2012年9月25日火曜日

半世紀の歴史振り返り祝う 富良野ライオンズクラブが盛大に記念式典

 富良野ライオンズクラブ(菊地敏紀会長、会員数76人)の「チャーターナイト50周年記念式典」が23日午後、富良野演劇工場で開催された。同式典には、姉妹クラブの西脇ライオンズをはじめ、ライオンズクラブ国際協会331―B地区の18クラブと関係来賓など約300人が出席し、半世紀にわたる同クラブの奉仕活動を振り返り、節目を祝うとともに、新たな奉仕の第一歩とすることを確認した。また、記念事業では「英語の話せる富良野っ子を目指す日本一の学校づくり」に向け、市内の全小学校(9校)に総額500万円のiPad135台を寄贈した。
 同クラブは昭和37年(1962年)、芦別・旭川ライオンズクラブのスポンサーによる28人のチャーターメンバーで結成され、初代会長に桜木武氏が就任した。全国で131番目、北海道で45番目、331―B地区内で11番目に認証された。
 式典では物故会員の追悼を行った後、来賓、地区役員の紹介が行われた。続いて、菊地会長が「富良野ライオンズクラブの歩みは、ライオンズのモットー『ウィサーブ』を一義として、ライオンズの誓いを守り、幅広い分野にわたり地域分野に密着した奉仕活動を展開してきた。331―B地区において田村憲行さん、福士祐三さんの2人の地区ガバナーを輩出、今年度は佐藤信雄さんが地区ガバナーに就任し、輝かしい実践を重ねてきた」などと前置きした後、「更なる発展に向け、50年の歴史と伝統に裏打ちされた『ウィサーブ』の心を『次世代に継ぎ』、友愛と相互理解の理念を大切にライオンズ精神の高揚に努めてまいります」と式辞を述べた。
 この後、50周年記念アクティビティの発表が行われ、高橋博志大会委員長が、能登芳昭市長に総額500万円の目録を贈呈した。これに対して同市長は「グローバル社会に対する人材を育てるためには、教育環境のIT化は重要であり、これまで情報機器を利用する授業は、コンピュータ教室での実践が中心でしたが、今後は各教室での展開が可能となり、電子黒板との併用など幅広い授業で活用することができ、子供たちの学習意欲の向上につながるものと確信します」などと謝辞を述べた後、「地域での先導役として一歩一歩着実に礎を築かれてきた栄光と伝統を誇る、富良野ライオンズクラブ創立50周年の継続の足跡を節目に、より一層発展することを祈念します」などと祝辞を述べた。
 さらに331―B地区ガバナーに就任した佐藤信雄さんが「富良野ライオンズはローカルのクラブだが、B地区では会員数76人を擁する名実ともに名門クラブと自負している。ガバナースローガンは『友愛と感動で奉仕の絆』とした。会員同士の心と心が友愛で結ばれ、それが大きな奉仕の輪となり、恒久的世界平和のために、なお一層奉仕活動を推進していきたい」などと祝辞を述べた。



ひまわり幼稚園児が緑峰高農場でじゃが芋を楽しく収穫作業

 富良野緑峰高校園芸科学科の生徒とひまわり幼稚園児との連携学習会が好天に恵まれた8月29日、同校付属農場で行われ、生徒と園児が5月末に植えたじゃが芋の収穫作業を行い、お昼にはそのじゃが芋を茹でて楽しく試食した。
 同学習会は毎年実施している。今年もひまわり幼稚園の年長組(61人)と園芸科学科2年生(34人)、同3年生(2人)、園芸科学科職員(9人)が参加して春にキタアカリの品種を植えた。この後、生育の状況を観察し、3回目の学習会が収穫作業となった。
 今年のじゃが芋は6月にかけて全く雨が降らず干ばつとなり、生育が心配された。しかし7月から8月にかけて適度の雨が降り、順調に生育した。同日の収穫作業では園児たちは小さな手で手よりも大きく成長したじゃが芋を次々に掘り起し「こんなに大きくなった」と歓声を何度も上げていた。
 園児たちは用意したビニール袋の中にじゃが芋を次々に入れ、「もう持ちきれない」と嬉しい悲鳴を上げる場面もあった。そして昼には収穫したじゃが芋を農場横の広場で茹で、ほかほかのじゃが芋を食べ、満足な表情を見せていた。なお、この連携学習は10月にも行われ、収穫したじゃが芋を材料にカレーライスを一緒に作り、園児と生徒が収穫の喜びを共に味わう

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