2013年7月30日火曜日

友好都市親善協定を再表明
西脇市と富良野市が一層交流の輪広げる

 西脇市と富良野市の「友好都市親善協定提携35周年記念式典」と「友好の集い」が27日夜、ニュー富良野ホテルで開催され、両市長、両市議会議長など両市の関係者約100人が出席し、友好都市親善協定提携35年を祝うとともに、今後、両市が文化、教育、スポーツなど様々な分野での交流を一層深めていくことを確認した。
 西脇市からは來住(きし)壽一市長夫妻、北詰勝之市議会議長夫妻をはじめ職員互助会、身体障がい者等親善訪問団、友好訪問団など関係者28人が出席した。富良野市からは能登芳昭市長、北猛俊市議会議長をはじめ、これまでに西脇市を訪問したり、記念式典に参加するなど交流を深めている各団体の関係者ら約70人。
 はじめに能登市長と來住市長が「友好都市親善協定を提携してから35周年を迎えるにあたり、経済・教育・文化・スポーツ・福祉など両市の個性を生かした交流をさらに広げ、この友好の絆を次の世代に引き継いで行く」という内容の再表明に調印した。能登市長は「再表明によって、新たな友好の旅立ちとしたい。経済・医療・文化などで継続的に積み重ねを行い、両市が共に発展していきたい」などとあいさつし、西脇市との友好の絆の深さを改めて強調した。來住市長は「へそのまちの大先輩として大変な誇りを感じており、貴重な財産で嬉しい限り。再表明によりさらに実のある交流に努めていきたい」などと述べ、日本のへそと北海道のへそのまちが今後更なる発展を願った。
 この後、35年を振り返る思い出の映像を上映し、北詰議長と北議長がそれぞれの立場でお祝いの言葉を述べた。続いて「友好の集い」が開かれた。テーブルスピーチでは、西脇市の関係者が「富良野市と西脇市の縁結びとなったのは週刊誌」との秘話も紹介された。各テーブルに西脇市民と富良野市民が半々に同席し、和やかに交流が行われた。



45回目の北海へそ祭り楽しむ

 今年で45回目となる北海へそ祭りが好天に恵まれた28、29の両日、新相生商店街などに設営されたお祭り広場で盛大に開催された。昨年と一昨年、どしゃ降りの雨に見舞われたが、今年は2日間ともまずまずの天候に恵まれ、家族連れの市民をはじめ、道内外、さらに海外からも大勢の観光客が祭り会場を訪れ、昼間のイベントや夜に開催されたユーモラスな北海へそ踊り大会を存分に楽しんでいた。ハイライトの北海へそ踊り大会には2日間で52団体、3700人が参加し、今年もお腹に描いたユーモラスな図腹をくねくねと揺らしながら、見物人の笑いを誘った。



埼玉県農業大学校の生徒2人来富 75日間にわたる長期研修

 しっかり富良野の農業を学んで下さい―埼玉県農業大学校先進農家等体験学習受入式が26日午後、富良野市保健センターで行われた。今年は酪農専攻科2年の加苅頼麗さん(19)と施設野菜専攻科2年の中村亮さん(19)が、10月8日まで75日間にわたって研修を行う。
 同体験学習は、平成13年度から富良野市と埼玉県の農業振興と人的交流を目的に毎年継続して行われており、今年度で13年目。受入式には2人を受け入れる南大沼の及川栄樹さん、山部西22線16番地の天間幸博さん、来賓として高橋恒久・上川農業改良普及センター富良野支所長、小島和明・富良野緑峰高等学校校長がそれぞれ出席した。また、同大学校の柄本利道・助教授が同席した。
 はじめに不在の市長に代わって石井隆副市長が「富良野市はへそとスキーとワイン、農業と観光のまちです。体験学習を活かすことができるよう有意義な2か月半を過ごして下さい」、高橋富良野支所長が「富良野農業は北海道農業の縮図。有意義な研修になると思います」、小島校長が「体に気を付けて充実した研修にして下さい」などとそれぞれの立場で激励した。また柄本助教授は「富良野の農業は埼玉では経験できない大規模な経営。肌で感じることができる貴重な体験になるので、自分の力になるよう2か月半にわたる研修を行って下さい」などと期待を寄せた。
 これに対して加苅さんは「乳牛に関して非常に関心があります。コストを下げ、効率的に大量の乳牛をどのように育てるのかを学びたい。体力には自信があるのでこき使って下さい」、中村さんは「非農家だが、野菜作りに興味があります。大学校では学ぶことができない富良野の野菜作りに魅力を感じ、体験学習を希望しました」とそれぞれ抱負を語った。
 加苅さんを受け入れる及川さんは「富良野市内の酪農家は少ないが経営規模は全道一で、どこにも負けない優れた技術を持っています。可能な限り体験指導を行いたい」、中村さんを受け入れる天間さんは「今、露地スイカ収穫の最盛期です。埼玉農業大学校の卒業生3人が私の農場に就職し、息子の嫁も埼玉の出身。農場には若い仲間が多く、活気に溢れています。バリバリ仕事をし、たくましく成長して下さい」とそれぞれエールを送った。
 2人は8月中旬に市内研修、9月中旬に市外研修を行う。また、28、29日の北海へそ祭りを見物し、9月15日に開かれるふらのワイン・ぶどう祭りを楽しむ。

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