2011年9月8日木曜日

「ふらのワイン白」と「ソレイユ」銅賞 国産ワインコンクール2011で受賞

 7月末に山梨県で開催された「国産ワインコンクール2011(第9回)」で、富良野市ぶどう果樹研究所が出品した「ふらのワイン白」が国内改良等品種白部門で、「ソレイユ」がロゼワイン部門でそれぞれ銅賞を受賞した。ふらのワイン白は初めて、ソレイユは5年連続の受賞。
 同コンクールは、国産原料を使用した国産ワインの品質と認知度の向上を図り、各産地のイメージと国産ワインの個性や地位を高めることを目的に毎年山梨県で開催されており、同研究所では毎年出品している。審査は外国人を含め20人で行われた。今年度のエントリー数は717。欧州系品種、国内改良等品種など8部門の赤、白などに分けて審査が行われた。
 ふらのワイン白は、セイベル5279種から醸造。北国ならではの、さわやかですっきりとした酸が持ち味。食事に合わせやすい中口。同研究所では「契約栽培ぶどう100%で、農家の皆さんの努力が実りました」と話す。
 ソレイユは華やかなマスカットの香りと低めのアルコール分で飲みやすいロゼワイン。甘酸っぱい風味で、食前酒として幅広い層に人気がある。原料はニューヨークマスカットとセイベル13053。ソレイユはフランス語で太陽。
 なお、ふらのワイン白の価格は720ミリリットルで1246円(税込)、360ミリリットルで670円(同)、180ミリリットルで403円(同)。ソレイユは500ミリリットルで1107円(同)。



「遺言」の記念モニュメント「拾ってきた家」広場に設置 倉本聰さんらで除幕式

 「北の国から」放映30周年記念事業実行委員会(会長・能登芳昭市長)は7日午前、「北の国から」最終章「遺言」で黒板五郎が純と蛍へ言い残したメッセージを彫り込んだモニュメントの除幕式を「拾ってきた家」広場(麓郷)で行った。
 設置されたモニュメントの大きさは縦3メートル、横2・7メートル、重さ15トンの占冠村で採石した自然石。中央に「遺言」のタイトルで黒板五郎が「ここには何もないが自然だけはある。自然はお前らを死なない程度には充分毎年喰わしてくれる。自然から頂戴しろ。そして謙虚につつましく生きろ。それが父さんのお前らへの遺言だ」と純と蛍へのメッセージが刻まれている。
 除幕式の前に黒板五郎を演じた田中邦衛さんの最後のセリフの録音が流された。この後、脚本家の倉本聰さん、能登芳昭市長、北猛俊市議会議長など6人で除幕を行った。実行委員長の能登市長は「環境やエネルギーが今大きくクローズアップされている。『気がつけば今、五郎の生き方』が求められている。市としても行政の中にきちっと取り組み、これからのまちづくりの糧にし、環境やエネルギー問題を富良野から全国、世界へ向けて発信する第一歩としたい」などとあいさつ。
 また倉本さんは「とても立派なモニュメントをありがとうございます。麓郷にも福島から子供たちが来ている。今、新しい生活を見直すことが求められている」などと改めて訴えた。同実行委員会では「この記念モニュメントには倉本先生の思いが凝縮されています。全国のファンや訪れる観光客に伝え、恒久的に残していきたい」と話している。

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