2011年9月6日火曜日

高齢者ばかり3人死亡 相次ぐ複数の交通死亡事故

 5日午前10時頃、富良野市学田三区の国道38号線沿いで中型トラック(6トン)と乗用車が正面衝突、乗用車に乗っていた4人のうち3人が死亡、1人が重傷を負う悲惨な交通死亡事故が発生した。1ヵ月前にも中富良野町の国道237号線沿いで居眠り運転のトラックと乗用車が正面衝突し3人が亡くなったばかり。それだけに相次ぐ複数の交通死亡事故の非常事態に関係者はショックを受けている。
 死亡したのは帯広市西16条南1丁目の無職上嶋勇さん(79)、同、無職上嶋喜代さん(77)、同、無職小澤恵美子さん(73)の3人。助手席に乗っていた同、無職小澤武勝さん(78)が重傷を負った。トラックの運転手(31)は手に軽いけがを負った。
 富良野署の調べによると、乗用車を運転していたのは上嶋勇さん。上嶋さんらは同日早朝、帯広市を出発し、2台の車に分乗して芦別市のパークゴルフ場に向かう途中だったという。市内山部町の駐車場で休憩をとった後、同事故現場で対向車線にはみ出し、トラックと正面衝突した。先に行ったグループが事故に気付き、死亡者の身元が判明した。
 事故当時、事故現場には大勢のやじ馬が詰めかけ、消防署員たちの救命活動を不安そうに見守っていたが「直線道路で見通しも良く、路面状況も良いのになぜこんな事故が起きたのか」と生々しい交通事故に顔をくもらせていた。同署では事故原因を詳しく調べている。



峰高流通経済科の生徒5人 観光甲子園の成果を報告

 市長さん、私たちが考えた観光プランを報告します――8月21日に神戸市の神戸夙川学院大学で開催された「第3回観光甲子園」で見事グランプリ(文部科学大臣賞)に輝いた富良野緑峰高校流通経済科3年生の5人が2日午後、市役所を訪れて能登市長に優勝旗と賞状を披露し、全国一に輝いた「富良野観光プラン」を報告した。
 同甲子園は高校生が主役となって地域をアピールし、実際に旅行商品化を目指す観光プランコンテスト。全国の72校から143点の応募があり、予選審査を通過した富良野緑峰高校など10校がそれぞれ地域独自の観光プランの出来栄えを競い合った。
 富良野緑峰高校からは流通経済科3年の太田雅人さんをリーダーに5人が「へそのまちがええじゃないか~ふらの人になるSUMMER(サマー)&WINTER(ウィンター) Wツアー」をテーマに富良野の観光プランを作成した。同プランは富良野の様々な観光スポットや行政の取り組みなどを紹介し、富良野に住む人々の暮らしを体験してもらい、富良野への移住を促進するというもの。
 発表は12分間で行われ、観光プランの構成やへそ踊りの紹介など他校には見られない独自の演出が高得点につながった。その時の発表を再現し、能登市長に日本一となった観光プランの中身を披露した。
 太田さんは「市長さんをはじめ多くの方々の協力を得て観光プランを作成しました。グランプリを受賞したことで富良野をもう一つ有名にすることができたと思います。今回の観光甲子園出場で富良野が好きになりました」と報告。
 これに対して能登市長は「ご苦労さまでした。グランプリ受賞は大変名誉なことで市民を代表してお礼と敬意を表します。発表を聞いて組み立てが上手で非常に素晴らしい。大人では考えることができない斬新さがあり、訴える力があります。また発表した生徒の声も透き通り良かった。これからのまちづくりの参考にし、観光プランに生かしていきたい」などと称賛した。

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