で賑わう
26回目の富良野地域特産品フェア

 NPO法人富良野物産協会主催の「富良野地域特産品フェア」が猛暑となった2日、フラノ・マルシェイベント広場=幸町13番1号=で盛大に開催され、家族連れの市民をはじめ大勢の観光客が訪れ、楽しんだ。
 同フェアは今年で26回目。富良野市を中心とした特産品を広く啓蒙し、実演などを通して出店者と交流を図るのを目的に、毎年盛大に開催され、人気を集めている。今年も26店舗、事業所等の協賛を得て開催された。
 今年の参加店舗数は、春ちゃん寿司、天心農場、西せんべい、高岡桶店、富良野牧場、菓子司新谷、唯我独尊、プチフルール、ふらのワインハウス、富良野とみ川、ばすすとっぷ、JAふらの青年部、富良野物産協会の13店舗。
 同日は前日に続いて気温が上がり、午前中に30度を超える猛暑となった。同フェアは午前9時から午後3時まで開かれた。炎天下にも関わらず子供を連れた大勢の市民をはじめ、観光客が次々に訪れ、富良野地域の目玉特産品を買い求めていた。
 また会場では、ヨーヨー釣り、わたあめなどの子供縁日広場が開設され、また午前10時と午後1時半の2回、ふらの牛乳が無料提供された。さらに特産品が当たる抽選会も行われ、入場者たちを楽しませていた。

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