2012年3月8日木曜日

総合こども園(仮称)は2期目の公約

 富良野市議会定例会本会議4日目の6日は、平成24年度市政執行方針と教育行政執行方針に対しての代表質問が行われた。質問に立ったのは、民主クラブから千葉健一議員、ふらの未来の会から広瀬寛人議員、市民連合議員会から岡本俊議員、公明党から大栗民江議員の4人。
 市政執行方針の中で3議員が、市が東4条街区に建設を予定している総合こども園(仮称)を取り上げ、「総合こども園になった経緯は」(千葉議員)、「スピード感の必要なネーブルタウン構想は、総合こども園(仮称)と切り離し、市民対話と情報公開を実現させることが肝要」(広瀬議員)、「市民の声を聞き、市民ニーズを把握された計画なのか。どのような計画で今後どのように進んでいくのか」(大栗議員)などと質問した。
 これに対して能登芳昭市長は「中心市街地活性化基本計画と1年半かけて市民から意見を聞いて策定した第5次総合計画の基本目標をもとに、限られた財源を効率的に運用し、行政と民間の協働のまちづくりとして、まちなか居住を推進するため3世代が交流するコミュニティの再生が目的。まちなかに保育所を再編するのは私の2期目の公約。保護者や幼稚園関係者と意見交換を行っており、今後、商工会議所や商店街、各界、各層と十分話し合い、情報共有と市民参加のルール条例に基づくパブリックコメントを行い、市民参加の手続きを実施して進めていきたい」などと答弁した。
 また広瀬議員の「青年塾」に対しては、「実態調査(昨年10月)を行った結果、同世代との出会いと交流を強く求めており、ボランティア活動に対して興味、関心を持っている。また地域社会や困っている人のために役に立ちたいということが分かった」などと答弁。また岡本議員の質問には宇佐見正光教育長が「4月から参加者を募集し、5月から実施する。コミュニケーションワークショップ、スポーツ交流、アウトドア体験、イベントなど交流活動の企画を行い実施する。またホームページを開設し、様々な情報を発信していく」などと答弁した。
 なお、千葉議員は①農村観光環境都市の形成②地域循環型経済の活性化③魅力ある中心市街地の活性化④学校教育―など5件、広瀬議員は①持続可能な農業・農村づくりに向けた4つの柱②農村観光環境都市形成を標榜する地域として環境の視点の各分野への浸透③防災における要支援者の把握・誘導方法などの課題対応④商工観光施策⑤青少年教育(青年塾)―など10件、岡本議員は①人材育成②持続可能な農業づくり③森林・農村景観の維持④バリアフリー化の推進⑤新学習指導要領による武道、ダンスの本格実施―など9件、大栗議員は①地域主権型社会における行政システムの構築②地域がそれぞれ支え合う社会づくり③市民と地域、行政が協働して築くまちづくり④学校教育―など9件についてそれぞれ質問を行い、能登市長と宇佐見教育長の考えをただした。



全国の若き精鋭が富良野へ

 富良野市で8度目の第24回全国高等学校選抜スキー大会(アルペン)がきょう8日、開幕する。あす9日のスーパー大回転を皮切りに10日大回転、11日回転の順に3日間にわたり、富良野スキー場・富良野ゾーンスピースコースで競技が行われ、次代を担う全国の1、2年生が熱戦を繰り広げる。
 同大会は“スキーの甲子園”と言われ、全国の雪の精鋭たちが、へそのまち富良野で一堂に会して、8年前からスピードを競い合っている。
 出場選手数は33都道府県122校から男子154人、女子118人がエントリー。北海道の78人(男子52人、女子26人)を最多に、次いで長野県の33人(同17人、同16人)、山形県の17人(同10人、同7人)、新潟県の17人(同10人、同7人)などとなっている。
 地元富良野勢は富良野高から武田一将(2年)、富良野緑峰高から佐藤優(2年)、今野有哉(1年)、南富良野高校から高橋勇次(1年)の4選手が出場して、全国の強豪選手と高校日本一を競い合う。
 きょう8日は午後1時から公開練習。5時から開会式が文化会館で開かれ、佐藤選手が選手宣誓を行う。競技開始は3日間とも午前8時半。

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