2011年8月29日月曜日

北の峯ハイツ移転改築へ 来年6月着工、定員120人

 社会福祉法人富良野あさひ郷(仲世古善雄理事長)が運営する特別養護老人ホーム「北の峯ハイツ」=中御料=の移転・改築に伴う施設整備事業計画がまとまった。今月29日夜、移転の対象となる新光町、瑞穂町などの町内会、住民への説明会が瑞穂コミュニティセンターで開かれる。
 同計画によると、施設の老朽化、狭あい化の改善を図り、利用者が安心して快適な生活ができ、適切なサービスを提供する施設にするため、新施設を平成24年度に東雲町に建設する。敷地面積は1万2107平方メートル。建物は鉄筋コンクリート2階建て。
 施設の内部は個室のユニット型で、10人が1つのグループとなって生活し、専属の介護職員がケアを行うことができる設計になっている。12ユニットを作り定員は120人。床面積は6399平方メートル(1階3270平方メートル、2階3129平方メートル)。工期は補助事業(道費)が確定すれば来年6月下旬に着工し、平成25年2月上旬に竣工の予定。
 新施設は、快適な生活を過ごすための空間と、使い慣れた家具を配置できるよう、ゆとりを確保しプライバシーに配慮した住環境を確保。また、共同生活室、集会スペース、教養娯楽室などの共生空間、さらに地域に開かれた空間として多目的ホールが設けられる。
 新施設は、利用する人の立場に立ち、プライバシー、健康、環境に配慮した「しつらえ」に取り組み、安全・安心、温かみのある調度品、車椅子利用者に考慮した設備を計画している。
 現施設は昭和54年1月に建設され、定員50人で運営が始まった。その後、定員を60人、90人と増員し、昭和59年から現在の100人となった。
 なお、住民説明会は同日午後6時から開かれ、対象地域住民は新光町、瑞穂町、東雲町、北大沼、麻町、住吉町。



富良野神社例大祭 五穀豊穣や商工繁栄を願う

 富良野神社(西川邦秀宮司)の例大祭が24日から26日まで3日間にわたり開かれた。25日の本祭りは午前中から夕方にかけて、26日の後日祭も時々雨が降るなど生憎の例大祭となったが、家族連れなど多数の市民が神輿渡御を見物したり、神社境内で行われた歌謡ショーやカラオケ大会などの奉納イベントを楽しみ、五穀豊穣や商工繁栄などを祈願した。
 恒例の神輿渡御は午前と午後に分けて行われた。午前9時過ぎに中五区のマルハニチロ北日本富良野工場を皮切りに、御料―北の峰町―学田三区―西町―錦町など郊外の住宅街を車両で巡回。
 午後は文化会館前から、中心市街地を総勢約200人が練り歩いた。各「お休みどころ」では商工青年のみこし、女性による北海へそみこしをはじめ、小学生による浦安の舞、獅子舞、弥栄太鼓の奉納行事が行われ、大勢の見物人を楽しませた。
 「浦安の舞」では小学生8人の女子児童と女子中学生2人が舞姫を務め、市内18カ所に設けられた「お休みどころ」で五穀豊穣などの奉納を行った。また、富良野獅子舞保存会による奉納獅子舞では、3歳の幼児が懸命な舞を披露し、周りの見物人を楽しませていた。

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