2012年3月22日木曜日

「食」と「衣」で文化交流を

 富良野オムカレー推進協議会(谷口正也会長)は、「食」と「衣」の文化交流を深めるのを目的に、今月2日から4日にかけて友好都市の西脇市(兵庫県)を同協議会関係者3人と市民4人で訪問した。7日、訪問した4人が市役所を訪れ、能登芳昭市長に訪問先の状況と成果を報告した。それによると、今後の両市の交流の一環として、播州織のエプロンやタペストリーをオムカレー提供店で使用したり、西脇高校生の北海へそ祭りへの参加、ふらのカレンジャー娘との交流、播州ラーメンを富良野のイベントでPRすることなどの調整を図っていくことを確認した。
 市長に報告したのは、同協議会事務局長で富良野市商工観光課主査の松野健吾さん(41)、同正会員の石川節子さん(64)、同酒井民妃さん(54)、朱美織染織工房「織人の里」代表の原あけみさん(59)。
 今回の訪問では西脇市の伝統工芸「播州織」の魅力を学び、播州ラーメン、北はりま旬菜館、道の駅「北はりまエコミュージアム」、日本のへそ公園などを訪れ、2泊3日の日程で西脇市の食と観光を楽しんだ。
 はじめに松野さんが訪問成果として、「西脇高校生活情報科と富良野オムカレー推進協議会による「衣」による交流事業を行うことの調整が進められることになった。また播州ラーメンと富良野オムカレーの「食」による交流事業も今後両市で行う予定」などと報告した。
 また、原さんは「今回の訪問はすごく関心がありました。なぜなら私が44年前に織物技術を学ぶために富山県に集団就職したからです。当時のことがよみがえった。播州織を見学できたことは今後の作品づくりに大いに役立つと思います」などと訪問の成果を話した。また、酒井さんは「昨年11月に開かれた姫路市でのB―1グランプリに参加しました。西脇市の大勢の人から応援いただいたが、今回の訪問の成果を市民に伝えたい」と語った。
 これに対して能登市長は「これまでも行政や団体が交流を行ってきているが、こうした形で交流することは大変よいことです。今年は富良野で全国へそのまちサミットが開かれます。口コミでお互いに宣伝することが大事」などと話した。



車に気をつけて長生きしてね

 富良野市交通安全協会は、幼稚園児が吹き込んだ高齢者に交通安全を呼びかけるCDを製作し、14日午後、エーコープフォーレスト店=市内新富町=に寄贈した。
 高齢者の交通安全対策の一環として、ルンビニ幼稚園(宮田俊昌園長)に協力を求め、年長幼児5人(男児3人、女児2人)が、「おじいちゃん、おばあちゃん、交通ルールを守って長生きしてね」など3通りの交通安全を呼び掛けた言葉をラジオふらのでCDに収録した。
 収録に協力した後藤響ちゃん(6)ら5人が同店を訪れ、富良野警察署交通課の片山照康係長が見守る中で、小林英樹店長に「おじいちゃん、おばあちゃん、車に気をつけて長生きをして下さい」と声を揃えて元気いっぱいにCDを手渡した。
 これに対して小林店長は、「いい企画だと思い、協力することを承諾しました。このCDを午前中いっぱい店内で放送します。また、高齢者以外の一般来店者にも呼びかけるため、土曜日や日曜日など大勢の人たちが来店する時は夕刻まで放送したい」と約束した。

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