
「国の子寮」は創立者の故名取マサさんが終戦と同時にいち早く、引揚げ孤児、戦災孤児の6人を自宅に預かったのが始まり。それは今から67年前の昭和20年8月のことだった。
その後、有志の協力、支援を受けて同24年8月に鳥沼公園内に3階建ての「子供の家」を建設。そして同39年12月、現在地に鉄筋コンクリート一部2階建ての寮舎が完成した。同53年には児童居室を確保するため総2階に増築された。さらに、職員住宅の建設や体育館の全面改修、児童トイレ、洗面所、事務室などの改装が行われ、平成2年には施設前の敷地内に地域交流ホールが建設された。
現在、同施設には2歳から18歳までの75人の子供たちが生活している。
祝賀会では、はじめに高島施設長が新施設の工事概要などを説明し「新しい施設を十分に活用し、引き続き安心・安全な運営に努めていきたい」などと述べた。続いて名取理事長が創立者で名誉市民の故名取マサ氏の功労などこれまでの歴史を振り返った後、「理事長を退任することになりましたが隣に住むおばちゃんとして行く末をしっかりと見守っていきたい」などとあいさつした。
この後、能登芳昭市長が「国の子寮は名取マサさんが戦災孤児を引き取り、自ら養育したのが始まり。戦後67年間にわたり多くの方々の協力で運営されてきた。今は虐待や育児放棄など、家庭孤児の大きな受け皿となっている。新施設の完成を再出発の起点として位置づけ、自治体をはじめ地域社会の力を合わせ、すくすくと育っていく礎となることを願っている」などとあいさつし、同施設が果たしている役割に期待を寄せた。
チャレンジデー2012インふらの 市民6894人が参加

同イベントは、健康づくりや地域住民の連携強化など生涯スポーツの振興を図ることを目的に、笹川スポーツ財団の提唱で昨年から全国の自治体で同時開催されている。昨年富良野市では総人口の13・2%の市民3213人が参加した。
実行委員会では、体育協会に加盟する競技団体をはじめ、幼稚園や一般市民に継続して15分以上運動やスポーツなどの参加を積極的に呼びかけた結果、市民の28・6<CODE NUM=04CA>が参加した。市内の保育所や幼稚園では4、5歳児が縄跳びに挑戦した。また夜にはソフトテニス連盟がチャレンジ杯と銘打って大会を開いたり、ソフトボール球場ではナイターリーグの熱戦が展開されるなど、7000人近い市民がチャレンジデーに参加した。
実行委員会を組織したふらの体育協会(野嶋重克理事長)は「市民参加率30%を目指していた。昨年と比べると倍以上の参加があり、まずまずの結果だと思います。チャレンジデーは地域住民の健康づくり・まちづくりを目的としたスポーツイベント。これからも笑顔で運動し、いい汗を流して下さい」と市民皆運動を改めて呼びかけている。
0 件のコメント:
コメントを投稿