2012年4月7日土曜日

春の全国交通安全運動

 子どもと高齢者の交通事故防止―などを運動の重点とした、「春の全国交通安全運動」が6日からスタートしたが、5日夕、富良野警察署(北川幸一署長)で同運動の出動式が行われ、沿線の交通安全協会の関係者と署員計約30人が、死亡事故ゼロを含め交通事故撲滅に向けて官民一体となった交通安全運動を展開していくことを確認した。
 同運動は今月15日まで10日間にわたり実施され、「子どもと高齢者の交通事故防止」をはじめ、「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」「スピードの出し過ぎ防止」の5項目を重点目標に掲げ、交通安全協会や自治体、民間団体と連携して啓発啓蒙を展開する。
 初日の6日は全道統一行動日として「セーフティーコール」が実施され、10日には「交通事故死ゼロを目指す日」に定めて運動を展開する。
 出動式には富良野地方交通安全協会をはじめ、富良野、山部、上富良野、中富良野、南富良野、占冠の各交通安全協会の会長、沿線自治体職員と警察官が出席した。
 はじめに北川署長が同運動の重点項目を説明した後、「道内の4日現在の交通死亡事故は昨年より2人少ない33人。昨年は道内で195人が亡くなったが過去最少。最も多かった昭和46年に比べると4分の1以下まで減っている。しかし当署管内では前年より7人も多い8人が亡くなった。だが人身事故は57件で過去最も少なく、傷者も大幅に減少した。今年は交通事故ゼロを目指し負傷者がでないよう、皆さんの協力で運動を展開していきたい」などと述べ、改めて沿線の交通安全協会への協力を求めた。
 続いて4月1日から任意団体となった富良野地方交通安全協会の広瀬寛人会長が来賓を代表して「私も交通指導員の一人です。一人の犠牲者も加害者も出さないよう10日間にわたり運動を展開し、共に頑張りましょう」とあいさつし、官民の連携を改めて強調した。この後、パトカーを先頭に各沿線自治体の広報車が次々に出動した。



新就職者歓迎会開く

 富良野商工会議所と富良野労働福祉協議会主催の「新就職者歓迎会」が5日午前、ニュー富良野ホテルで開かれ、今春、市内のホテルや事業所などに就職した新社会人14人を招き、前途に大きな期待をかけた。
 はじめに荒木毅会頭が「厳しい就職難の中で就職できた皆さんはとても運がいい。運のいい皆さんが就職したので会社も運が良くなります。よりよい仕事をするには何をすればよいかを考えると仕事が楽しくなります。仕事を大事にし、一生懸命会社のために尽くし、人生を素晴らしいものにして下さい」とエールを送った。
 続いて来賓の能登芳昭市長が「富良野市では市内の高校生2人を含め7人を新規採用しました。14人が市内の企業に就職したことはありがたい。継続は力なりです。自ら耐える力を磨き、自分の力でこれからの人生を歩んで下さい」などと激励。さらに西誠・旭川公共職業安定所富良野出張所所長が「今の会社で働き続けること。新就職者の30%
が1年以内に、3年以内に50%が就職した会社を辞めています。続けて仕事をすることが大事です。また仕事以外でも献血など社会に貢献できることにかかわって下さい」とエールを送った。
 これに対して新就職者を代表し、株式会社コダマに就職した大関貴寿さんが「私たちは長きにわたる学校生活より、今、社会人として第一歩を踏み出しました。入社したからには、一人前の仕事ができるよう、誠心誠意努力する覚悟です」などと謝辞を述べ、新社会人としての意気込みを表した。この後、荒木会頭、能登市長、西所長ら関係者との会食が行われ、14人の新社会人を祝福し、これからの活躍に大きな期待を寄せた。

0 件のコメント:

コメントを投稿