2013年7月16日火曜日

がんサロンin富良野 患者、体験者、その家族らが集う

 がん患者や体験者、その家族らが集う「がんサロンin富良野」が先月、富良野協会病院内に開設された。同サロンは北海道委託がん患者相談支援体制整備促進事業の一環として、今年度、富良野市と浦河町の1市1町がモデル地区に認定され、来年3月まで計10回、毎月1回開かれる。
 同サロンは、がん患者や家族の不安・悩みなどに関する情報入手や体験者同士が語り合う場を身近に作ることを目指している。その活動の中心になっているのがアスパラの会(大島寿美子代表)。2004年に発足し、北海道で唯一の婦人科がんのサポートグループ。現在は札幌、旭川、釧路、函館、帯広の5市を拠点として活動しており、今年4月現在の登録メンバーは592人。また、すい臓がん、大腸がん、肺がん、中皮腫など、他のがん腫患者会の活動支援や啓発活動も行っている。
 富良野サロンでは、多くの人たちの参加により、地域ならではの悩み・不安などの緩和や解決の糸口につながることを目指している。更にサロンという場を多くの人たちに知ってもらい、気楽に利用できるだけでなく、地域の人たちがサロンを企画・運営ができるような手法を伝えていく。
 同サロンは、毎月第3水曜日の午後1時から3時までの2時間。この後、同4時まで相談会を開き、看護師が個別で相談に応じる。参加費はお菓子・飲み物代として300円。定員は20人。
 富良野サロンの相談者は、アスパラの会会員で緩和ケア認定看護師の木村恵美子さんと同会員でピアサポーター(がん体験者)の北野克予さん。今月は17日に開かれる。8月は21日、9月は18日、10月は16日、11月は13日、12月は18日、1月は15日、2月は12日、3月は12日に開かれる。
 木村さんと北野さんは「がんと告知された時、治療中、そして退院後に、がん患者や体験者、またはその家族が必要な時に情報を入手できたり、身近で相談したり、悩みを語り合ったりできる場が求められています。一緒に、このサロンで気軽に話したり、情報交換できる場を作りましょう」と参加を呼びかけている。
 申し込みは北海道委託がん患者相談支援体制整備促進事業事務局(電話011・802・1028番。担当者・引地)へ。またEメールはasparanokai@gmail.com



球友ライナーズ野球少年団 全道でもベストを尽くし優勝

 全力を尽くし優勝を目指します―今月26日から札幌コミュニティドームで開催される「第42回全道少年軟式野球大会」に富良野支部を代表して出場する富良野球友ライナーズ野球少年団(安井渉主将、団員数54人)の6年生19人が9日、市役所を訪問し能登芳昭市長に全道大会出場の報告と意気込みを語った。
 同少年団は昭和54年に創立し今年で35年目。団員数は6年生19人、5年生16人、4年生9人、3年生10人の計54人。Aチーム19人、Bチーム16人、Cチーム19人で編成し、週6回、午後4時から2時間半の練習を行っている。これまで平成14年に全道少年軟式野球大会でベスト8、同18年と21年に全日本学童軟式野球大会北北海道大会でベスト4。また同21年の全道少年軟式野球大会ではベスト8に入る活躍をしている。
 今シーズンは6月29、30の両日、富良野市営若葉球場で開催された第42回全道少年軟式野球大会富良野支部予選(14チーム出場)で優勝した。1回戦で鳥沼ジュニアファイターズを9―0、2回戦で東ドングリーズAを3―1、準決勝で扇山レッドペッカーズAを5―2、決勝で扇山レッドペッカーズBを17―0でそれぞれ下し、4シーズン振りに全道大会に出場する。
 はじめに監督の伊藤康則教諭が「体の大きい選手はいないが全力でプレーし、諦めることなく試合に臨み、期待に添えたい」などと話した。この後、安井主将を皮切りに「悔いのないゲームを行い、最高のプレーで全道優勝を目指したい」などと選手一人ひとりが元気溢れる意気込みを能登市長に語った。
 これに対して能登市長は「野球は9人でする団体競技。練習を通して耐える力や仲間づくりが大切。負けてもミスした選手を非難するのではなく、みんなでカバーし合って試合に臨んで下さい。少なくとも1回戦は勝ち抜いてほしい。みんなの全道大会に臨む意気込みはとても素晴らしい」などとエールを送った。

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