2012年6月25日月曜日

ふるさと大使 第1号に松井博和氏

 富良野圏域の1市3町1村で構成する富良野地区広域市町村圏振興協議会(会長・能登芳昭富良野市長)は22日午前、「ふるさと大使」の委嘱式を富良野市役所市長応接室で行い、能登会長が上富良野町出身で北海道大学大学院農学研究院長・農学院長・農学部長の松井博和氏(62)に委嘱状を交付した。
 ふるさと大使は、圏域の在住者や出身者などゆかりがあり、各分野で活躍している人を対象に本年度初めてスタートした事業。
 第1号となった松井氏は富良野高校から北海道大学農学部に進学し卒業。卒業後、同大学の助教授、教授を経て、昨年4月から現職。この間、平成17年12月には北海道大学農学研究科及び農学部と富良野市との間で締結した「包括連携協議」に尽力。さらに翌年9月には富良野市産業研修センターに北大富良野サテライトを設置。また富良野市内の小中学校や高校で講演を行ったり、富良野消費者協会会員向けの研修会を開くなど、積極的に富良野圏域の人たちと交流してきた。
 能登市長は「富良野圏域は農業が基幹産業。松井先生の知識と経験を生かし、富良野圏域での助言、ご指導をお願いします。これからの自治体はそれぞれの団体と連携して行政を進めていくのが使命です」などと今後の松井・ふるさと大使の活躍に大きな期待を寄せた。
 これに対して松井氏は「ふるさと大使の委嘱は夢にも思っていませんでしたので心から嬉しいです。私は『ふるさと』という歌が好きでよく歌います。富良野市との連携締結は道内で最初。若い人たちを指導、育成していくのが私たちの大きな使命です」と大使として語った。



風のガーデンをライトアップ

 新富良野プリンスホテルは、旧ゴルフコース内に造成した「風のガーデン」を「ナイトガーデン」として、16日から夜の営業を夏期限定で行っている。
 同ガーデンはテレビドラマのロケ地として使用した英国風ブリティッシュガーデンを造成し、2008年(平成20年)5月にオープン。約2000平方メートルの広さに、365品種、約2万株の花々を植栽。季節ごとに美しい様々な花が咲き乱れ、訪れる観光客の目を楽しませている。
 今シーズンで開業4年目を迎えたことから、新たな富良野エリアの魅力発信の一つとして、ナイトガーデンを9月30日までの夏期限定で営業を行う。LEDライトを使用したライトアップで演出。電力は風力発電機による蓄積電気を主に使用し、環境に配慮する。点灯時間は午後7時から8時半まで。入園料は1人500円。
 初日は午後7時45分の点灯開始に合わせ、ガーデン内グリーンハウスで、チェロ、ピアノによるクラシック演奏会が開かれた。同ホテルでは「ナイトガーデンのコンセプトは、昼は『花と太陽』、夜は『星と光』です。富良野の美しい自然の中、星空と光による幻想的な世界を楽しんで下さい」とPRしている。

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