2012年6月18日月曜日

戦公没者を厳かに慰める

 富良野市主催の「戦公没者追悼式」が快晴に恵まれた15日午前、朝日ヶ丘公園内の平和祈念塔前で行われた。遺族68人、各関係団体の代表者73人が参列し、戦没者650柱と開拓の父・中村千幹をはじめ郷土発展に尽力した名誉市民など公没者14柱の御霊(みたま)を厳かに慰め、恒久平和と郷土富良野の限りない発展飛躍を願った。
 式典は午前10時から行われ、主催者の能登芳昭市長は、「多くの尊き命が失われた先の大戦から早や67年の歳月が過ぎ去り、戦争の記憶が風化されつつある今日、戦争の悲惨さ、開拓のご労苦をしっかりと心に刻み、ここに戦公没者の御前に皆様とともに謹んで哀悼の誠を捧げ、恒久の平和を祈り、市民とともに健やかに生き、明日の富良野の更なる発展のために心を合わせて努力することをお誓いします」などと式辞を述べた。
 この後、北猛俊市議会議長をはじめ、知事(代理)や戦公没者遺族代表で富良野市連合遺族会会長の稲田寛さんらが、それぞれの立場から「戦後67年が経ったが風化させず、二度と戦没者を出してはいけない」などと追悼の言葉を述べ、戦没者の御霊を慰め、恒久平和と郷土の発展を改めて誓った。
 この後、能登市長を皮切りに、北市議会議長、本間勲道議会議員など各団体の代表者をはじめ、遺族が次々に祭壇に上がり献花を捧げ、戦公没者に対して心から追悼の意を表した。



上富中男女とも各種目で上位独占

 今年で41回目の富良野地区中体連陸上競技大会が無風快晴に恵まれた14日、富良野陸上競技場で開かれ、富良野沿線13校から男子120人、女子85人が出場し、100メートル競技をはじめ、トラック、フィールドで全道大会の出場権をかけてスピードと技を競い合った。
 6時間にわたる熱戦の結果、男子4×100メートルリレーで上富良野中が6年ぶりの大会新となる46秒5をマークした。さらに全道標準突破者が男子で5人、女子で追い風参考を含め6人を数え、これまでにない高いレベルの成績を収めた。また優秀選手賞に、男子で100メートル、200メートル、4×100メートルリレーの3種目で優勝した上富良野中3年の十鳥夏生人選手、女子で富良野東中3年の野澤結花選手がそれぞれ選ばれた。
 同日は日中の最高気温が21度まで上がり、無風快晴の絶好の大会日和となった。この中、男子100メートル予選を皮切りに、男子13種目、女子10種目で熱戦が繰り広げられた。
 中でも圧巻だったのは最後の種目で8校で競った男子4×100メートルリレー。昨年秋の全道大会で初優勝を飾っている上富良野中の優勝は確実視されていたが、100、200メートルを制したほか、11秒台、12秒台前半の記録を持つ4選手が見事なレースを展開し、これまでの大会記録を1秒5も短縮する好タイムを挙げ、7月27日から旭川市で開かれる全道大会につなげた。

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