2012年5月10日木曜日

ふらのワインぶどう祭り 入場者1万人を目指す

 ふらのワインぶどう祭り実行委員会(能登芳昭実行委員長)は、4月27日、市役所大会議室で1回目の会合を開き、9月16日に駅前公園(JR富良野駅横)を中心に開催する同祭りの実施概要などを協議した。同祭りは今年で26回目になり、街なかに開催場所を移して6年目。多くの市民・観光客に満足してもらえるよう魅力アップを図る。
 はじめに能登実行委員長が「市街地での開催は今年で6回目。来場者の約25%が市民。ワイン事業は農家の所得アップを図るため、30万本体制で販売しており、道内17か所あるワイナリーの中でベスト4に入る実績があると思う。ワインの販売は富良野の地産地消につながる」などとあいさつし、同祭りの開催への協力を出席した委員に改めて訴えた。
 同祭りは9月16日午前10時から午後2時までの4時間にわたり、駅前公園のほか、駅横駐車場(JAふらの本所向かい)、JAふらの農協本所前駐車場で開催される(雨天決行)。入場料は無料だが、飲み物、食べ物は有料販売。
 実行委員会は、昨年の経過と収支決算報告などをそれぞれ承認した。続いて今年度の基本方針として、①富良野の農作物をはじめ、ふらのワインを飲んでいる市民や観光客に感謝する②ワインにこだわった特色あるイベントとし、ワインの普及に努める③アトラクションや飲食物に地元の農作物を使い、地元の農作物を広くPRする④1万人の誘客を目指す―などを挙げている。
 主なアトラクションは、ぶどう踏み実演会、ワインに因んだアトラクション、ふらのSAKEコーナー、コルクの広場、縁日コーナーの開設など。会場には30店舗が出店し、計450万円の売り上げを目標としている。このほか関連イベントとして、フリーマーケット、ふらのはしご酒大会が行われる。なお、同祭り事業費の収支予算額は328万円。



フラノ・マルシェ 3年目も好スタート

 ふらのまちづくり株式会社(西本伸顕代表取締役)が運営する複合商業施設「フラノ・マルシェ」=市内幸町13番1号=が先月末でオープン3年目に入り、前年度を上回る好調の入り込み客数となっている。4月29日から今月6日までのゴールデンウィーク中の入り込み客数は3万3500人に上り、前年より11・7%の伸びで順調に推移した。
 同施設は、「富良野の農と食の魅力」を発信し、食を楽しみ、交流の輪を広げる「まちの縁側」として平成22年4月28日にグランドオープンした。施設内は富良野の素材を使った作り立てのスイーツ&パンを販売する「サボール」、富良野のオリジナル商品を販売する「フラディッシュ」、富良野に関するお土産品を販売する「アルジャン」、富良野産の野菜にこだわる産直市場の「オガール」で構成されている。
 中心市街地でのユニークな店舗構成と多様な商品の販売、さらに富良野のブランド力が相乗効果を発揮し、オープン以来、市民をはじめ大勢の観光客が訪れている。
 初年度の入場者数は55万5525人を数えた。昨年は東日本大震災の影響で観光客の入場者数が減少するものと見られていたが、道内の観光客がリピーターとなって家族連れで訪れたこともあり、23年度は初年度より11万人上回る66万8015人。特に夏観光のトップシーズンの7月には月別最高の13万人を超え、8月も12万人を上回った。さらに10月から冬期間にかけても初年度を上回る入り込み客数。オープン2年で延べ122万3540人にも上った。
 そして3シーズン目も好調。4月は3万8040人の入り込み客数で前年対比85・1%の伸び。オープン1年目の平成22年4月は9日間のみの営業で入り込み客数は2万人を超えていた。しかし昨年は東日本大震災の影響を受け、入り込み客数が大幅に減少した。
 今年のゴールデンウィークは前半好天に恵まれたため、4月29日、30日の2日間で8300人を超え、前年より3800人上回った。また1、2日の平日も家族連れの観光客が大勢訪れた。さらに後半は曇りや雨となったが、帯広、釧路、室蘭ナンバーの乗用車が続々駐車し、前年より下回ったものの、入り込み客数は、8日間で約3500人上回った。

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