2011年5月31日火曜日

中国の牛乳デザート チーズ工房で新製品

 株式会社ふらの農産公社(小早川恵二代表取締役社長)が運営する、ふらのチーズ工房は、新製品「奶酪(ナイラオ)を6月4日から同工房売店限定で発売する。奶酪は中国の歴代皇帝が食していた宮廷料理の一つ。近年では北京を中心に人気の牛乳デザートとして販売されている。同工房では「中国古来の乳製品“奶酪”をふらの牛乳で再現した。手作りなので数量限定だが、富良野の新しいスイーツとして観光客や市民に提供したい」とPRしている。
 奶酪は古来、遊牧民が食べていた乳製品の一つで貴重なタンパク源だった。その後、皇帝に献上され、宮廷料理のデザートに。中国でも20世紀に入ってから、庶民の間でも食べられるようになり、北京の繁華街では評判の食べ物の一つだ。
 ほとんど酸味がなく、ほんのりとした風味が口の中に伝わり、上品な甘さのつるりとしたのど越しが特徴。「奶」は牛乳、「酪」はチーズの意味という。
 同工房は新製品の開発に当たり、同公社職員を2年前に中国北京へ派遣し、販売状況や味覚調査を行い、試行錯誤を重ねながら、新製品を開発した。製造に関わった技術職員によると「中国では色々な味があり、固さも様々。軟らかく仕上げるのに苦労し、隠し味に甘酒を使った。手作りなので1日最多で300個しか製造できない。市民をはじめ中国からの観光客や日本の多くの人たちに中国古来の味を楽しんでいただければ」と話している。
 価格は150グラムで300円。なお、同公社では東日本大震災の被災者を支援するため、4日から6日までの売上金全額を義援金として寄付することにしている。



運動会一斉に始まる

 市内小中学校の春の運動会が始まった。28日は布部小中学校と鳥沼小、29日は富良野小、扇山小、東小、山部小で一斉に開かれ、大勢の児童生徒と保護者が好天の下で、新学期最初のイベントを存分に楽しんだ。
 28日は気温が26・9度と、今シーズン最高気温を記録し、7月上旬並みの暖かい陽気に恵まれた。布部小中では「布部っ子魂~走りぬけろ、疾風のごとく」をテーマに小学生11人、中学生10人が一致団結して、併置校ならではの家族的ムードの中で運動会が繰り広げられた。
 29日は、心配された雨は降らず、昼頃になると、青空が見えた。気温も18度近くまで上がり暑くも寒くもないベストコンディションの中で行われた。
 特に各学年から選抜された紅白リレーは、運動会のメイン種目で盛り上がり、今年もデッドヒートが展開された。グラウンドの周りに陣取って観戦していた保護者たちは「赤勝て、白勝て」と選手の力走に声援を飛ばしていた。なお、今週末にはその他の小中学校で運動会や体育大会が開かれる。

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