2013年8月8日木曜日

消費者と農業者が交流

 野菜作りのスケールの大きさに驚きました。富良野に来て大変良かったです―5日から7日にかけて、大阪など関西方面の消費者が富良野市内の農業生産者と交流し、ミニトマトやレタス、アスパラガスなどの収穫体験を行った。参加したのは30歳代から50歳代の女性6人。生産者との交流を通して、安全で安心な農産物が栽培されていることに感動していた。
 この消費者と農業生産者の交流は3年ぶり3度目。15年前、市内麓郷で有機農産物の栽培を行っている今利一さん(60)が、「地場と旬」と「農」を中心に、大阪府など約4万人の会員を有する関西よつ葉連絡会との連携で定期的に実施している。同連絡会は25年ほど前から、全国各地で消費者と生産者との現地交流を毎年実施しているという。
 来富したのは、滋賀県のディーガン美左子さん、大阪市の植田淳子さんら6人と引率者のよつば農産の上山美奈さん。ディーガンさんと植田さんは6日午前、下五区の岡本農園でミニトマトの収穫体験作業を2時間行った。
 ディーガンさんは「20年ほど前、仕事で富良野を訪れたことがあります。今回の生産者との交流に応募したところ、運よく選ばれました。子供がまだ小学生ですが、子供の了解が得られたので思い切って参加することにしました。来てとても良かったです。まず農業規模の大きさに驚き、新鮮な空気の中で農作物が生産されていることに安心と感動を覚えました」と笑顔で語った。また、植田さんは「25年ほど前の冬、子供を連れて富良野スキー場で楽しんだことがあります。夏の富良野はどんなものかと思い応募しました。生産者の苦労が良く分かりました」などと感想を述べた。
 2人を受けれた同農園の岡本哲夫さん(66)は「ミニトマト栽培を本格的に取り組んで10年以上になります。これまでは栽培したミニトマトを一方的に消費者に届けてきたが、こうした現地交流で消費者から直接生の声を聞くことは今後の栽培に非常に役立つと思います」などと話す。
 また、有機栽培を通して関西方面の消費者と長年にわたり交流している今さんは「この交流が消費者にとって喜ばれるなら、富良野のPRを含めて今後も継続して実施していきたい」などと語る。



盛り上がった真夏の夜のイベント

 今年も大勢の家族連れで楽しむ―扇山小おやじの会、扇山小PTA財務部主催の「第10回夏祭りin扇山・子ども盆踊り大会」が2日夜、扇山小グラウンドで盛大に開催された。同校の児童や保護者をはじめ、隣接する町内会から大勢の住民が次々に訪れ、子ども盆踊り大会を皮切りに、弥栄太鼓保存会少年部の太鼓演奏とギター&尺八によるライブショー、花火大会など、地域の真夏の夜のイベントを存分に満喫した。
 同祭りは地域の人たちが大勢集まり、昔あった盆踊りを再現し、屋台があり、子供たちが矢倉の下で楽しく踊り、大人たちもその輪に加わり、地域の人たちが大勢集まって真夏の夜を存分に楽しむのを目的に毎年盛大に開かれている。
 会場となったグラウンドには校下の企業が協力してナイター設備が設営された。中央には矢倉が設置され、食べ物や飲み物の屋台がグラウンド周辺にズラリと並び、夏祭りの雰囲気を盛り上げた。
 同日は気温が30度近い真夏の陽気。夜も無風快晴の穏やかな気温に恵まれ、夏の夜の最高のイベント日和となった。午後7時から子ども盆踊り大会を皮切りに始まり、浴衣を着た子供たちや保護者らが盆踊りの太鼓リズムに合わせ大きな輪を描き矢倉の周りを何度も踊った。
 さらに8時過ぎからは弥栄太鼓保存会少年部による元気ハツラツとした太鼓演奏、続いてギターと尺八によるライブショーが開かれた。出演したのは「風と啄木鳥」のグループ名で演奏活動を行っているギターの久林庸さん、尺八の山中詔市さん。北の国からのテーマソングを皮切りに、坂本九の「上を向いて歩こう」や、エンディングでは夏祭りに相応しい北島三郎の「祭」を演奏し、来場者を楽しませた。
 最後を飾ったのが花火大会。今年は第10回の記念イベントとなったことから、協賛した企業は43社に上り、例年より長い時間グラウンドの上空に次々に色鮮やかな花火が打ち上げられた。間を置かず連続しての打ち上げだったため入場者たちを十分に楽しませた。
 60歳代の男性は「毎年扇山の夏祭りに参加し楽しんでいます。今年は最高の気温に恵まれ、生ビールがとても美味かった。大勢の子供たちが集まり、盆踊りを踊り、そして屋台の食事、さらに花火大会と続く。規模は小さいものの地域イベントとしては最高です。大人も十分楽しめた夏祭りです」と話した。

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