2013年8月1日木曜日

五区山部線、南4丁目、黄金通の舗装工事
地域の元気事業費で着工

 富良野市議会臨時会が30日、議会議事堂で開かれ、理事者から提案された総額3億7935万9000円の一般会計補正予算案と麓郷小学校屋内運動場改築工事(建築主体)請負契約の締結の2件について審議し、いずれも原案通り可決した。
 冒頭、能登芳昭市長が市立布礼別中学校の廃止についての教育行政報告を行った。それによると、今年4月25日、布礼別地区連合会会長、布礼別小中学校同窓会会長、布礼別小中学校PTA会長から、市立布礼別中学校を平成26年3月31日をもって閉校することについて地域として合意した「布礼別中学校の閉校、統合に関する要望書」が教育委員会に提出され、7月19日開催の富良野市教育委員会第5回臨時会で市立布礼別中学校の廃止を決定した。今後の対応としては、富良野市立学校設置条例の一部改正と要望書に記載されている要望事項5点を十分に踏まえながら、廃止に向けての準備を進めていく。
 可決された一般会計補正予算の内訳は、五区山部線舗装改修工事費や南4丁目2道路改良舗装工事費、黄金通舗装改修工事費など総額1億3400万円の地域の元気事業費、市街地再開発事業費(道路公共施設管理者負担金)に1億円、基金積立金(地域振興基金積立金=地域の元気事業)に1億4259万4000円。
 麓郷小学校屋内運動場改築工事(建築主体)請負契約の締結の契約金額は2億3824万5000円。請負契約者は軽米・マルササトウ特定建設工事共同企業体。代表者は株式会社軽米組(軽米達也代表取締役)=富良野市末広町18番14号、構成員は株式会社マルササトウ建設(佐藤忠義代表取締役)=富良野市布部市街地。



老いてなおパワーアップ
老若男女約200人が自己ベスト記録に挑む

 快晴に恵まれた7月14日、道北陸上競技協会富良野支部と北海道マスターズ陸上競技連盟が主催する「2013ふらの陸上競技フェスティバル兼第12回北海道マスターズ富良野記録会」が、富良野市営陸上競技場で開催され、6歳の幼児から80歳を超える約200人が出場し、自己ベスト記録に挑んだ。特に最高齢で旭川市の塩田富治さん(87)が800メートルと3000メートルで力走し注目を集めた。
 同フェスティバルには札幌や旭川をはじめ富良野沿線5市町村の小中学生約170人とマスターズ記録会には札幌、北広島、苫小牧、旭川など道内各地区の30歳代から80歳代の約30人が出場し、100メートル、200メートル、走り幅跳び、三段跳びなど男子15種目、女子14種目で熱戦を繰り広げ、それぞれ自己ベストに挑んだ。
 この中で注目を集めたのがマスターズ記録会に毎年出場している塩田さん。塩田さんは小学生の頃から走るのが得意だった。その脚力を活かし、クロスカントリースキー競技選手として数々の好成績を収めている。30歳代の時には全日本選手権大会の15キロで見事準優勝、国体の壮年部15キロで5度の優勝。マスターズ記録会では、80歳と85歳の部で3000メートル、5000メートル、1万メートルの3種目で北海道マスターズ記録を樹立している。
 塩田さんは6月に佐呂間で開かれた50キロマラソンにも挑戦し、7時間58分で完走するという驚異的なパワーを発揮した。「子供の頃から走るのが得意だった。ずっと走り続けている。特に健康法はないが、とにかく美味しくご飯を食べること。そして何事にも挑戦すること」と話す。「きょうは体調が十分でないので自己タイム(3000メートル)を更新することはできないと思うが最後まで走りたい」と競技前に入念な準備運動を行っていた。
 また、当別町から参加した松木正広さん(67)は「もう20年以上マスターズに挑戦している。5年前には医師から回復が無理だと言われた胆管がんを患った。5年が過ぎたので完治したのではないかと思っている。マスターズに出場したいという強い気持ちが後押しし、がんを克服できたものと確信している。今年も出場することができ、とても嬉しい」と話し、60メートル、100メートル、200メートルの3種目に出場し力走した。
 一方、フェスティバルでは6歳の幼稚園児から小中学生たちがトラックとフィールドで自己更新を目指して日頃の練習成果を存分に発揮していた。

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