2012年8月28日火曜日

種目別で全国2位 緑峰高の工藤冬花さん

 堂々の全国2位―富良野緑峰高校の商業クラブに所属するビジネス情報科3年の工藤冬花さん(17)が、7月31日に東京都で行われた第59回全国高等学校珠算・電卓競技大会の電卓部門種目別応用計算で見事2等に入賞した。さらに個人総合競技でも上位の高得点を挙げ、佳良賞を受賞する好成績を収めた。
 同全国大会には47都道府県から予選を勝ち抜いた珠算400人と電卓188人が出場し、乗算・除算・見取算の計300点と応用計算300点の合計600点でそれぞれ高校全国一を競った。
 電卓競技部門には各校から団体1校3人、個人1人の計4人が出場した。富良野緑峰高校からは工藤さん、情報ビジネス科3年の岩渕佳代子さん、同2年の佐藤まど佳さんの3人。
 富良野緑峰は、昨年に続いての出場で入賞を目指したが、3人合計による団体競技では40点足りなくて惜しくも入賞を逃した。だが、個人総合競技では工藤さんが490点を挙げ、188人中23番目の得点で佳良賞を受賞。さらに種目別競技応用計算では2番目の成績で表彰された。
 工藤さんは「パソコンのキーを打つのが得意だった。高校に入学してから電卓にも興味を抱き、熱心に取り組み始めた。放課後約2時間、自宅でも1、2時間練習を行ってきた。特にこの2年間集中して電卓計算に打ち込んできた。全国大会出場は2度目で入賞を目標に取り組んできた。努力が佳良賞と全国2位につながり、本当に嬉しい」と笑顔で全国初入賞を喜んだ。
 また3年間、商業クラブの顧問として指導してきた保坂雅裕教諭は「電卓の授業時間はわずか。その中で3年間、自分に妥協することなく挑戦を続けた努力を評価したい。後に続く生徒に少しでも刺激になってくれれば嬉しい」と工藤さんの全国入賞を称賛している。
 なお、工藤さんは今月8日、東京都で開かれた第59回全国高等学校ワープロ競技大会に出場しており、さらに9月2日、同じく東京都で開かれる全国高等学校電卓競技大会にも北海道を代表して出場し、再び全国一を競い合う。



高齢者と楽しく情報交換

 NPO法人山部まちおこしネットワーク(山崎伸一代表、会員23人)主催の「そば打ちの実演・食事会・演奏会」が今月6日、山部ドライブインで開かれ、山部地域の一人暮らしの高齢者を楽しませた。
 同ネットワークは、山部地域の活性化とまちおこしを目的に、今年2月6日に設立された。5月25日に法人としての認可を受け、6月1日から本格的に活動を開始している。
 その一環として75歳以上の独居老人16人を招待し、交流を行った。会場では、山部@まるごと体験村の村長を務める宍戸義美さん(80)が、50年のキャリアを生かしたそば打ちの実演を行い、約40人分のそばを打った。
 また食事をしながらギターと尺八による演奏が行われた。市内など様々なイベントに出演している「風と啄木鳥」の久林庸さん(62)と山中詔市さん(63)。久林さんがギター、山中さんが尺八を担当し、ナツメロを中心に30分間にわたり演奏を行い、楽しいひとときをお年寄りたちに提供した。
 招待された80歳代の女性は「手打ちそばなので歯ごたえがあり、とても美味しかった。またギターと尺八の演奏も素晴らしく、私たちを楽しませてくれました」などと感想を述べた。
 山崎代表は「高齢者との交流を通してコミュニケーションを図り、万が一の災害の時に安否確認や声かけなどに役立たせたい」などと話し、今後も定期的に食事会などを開いていく方針という。

0 件のコメント:

コメントを投稿