2012年1月24日火曜日

全国大会では楽しくプレーを
富良野へそタグズチーム、市長に意気込み語る

 今月9日、北広島市で開催された第8回全国小学生タグラグビー選手権北海道ブロック大会で見事2年連続5度目の優勝を飾った富良野へそタグズAチーム(富良野小)の選手12人が18日午後、市役所を訪れて能登芳昭市長と宇佐見正光教育長に、全道優勝の報告と全国大会出場の意気込みを元気良く語った。
 同チームは富良野支部を代表して全道ブロック大会に出場。女子1人を含めレギュラー選手10人で編成して試合に臨んだ。初めに3チームずつのリーグ戦が行われ、2勝1敗の成績で決勝トーナメントに進んだ。
 1回戦は圧勝したが準決勝では延長戦にもつれ込む接戦だった。決勝戦も予選リーグで1点差で敗れた当麻小チームと再び対戦した。予選リーグと同じように1点を争う接戦となったが9対7のスコアで破り、全国大会出場の切符を昨年に続いて手にした。
 主将の田中敬大選手は全道大会の成績を市長に報告した後、「全国大会でも協力しながら試合を行い楽しみたい」と意気込みを語ったのをはじめ、その他の選手たちも「全国大会では1勝でも多く挙げたい」などと一人ひとり全国大会に向けた力強いコメントを能登市長と宇佐見教育長に伝えた。田中主将と菅原脩平選手、長谷川稜太選手は昨年に続いての全国大会出場。それだけに活躍が期待されている。
 またコーチの柳澤直樹教諭は「全道大会では紙一重の差だった。優勝できたのは子供たちが一生懸命頑張った成果だと思います。全国で優勝できるレベルではないが、開催まで2か月もあるので練習を行い、いい思い出になるような試合をさせてあげたい」と語った。
 これに対して能登市長は「全道優勝したことに対して市民の評価は高い。皆さんの深い絆が優勝につながったものと思います。さらに練習を重ね全国大会でも活躍できるように頑張って下さい」とエールをおくった。
 なお、全国大会は3月17、18日、東京秩父宮ラグビー場で開催され、全国16ブロックから勝ち抜いた16チームでタグラグビー日本一を競い合う。



ドイツのスキー客が義援金

 市内北の峰町のペンション・ラベンダーに宿泊していたドイツのスキー客が18日夜、東日本大震災のための募金として、4万円を北の峰旅館組合副組合長の高橋秀雄さんに手渡し、日本赤十字富良野市地区の窓口を通して寄付した。
 ドイツからのスキー客は毎年富良野を訪れており、今年も今月15日を皮切りに2月下旬までに4グループ計約40人が宿泊を予定しているという。このスキー客に対してスキーツアーの企画運営を行っているフローリー・ケルンさん(42)が1人1000円の募金を呼びかけた。
 ケルンさんは、震災直後から日本の状況を心配し、同ペンションにお見舞いのメールや、「わずかでも力になりたい」と募金や援助の意志を伝えていた。
 ケルンさんは「北海道に来てみると、以前と変わらず温かく迎えていただきほっとしている。何もできないが少しでも被災地で役立ててほしい」と話し、この後訪れるツアー客の募金を合わせて日本円で4万円を高橋副組合長に手渡した。

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