2011年4月11日月曜日

退任の交通安全指導員5人に市長から感謝状

 富良野市は7日午前、3月31日付で退任した交通安全指導員5人に感謝状を贈り、10年以上交通安全指導員として活躍した功労をたたえた。
 能登芳昭市長が石井勇さん(78)、金一恒男さん(80)、窪田實さん(71)、杉本彰さん(74)、谷口実さん(63)に感謝状を贈呈した(金一さんは体調不良で欠席)後、「仕事をしながら交通安全指導員を長年にわたり務めたことは大変なご苦労を掛けたことと思います。富良野はイベント事業が多いので出動回数も多かったと思います」と長年にわたり児童や高齢者など市民の交通安全活動に尽力した労をねぎらった。
 特に石井さんは昭和38年からの活動で実に48年にわたる。また金一さんは22年間、窪田さんは17年、杉本さんと谷口さんがそれぞれ14年間、交通安全指導員として活動した。年間の出動回数は春、夏、秋、冬の交通安全運動をはじめ、新入学児童の交通安全運動、さらに、石井さんと杉本さんの2人は技術を生かして自転車の安全点検にも参加しており、自主的な活動を含めると60日は超えるという。中でも石井さんの活動歴48年は、全道的にも少ない。
 石井さんは「最初は職場推薦として交通安全指導員に委嘱されました。当時の職場の理解をはじめ、同じく活動する仲間の支えなどがあり、長く務めることができました。活動を始めた昭和40年代は交通事故で亡くなる人が大勢いました。今では事故の発生件数も死者数も当時から比べると大幅に減っています」と振り返った。


新就職者を歓迎

 富良野商工会議所と富良野労働福祉協議会主催の「新就職者歓迎会」が6日、ニュー富良野ホテルで開かれ、今春、ホテルや事業所、商店などに就職した新社会人15人を祝福し、前途に大きな期待をかけた。
 はじめに荒木毅会頭が「超氷河期とも言われる就職難の中で就職できた皆さんはとても運がいいです。これから3年間はがむしゃらに働き、その中で仕事の楽しさを見つけて下さい。また社会人として何ができるかの行動を考えてほしい。あいさつをしっかり行い、約束事を守り、周りを良くすることをしていけば素晴らしい未来があると思います」と新社会人に期待を寄せた。
 続いて来賓の石井隆副市長も「企業には若い力が必要です。地域経済に少しでも活力が出るように、それぞれの目標に向かって進んで下さい」とエールをおくった。さらにハローワーク富良野の西誠出張所長が「一人は皆のために、皆は一人のために」というラガーマンの精神を引用して激励の言葉を述べ、一日も早い企業の戦力として期待を掛けた。
 これに対して新就職者を代表し、大北土建工業株式会社に就職した赤坂亮真さんが「厳しい経済環境の中で、幸にも素晴らしい会社の一員に加えて頂いたことは身に余る光栄と感激しています。入社したからには、一生懸命仕事に取り組み、一人前の仕事が出来るよう、誠心誠意努力する覚悟です」と謝辞を述べ、新社会人としての意気込みを表した。

0 件のコメント:

コメントを投稿