2013年7月24日水曜日

過去2番目に低い投票率
第23回参院選 富良野の開票結果

 第23回参議院議員通常選挙が21日行われた。即日開票の結果、政権与党の自・公が絶対多数の議席を確保し、焦点だった衆参のねじれが解消された。富良野市の開票結果は、選挙区では伊達忠一氏(自現)が3576票を得票した。次いで小川勝也氏(民主現)の2912票。3番目が浅野貴博氏(新党大地新)の1062票。比例代表では、自由民主党3112票(案分票は切り捨て)、民主党2249票(同)、公明党1166票(同)。
 選挙当日(21日)の有権者数は1万9742人(男性9265人、女性1万477人)。投票率は平成7年7月23日に行われた第17回の選挙以来、過去2番目に低い51・23%(選挙区)で全国(52・61%)、全道(54・41%)平均を下回った。特に女性は49・6%で有権者の半数を下回る低調だった。
 投票所は富良野市役所など市内21か所に設けられ、一部の投票所を除いて午前7時から午後8時まで受け付けた。同日は早朝から無風快晴の好天に恵まれ、さらに期日前投票が前回より下回ったことから、選挙管理委員会では投票率の低下を懸念した。
 その予測どおり、第17投票所の山部北星地区コミュニティセンターでは、当日有権者数187人に対し、投票したのは69人で投票率は36・9%、21投票所の中で最低だった。また、40%台の投票率となった6投票所もあり、極めて低調だった。
 期日前投票者数は2865人(選挙区、比例代表とも)で、選挙時登録者数(7月3日現在)に対し14・48%で、前回より0・16ポイント、63人下回った。
 その他の選挙区、比例代表の得票結果は次のとおり。
〈選挙区〉(投票総数1万113、有効投票9478、無効投票635)
 ▽安住太伸氏(みんなの党新) 998票▽森英士氏(共産新) 823票▽森山佳則氏(幸福実現党新)107票
〈比例代表〉(投票総数1万112、有効投票9588、無効投票524)
 ▽新党大地 936票(案分票は切り捨て)▽日本共産党 801票(同)▽みんなの党 523票(同)▽日本維新の会 447票(同)▽社会民主党 136票(同)▽緑の党グリーンズジャパン 87票(同)▽生活の党 64票(同)▽みどりの風 34票(同)▽幸福実現党 29票(同)



緑峰高の安田賢治選手
全道陸上男子3000㍍障害で3位に入賞

 6月18日から22日にかけて函館市で開催された「第66回北海道高等学校陸上競技選手権大会」で富良野緑峰高校電気システム科の生徒3人が入賞する活躍を見せた。このうち、3年生の安田賢治選手(17)が男子3000メートル障害で見事3位に入賞し、今月30日から大分県別府市で開催される全国大会に出場する。同校から全国大会に選手が出場するのはトラック競技では開校以来初めて。また3人の選手が全道大会で入賞(8位以内)したのも初。
 同校陸上部は男女合わせて28人で構成。昨シーズンは全道駅伝大会で6位に入賞、さらに競歩種目で全道トップクラスの選手を輩出するなど監督を務める小野光宏教諭(43)の指導のもと、全道レベルの選手が育っている。
 今シーズンは安田選手が3000メートル障害で自己ベストとなる9分31秒74のタイムで全国出場を手にした。また、全国出場(6位以内)は惜しくも逃したものの、電気システム科3年の大道聖斗選手(17)が5000メートルで7位に入賞。同2年の渡邉紘也選手(16)が3000メートル障害で8位に入賞する活躍を見せた。大道選手は「自己ベストより20秒近くも下回った。タイムより順位(6位以内)を競う激しいレース展開に勝つことができなかった」と悔しさを見せた。
 念願の全国出場を果たした安田選手は「自己ベストを14秒も短縮した。予選(54人出場)を通過し決勝(15人)でもコンディション作りに成功し、力を出し切ることができた。全国では予選通過を目標にベストを尽くしたい」と闘志を燃やしている。同種目で入賞した渡邉選手は、2年生としては2番目のタイム(9分49秒49)だった。それだけに同選手は「自己ベストを上回ることができ、秋の新人戦、そして来シーズンにつながる成績を収めることができた」と早くも照準を秋の大会に合わせている。
 小野教諭は「トラック競技での全国出場は初めて、また3人の全道入賞者を出すことができ、選手たちの日頃の練習成果の賜物。安田が全国を手にしたのは、勝ちたいという強い気持ちがあったからだと思う。全国レベルは高いが予選突破を目指し、一層精進してほしい。また昨年、全道駅伝6位入賞を果たしたが、今シーズンは選手のレベルがさらに上がっており、もっと上を目指したい」と選手たちのさらなる活躍に期待を寄せている

0 件のコメント:

コメントを投稿