2012年4月3日火曜日

ふらの青年塾 開講へ

 青年の出会いと交流の場の創出を目的とした「ふらの青年塾」が今年度からスタート、5月11日の開講に向けて富良野市教育委員会で塾生を広く募っている。
 同委員会は、平成23年度に実施した青年対象のアンケートを分析した結果、「出会いの場」を作り、次代を担う青年たちによる活動の活性化に向けた青年活動や青年集団をリードする人材育成に向けた研修の場として、同塾を開設する。
 同塾の運営は基本的に入塾した生徒を主導に企画を行うことにしており、①コミュニケーションワークショップ②各種体験活動や交流活動の企画と参加③交流イベントの企画④交流イベントの実施⑤次年度の企画など―を柱に活動していく方針という。
 対象は市内在住の概ね20~39歳で定員は設定しない。募集期間は今月27日まで。受講料は無料。申し込みと詳しくは、社会教育課社会教育係(文化会館内)(電話39・2318番、FAX39・2330番)へ。



富良野国の子寮 待望の新施設が完成

 社会福祉法人北海道婦人共立愛子会(名取シズ理事長)が運営する児童養護施設「富良野国の子寮」(高島正人施設長)=東鳥沼=の新施設が旧施設前に建設された。3月上旬に完成し、引っ越し作業も終え、70人を超える寮生たちが広々とした新施設で生活を楽しんでいる。
 同施設の改築は昭和39年以来3度目。新施設は解体工事費を含め総事業費約4億9000万円で建設された。鉄筋コンクリート3階建てで広さは旧施設の約2倍の2800平方メートル。各階とも広いスペースが確保され、中高生の個室化、男女別の浴室も作られるなど、寮生たちが楽しく快適な生活が過ごせる新施設になっている。
 新施設は旧施設西側の敷地内にT字で建設された。定員は75人。寮生の居室の約4割は個室化され、心理室や家庭支援室も設けられている。
 国の子寮は創立者の故名取マサさんが終戦と同時にいち早く、引揚げ孤児、戦災孤児の6人を自宅に預かったのが始まり。それは今から67年前の昭和20年8月のことだった。
 その後、有志の協力、支援を受けて同24年8月に鳥沼公園内に3階建ての「子供の家」を建設。そして同39年12月、現在地に鉄筋コンクリート一部2階建ての寮舎が完成した。同53年には児童居室を確保するため総2階に増築された。さらに、職員住宅の建設や体育館の全面改修、児童トイレ、洗面所、事務室などの改装が行われ、平成2年には施設前の敷地内に地域交流ホールが建設された。
 現在、同施設には4歳から18歳までの70人を超える子供たちが生活している。平日は午前6時半に起床し、7時に朝食、11時半に昼食、午後5時半に夕食をとり、8時までに幼児と小学生は就寝。中高生は11時の消灯
 このほか年間の行事として海水浴、キャンプ、国の子寮祭、お楽しみ会、クリスマス会、スキー、お別れ会などが行われる。また小学生はクロスカントリースキーや野球などスポーツ少年団に参加し、中高生たちは部活動に励んでいる。夏には畑で野菜を栽培したり、鳥沼公園で自然と触れ合い、冬にはスキーやスノーボード、雪遊びを楽しんでいる。

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