2011年7月19日火曜日

受注契約金 初の1億円突破

 社団法人富良野市シルバー人材センター(川瀬好雄理事長)はこのほど、平成23年度第1回通常総会を老人福祉センターで開き、平成22年度の事業報告、収支計算書、決算報告などをいずれも原案通り承認した。この中で事業報告によると、受注契約金がはじめて1億円を突破する1億1272万円。また、就業延べ人員も約2万人にのぼった。
 同センターは、高齢者の雇用の安定に関する法律(高齢者法)に伴い設立された。設立当初は86人の会員で受注金額は900万円にも達しなかった。しかし、その後「定年退職後も技能や知識を活かし、仕事がしたい」という就労に意欲的な高齢者が次々に会員として登録し、平成21年度には200人を超えた。同時に官公庁をはじめ民間企業や市民からの受注も徐々に増え、平成22年度の収支予算は1億円まであと一歩となる9600万円を見込んだ。
 その結果、同年度は6月からの猛暑と秋にかけての多雨が影響し、農作業を中心に就業依頼が前年度を大きく上回ったことから、就業人員が延べ1万9762人にのぼり、前年度より約3600人も増えた。受注金額も年度当初の計画よりも約500万円上回った。
 この実績に対して川瀬理事長は「不測の事態に柔軟に対応することができ、ていねいで気配りのある仕事ぶりが広く市民から受け入れられ、地域経済に大きく貢献することができた。会員の一致協力が大きな力になっており、シルバー人材センターの潤滑な運営につながっている。中高年就労の中核団体として今後も活動を続けて行きたい」などと冒頭であいさつを行い、出席した会員に感謝した。
 このほか、公益社団法人への移行、移行当初の代表理事などについても理事者側の提案通り承認された。同センターでは公益社団法人への移行申請を行い、活力ある高齢者を支える地域の中核的な組織になるため、従来以上に地域社会から幅広い理解と協力が得られる団体として、さらなる事業を展開して行く方針だ。
 なお、同年度の会員数は過去最多の213人。受注件数は前年度より約200件増の1193件。また、承認された一般会計収支計算書の決算収入額は約1億2622万円で、支出額は約1億2337万円。



「のらりっく」で富良野を歩こう!

 富良野市国際観光促進協議会主催、北海道ノルディック・フィットネス・ウォーキング協会共催の「のらりっく」で富良野を歩こう!ノルディックウォーキング大会が好天に恵まれた10日、清水山周辺のぶどうヶ丘すこやかロードで開かれた。
 今年で3回目。参加者は約90人。遠くは鹿児島県、埼玉県、神奈川県、千葉県からの参加もあり、5歳の幼児から70歳代の高齢者が8キロ、4キロ、1・5キロの各コースに分かれて清水山周辺から富良野盆地をはじめ、大雪・十勝連峰の大パノラマ景観を約2時間半にわたり楽しんだ。
 同日は午前9時からの開会式直前まで雨が降る状況だったが直前に雨が上がった。この後はさわやかな青空に恵まれ、参加者は無風快晴の最高のコンディションの中、ぶどう果汁工場ではぶどう果汁入りのソフトクリームを食べ、また六花亭ではコーヒーを飲み、さらに8キロコースでは中富良野町吉井の農家で休憩を取るなど、それぞれの体力に合わせて楽しんだ。
 参加者の大半が道外、道内の観光客で占められた。千葉県から来た36歳の女性は「このお天気に感謝。こういうところを歩けて良かった」、また鹿児島県から仲間と来た59歳の女性は「口コミでこのイベントを知った。景色が良かった。とても楽しく歩くことができました」と感動して語った。釧路市から来た65歳の男性は「家族で参加した。また参加したい」と話し、旭川市の48歳の女性は「初めて参加した。自分なりのペースで参加できて楽しかった」と感想を述べた。

0 件のコメント:

コメントを投稿