第65回北海道高等学校珠算・電卓競技大会兼第59回全国高等学校珠算・電卓競技大会北海道予選(北海道高等学校長協会商業部会など主催)の電卓部門で、富良野緑峰高校商業クラブが2年連続団体優勝を飾り、個人競技でも優勝する好成績を挙げ、7月31日に東京都で行われる全国大会に出場する。
同競技大会は今月1日、苫小牧市で開かれ、11校から53人の生徒が出場し、珠算と電卓に分かれて乗算・除算・見取算・応用計算の4種目で実力を競い合った。富良野緑峰からは電卓部門に、情報ビジネス科3年の工藤冬花さん(17)、同、岩渕佳代子さん(17)、同2年の佐藤まど佳さん(16)ら7人、珠算部門に3人がそれぞれ出場した。
団体の部は上位3人の合計点(600点満点)で競い合った。この結果、工藤さんと岩渕さんがそれぞれ520点の高得点をマークし、さらに佐藤さんが480点を取り3人の合計点が1520点となり、2位の函館商業に130点の大差をつけて2年連続団体優勝を飾った。
個人総合競技でも3人による同点決勝の末、工藤さんが見事初優勝を飾り、岩渕さんが2等、佐藤さんが3等に入賞し、富良野緑峰が上位を独占した。さらに工藤さんは種目別競技応用計算でも優勝し、昨年逃した2部門で見事全道一に輝いた。さらに、流通経済科3年の松田知恵さん、同2年の吉川優里奈さん、中岫悠香さんの3人が佳良賞を受賞する活躍を見せた。
工藤さんと岩渕さんは昨年、同大会で団体競技で初優勝を飾り、全国大会に出場したが、団体、個人競技とも入賞することができなかった。
この悔しさをバネに1年間、ほぼ連日放課後と土、日曜日にかけても猛練習を行ってきたという。工藤さんは「全道2連覇を目標に全員で頑張ってきた。その成果が実り嬉しい。全国大会では3人の力を合わせ団体・個人競技で入賞を目指したい」と、闘志を燃やしている。
顧問の保坂雅裕教諭(37)は「昨年の全国大会では団体、個人競技とも入賞できる得点を挙げることはできなかった。しかし今年は上位3人の成績が上がっており、日頃の実力を発揮できればいい結果につながると思う」と3人の活躍に期待を寄せている。
西片明子さん、北海道善行賞
富良野市下御料の西片明子さん(43)が北海道優良母子家庭として北海道善行賞を受賞した。西片さんは19日午後、市役所を訪問し、能登芳昭市長に受賞の喜びを語った。優良母子家庭としての同受賞は富良野市からは20年ぶり。
同表彰式は5月11日、札幌で行われ、高橋はるみ知事が西片さんほか11人を表彰した。同表彰は離婚後10年以上経過していることが条件という。
西片さんは神奈川県の出身。縁があって富良野で家庭を持ったが、生後7か月の長女を抱え離婚し母子家庭となった。北海道には親戚もなく、富良野でも頼れる人はいなかった。実家に戻るという選択肢もあったが、西片さんは富良野で子育てをする決心をした。
しかし乳飲み子を抱えての生活は大変な苦労が伴った。だが、少しでも気持ちが軽くなればと考え、母子会に入会した。当時、母子会会員の年齢は高く、母子会行事に小さな子供を連れてくる会員はいなかった。西片さんはベビーカーを押して行事に参加したことから、母子会活動に活気を与え、子連れで参加する若い会員が増えたという。
西片さんは離婚後、自立に向け、通信教育の保育士講座の受講を始めたが、乳飲み子を抱えての学習は思うようにいかなかった。しかし娘の保育所入所を機に、アルバイトの傍らヘルパー資格を取得し、老人福祉施設デイ・サービスセンターに就労した。その後、娘が小学校高学年になったため「介護福祉士」の資格を取得し、パートから準職員となり、介護士として自立した。
これまでの道のりは厳しく、乳飲み子と2人だけの生活と初めての育児で母としての自信をなくして精神的に落ち込んでしまうこともあった。だが、時間があると家庭菜園を楽しみ、冬には小学6年生の娘とスキーを楽しみ、週末の休日には母子会事業のボランティアヘルパーとして活動している。
西片さんは「この子育て期間中を振り返ってみると、辛いことはあまりなかった。地域の人たちや職場の皆さんに助けられました。皆さんのおかげで受賞することができたと思っています」と振り返った。これに対して能登市長は「大変苦労が多かったことと思います。これからは資格を取るなど技術を身に付けることも大切です」と受賞の喜びと合わせエールを送った。
西片さんは神奈川県の出身。縁があって富良野で家庭を持ったが、生後7か月の長女を抱え離婚し母子家庭となった。北海道には親戚もなく、富良野でも頼れる人はいなかった。実家に戻るという選択肢もあったが、西片さんは富良野で子育てをする決心をした。
しかし乳飲み子を抱えての生活は大変な苦労が伴った。だが、少しでも気持ちが軽くなればと考え、母子会に入会した。当時、母子会会員の年齢は高く、母子会行事に小さな子供を連れてくる会員はいなかった。西片さんはベビーカーを押して行事に参加したことから、母子会活動に活気を与え、子連れで参加する若い会員が増えたという。
西片さんは離婚後、自立に向け、通信教育の保育士講座の受講を始めたが、乳飲み子を抱えての学習は思うようにいかなかった。しかし娘の保育所入所を機に、アルバイトの傍らヘルパー資格を取得し、老人福祉施設デイ・サービスセンターに就労した。その後、娘が小学校高学年になったため「介護福祉士」の資格を取得し、パートから準職員となり、介護士として自立した。
これまでの道のりは厳しく、乳飲み子と2人だけの生活と初めての育児で母としての自信をなくして精神的に落ち込んでしまうこともあった。だが、時間があると家庭菜園を楽しみ、冬には小学6年生の娘とスキーを楽しみ、週末の休日には母子会事業のボランティアヘルパーとして活動している。
西片さんは「この子育て期間中を振り返ってみると、辛いことはあまりなかった。地域の人たちや職場の皆さんに助けられました。皆さんのおかげで受賞することができたと思っています」と振り返った。これに対して能登市長は「大変苦労が多かったことと思います。これからは資格を取るなど技術を身に付けることも大切です」と受賞の喜びと合わせエールを送った。
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