2011年9月22日木曜日

ふらのワインぶどう祭りも雨 25周年を記念したイベントに7000人

 「ふらのワインぶどう祭り2011inまちなか」(実行委員会主催)が18日、ふらの駅前公園(JR富良野駅横)で多彩に開催された。今年は開催25周年を迎えたことから、「25周年記念限定1987年ビン詰めワイン」や、「バッカススパークリングワイン」の限定提供(有料)など話題を盛り込んだイベントが開かれたが、生憎の小雨が降り続いたため、入場者数は目標(1万人)を下回る約7000人(主催者発表)だった。
 午前10時からイベントが始まり、能登芳昭市長が主催者を代表して歓迎のあいさつを行った。この後、25周年記念ラベルコンペ大賞の発表をはじめ、ふらのワインクイズ王決定戦、北の国からクイズ、25周年だヨ!全員集合、ぶどう踏み実演会など午後2時まで次々にイベントが繰り広げられ、家族連れの市民をはじめ大勢の観光客を楽しませた。
 1杯が1500円の「25周年記念限定1987年ビン詰めワイン」(25杯)と初登場で同500円の「バッカススパークリングワイン」(100杯)はそれぞれ完売、ワイン党の話題を集めた。また恒例のぶどう踏み実演会では、PRレディー2人が軽やかな音楽に合わせ見物人を楽しませ、また若い女性たちも実演会に加わり歓声を上げていた。このほか、25周年を記念して11種類のふらのワインも提供され、入場者たちはソムリエになった気分で様々なふらのワインを味わっていた。



ノルディックウォーキング北海道フォーラム 延べ350人が参加し交流

 今年で4回目となる「ノルディックウォーキング北海道フォーラムin中富良野」(実行委員会主催)が今月10、11日の2日間、中富良野町農村環境改善センターを主会場に開催され、道内外の愛好者がノルディックウォーキング大会、フォーラム、座談会、交歓会を通して親睦を図った。主催者発表によると、2日間で延べ350人余りが参加し、これまでの最高となった。
 同フォーラムには、長野県佐久市から40人が参加して盛り上げた。佐久平ノルディックウォーキング協会会長でノルディックながのウォーキング本部長を務める宮本憲一さん(71)が昨年、同フォーラムに初めて参加し、その内容を会員に報告したところ「私たちも参加してみたい」という要望が相次いだことから、大勢で富良野を訪れた。
 宮本さんは「富良野は素晴らしい景観に恵まれており、ノルディックウォーキングには最高です。きょうは中富良野で楽しみ、あすは富良野で歩きます」などと話していた。
 また、静岡県や東京、徳島からも参加。道内では北見、釧路、枝幸、旭川、札幌、江別、白老、伊達など全道各地でノルディックウォーキングを楽しんでいる愛好者が一堂に会した。
 10日は第1部として「中富良野町すこやかロードを歩く」ノルディックウォーキング大会が午前9時半から開かれ、約120人の愛好者が、8キロ、6キロ、のらりっく1・5キロの3コースに分かれ、1~2時間のウォーキングを楽しみ、爽やかな汗を流した。
 第2部は講演会と座談会が午後2時から、農村環境改善センターで開かれた。はじめに、日本健康スポーツ連盟主任研究員で都留文科大学の依田武雄氏が「ノルディックウォーキングと健康づくり」をテーマに基調講演を行った。
 依田氏は「ノルディックウォーキングは全身の持久力を高め、有酸素運動なので利にかなったウォーキング。毎日活発に動き、楽しみながら続けることが大事」などと強調。
 続いて日本赤十字北海道看護大学准教授の山本憲志氏が「ノルディックウォーキングを科学する~運動生理学の立場から~」をテーマに講演。山本氏は「健康であることの最低条件は、自分の手で食べ物を自分の口に運ぶことができること。自分の排泄物は自分で処理できること」などと話した後、専門的な立場からノルディックウォーキングの効用について解説し、「運動は60%の強さで行い、腹八分目の『六動八腹』」の大切さを力説した。
 続いて座談会が開かれた。初めての試みとして全員が1分以内のショートスピーチを行った。ノルディックウォーキングを始めたきっかけや続けていてよかったこと、身体の変化など自らの思いを熱く語った。
 中には体力がついただけでなく「糖尿病の血糖値など生活習慣病の数値が下がった」、「膝や腰が軽くなり歩くことが苦痛でなくなった」、「仲間ができて歩く楽しさが生活の生きがいになった」。また道外からの参加者の中には「あこがれの『富良野地域』を歩けて感動した」などとノルディックウォーキングの楽しさや体への効果を挙げた。
 引き続き夜は交歓会が開催され110余人が参加。中富良野町観光協会の会員や町食生活改善推進委員会「キャロット会」のメンバー創作の地場産野菜を使った料理、デザートの数々が並んだ。「米粉を使ったシフォンケーキ」「カボチャようかん」「お米でつくったチーズサンド」など参加した女性陣からは「レシピが欲しい」と言う声が上がり、急きょレシピをコピー配布したりと終始和やかで楽しい交歓会となった。
 2日目のノルディックウォーキング大会も好天に恵まれた。北星山フラワーパークからオリカリゾート周辺を回るロングトレイルや、ファーム富田内を散策するのんびり「のらりっく」で歩くショートコースなど体力に合わせたコースを幼児から80歳代までが思い思いにノルディックウォーキングを楽しんだ。
 終了後はワインやカボチャ、ジャガイモ、玉ねぎなど地場産の新鮮な野菜などが当たるお楽しみ抽選会が行われ、参加者たちの笑顔で盛り上がった。

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