2012年6月19日火曜日

総合こども園(仮称) 東4条街区に設置

 富良野市議会定例会の最終本会議が18日、開かれた。冒頭、能登芳昭市長が「総合こども園(仮称)」の行政報告を行い、将来の人口減少や少子高齢化に備えたまちづくり、中心市街地の活性化を基本に、「子供たちが多くの人と触れ合い、交流を図ることにより、子供たちの情操と三世代交流に結びつき、健全な成長につながること」など3点を挙げ、「6月13日の中心市街地活性化事業推進本部会議で3候補地について検証した結果、東4条街区に総合こども園の設置が望ましいことを最終確認し、6月15日の庁議において、総合的に判断し、計画を推進することを決定した」と報告した。
 総合こども園については、3月8日、「富良野こどもの未来を守る会」から「今回の計画はいったん白紙に戻すこと」―など3項目にわたる請願が市議会に提出され、3月21日に開かれた市議会で採択された。また、同会から3月13日付で市議会に対して6454人、市に対して6169人の市民から「東4条通り『(仮称)総合こども園』建設検討見直しについて」の署名がそれぞれ提出された。
 一方、4月20日には、富良野商工会議所など5団体から中心市街地活性化事業の推進要請書の提出があった。
 これを受けて富良野市は、請願内容に沿って、計画をいったん白紙に戻した上で、3か所の建設候補地を選択した。3月27日から5月14日までの間、15会場での地域懇談会、16団体との意見交換会を開催し、延べ951人が参加した。併せてパブリックコメントを5月15日から6月4日まで実施し、72人が意見を提出。
 地域懇談会、意見交換会、パブリックコメントに共通した意見は①交通・防犯②駐車場③園庭の狭さ④環境―などに集約された。
 これらの課題の対応策として、市は①交通・防犯に関しては、規制誘導や道路改良により対応が可能②駐車場に関しては、専用区画の設置を図ることで対応が可能③園庭の狭さに関しては、屋上に園庭を置くことが可能であり、また、建物を小さくして園庭を広げることも可能④環境に関しては、建設候補地3カ所の大気汚染環境測定調査では、良好な結果である―などを挙げている。
 東4条街区に総合こども園の設置が望ましいことを最終確認したのは、前記のほかに、「市街地の活性化に寄与し、地元の受け入れ体制が整っている」「持続性ある行財政運営につながる」を挙げている。
 なお、同日審議された案件は、平成24年度富良野市一般会計補正予算案など7件と議会側提出の「基地対策予算の増額等を求める意見書」など意見案6件で、それぞれ原案どおり可決または採択された。



「生命の貯蓄体操」で健康な若々しい心と体を作りませんか

 生命の貯蓄体操富良野連絡所(西川ひろみ会長)は、「生命の貯蓄体操で健康な若々しい心と体を作りませんか」と会員を広く募っている。
 生命の貯蓄体操は、昭和62年に市が普及に乗り出し、活動が始まった。同体操は、心身のバランスを保ち、自然治癒能力を高めるために考えられた体操。腰を中心にした「要の操法」、2人で楽しくできる「組み操法」、全身を動かす「五導術」に分けられ、子供から高齢者まで誰にでもできる健康づくり体操として愛好者が増えている。
 富良野では平成8年から会員制になり、現在、東部教室(東部児童センター)、麻町教室(麻町児童センター)、若松教室(女性センター)、北の峰教室(北の峰コミュニティセンター)の4教室を開設し、それぞれ道場長が講師となって普及活動を行っている。会員数は4教室で計40人。50歳代から70歳代の市民が毎週1回、それぞれの教室に集まって健康づくりを行っている。会費は月2000円。
 同連絡所では会員拡大の一環として来月、計4回の「健康づくり体操初心者講習会」を保健センターで開催する。開催日は6日、13日、20日、27日でいずれも午後1時から2時間。内容は「楽しみながらどなたにでもできる東洋体操」の生命の貯蓄体操実技指導。参加費は無料。
 西川会長は「生命の貯蓄体操の目的は、肩の凝りや老化を防いで、健康で若々しい心と体を取り戻すことです。続けて行うことによって、血液の循環調整をはじめ、自律神経調整、精神安定、全身骨格調整、経絡調整の5つの効果があります」などと話し、多数の参加を呼びかけている。詳細については、西川会長(電話090・3893・0308番)へ。

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