国産ワインコンクール バレルふらの白
過去最高の3部門で受賞
7月30、31の2日間、山梨県で開催された「国産ワインコンクール2013(実行委員会主催)」で、富良野市ぶどう果樹研究所が出品した欧州・国内改良等品種ブレンド白部門で「バレルふらの白」が銀賞と部門最高賞、コストパフォーマンス賞をそれぞれ受賞し、これまでにない高い評価を受けた。さらに2010年の「バレルふらの白」、「シャトーふらの白」が銅賞、2007年の「ふらのワイン・ツバイゲルトレーベ」が奨励賞をそれぞれ受賞した。
同コンクールは今回で11回目の開催。欧州系品種、国内改良等品種、甲州など13部門に計762品種がエントリーし、国内一を競い合った。同ぶどう果樹研究所では、これまで10回出品。毎回、銅賞や奨励賞を受賞している。
審査は山梨県甲府市で行われ、外国人3人を含め25人の審査員が香り、色、味、バランスなどの官能審査による審査を厳正・公正に行った。採点は第1次審査、本審査とも20点満点で採点し、平均12点以上のワインを本審査の対象とした。本審査では平均点が17・5点以上のワインを金賞、15・5点以上17・5点未満を銀賞、13・5点以上15・5点未満を銅賞、12点以上13・5点未満を奨励賞。また、各部門の銅賞以上の中で、最高点のワインを部門最高賞、各部門のうち銀賞以上を受賞した2000円未満のものの中で、最高点のワインをコストパフォーマンス賞とした。
見事銀賞に輝いた「バレルふらの白」(720ミリリットル)は2011年に醸造されたビンテージ。同研究所では、「銀賞受賞は久し振り。しかも部門最高賞で、さらにコストパフォーマンス賞も合わせて受賞すこることができ、同コンクールでふらのワインをアピールすることができ、大変嬉しい。今後のワインづくりに弾みがつきます」と喜びを語った。
また銅賞の「シャトーふらの白」(720ミリリットル)は2012年に醸造したビンテージ。4年連続の受賞。発売は今年9月頃の予定という。奨励賞の「ふらのワイン・ツバイゲルトレーベ」(720ミリリットル)は2007年の醸造で5年ぶりの受賞。
富良野神社「例大祭」 みこしが郊外、市街地を巡回
五穀豊穣・商工繁栄・市内平安を願う富良野神社(西川邦秀宮司)の「例大祭」が24日から26日まで3日間にわたり盛大に開かれた。24、25の両日はあいにくの雨天となったが、大勢の市民が同神社の秋祭りを楽しんでいた。特に25日の本祭りでは、恒例のみこし渡御が午前、午後に分けて行われ、市内22か所に設けられた「お休みどころ」では地域住民らが大勢詰めかけ、一緒に五穀豊穣や商工繁栄、健康などを祈願していた。
みこし渡御は午前9時過ぎから始まり、中五区のマルハニチロ北日本富良野工場を皮切りに、御料―北の峰町―学田三区―西町―錦町など郊外の住宅街を車両で巡回。午後からは文化会館前から、中心市街地を総勢約200人が練り歩いた。各「お休みどころ」では、約40人の商工青年が交互に重さ約300キロのみこしを担ぎ、「ワッショイ、ワッショイ」と威勢の良いかけ声を上げ、沿道の住民に若さをアピールしていた。
また、商工女性の「北海へそみこし」をはじめ、児童生徒による舞姫たちが各お休みどころで、雅楽の演奏に合わせ「浦安の舞・豊栄の舞・朝日舞」を古式豊かに舞った。さらに富良野獅子舞、富良野弥栄太鼓の奉納行事も行われ、大勢の見物人を楽しませた。
一方、神社境内では25、26の両日、歌謡ものまねショーやゴールデンショー、カラオケ大会などの奉祝演芸が行われ、詰めかけた大勢の市民を楽しませた。このほか、剣道、野球、弓道、柔道の奉祝スポーツ大会が市内の体育施設などで行われ、神社境内では小学生たちの少年相撲大会が開かれた。
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