社団法人富良野市シルバー人材センター(川瀬好雄理事長)は平成24年度定時総会を5月30日、老人福祉センターで開き、同23年度の事業報告と収支決算報告をそれぞれ承認した。それによると受注契約金が前年度に続いて1億円を超え、昭和61年に富良野市高齢者事業団として発足して以来最高額となった。
同センターは高齢者の雇用の安定に関する法律(高齢者法)に伴い、設立された。当初は86人の会員で受注金額は900万円にも達しなかった。しかし、その後「定年退職後も技能や知識を活かし、仕事がしたい」という就労に意欲的な高齢者が次々に会員として登録し、平成21年度には200人を超えた。同時に官公庁をはじめ民間企業や市民からの受注も徐々に増え、平成22年度の受注契約金が初めて1億円の大台を超えた。同23年度も受注件数が前年度を上回り、受注契約金が1億1581万1000円となり、2年連続1億1000万円を超えた。会員数は年度末時点で214人。平均年齢は72歳(男性72・5歳、女性70・7歳)。また会員の最高年齢は男性85歳、女性84歳。
事業実績(発注先別)をみると、最も多かったのが一般家庭の841件、次いで民間企業の356件、公共の27件で計1224件。就業延人員は1万9443人。契約金額をみると、最も多かったのが民間企業の約7400万円、次いで公共の約2200万円、一般家庭は約1950万円。
職業別就業実績では、最も多かったのが農作業など一般作業群が1054件で就業延人員が約1万6000人。次いで技能群が136件で同325人。管理群は8件と少ないが就業延人員は3000人を超えた。
同センターは「平成23年度は春先からの天候不順により農作業が大幅に遅れ、夏の猛暑と秋の長雨、それに台風と二重三重の苦境が重なった。
このため集中的に作業員の依頼が多発し、発注者への対応に苦慮したが、受託額がほぼ前年と同額の1億円を超え、就業延人員が約2万人弱となった」と話している。
今年は中学生で全国出場 青木賢祥(富西)・佐藤佑亮(富東)ペア
第6回全国中学生少林寺拳法大会北海道地区代表選考会で、富良野光明寺道院拳友会に所属する青木賢祥初段(富良野西中1年)と佐藤佑亮初段(富良野東中1年)が男子組演武の部で見事2位に入賞し、8月18日から香川県丸亀市で開かれる全国大会に出場する。両選手は昨年、全日本少年少女武道少林寺拳法錬成大会の自由組演武少年有段の部で2位に入賞しており、2年連続の全国大会出場を果たした。
同選考会は5月20日、江別市東野幌体育館で開かれた。男子組演武には16組32人が出場した。青木・佐藤両選手は予選を通過し、10組で競う本選に臨んだ。組演武は1分半から2分以内で型を披露する。両選手は小学1年の時からペアを組み、これまでの大会で常に好成績を挙げている。
昨年、小学6年で全国2位の成績を収めたことから、中学生でも全国優勝を目指すため週2回の練習を行ってきた。特に4月に入ってからは練習量を増やし、同代表選考会に臨んだ。順位は惜しくも2位だったが優勝した選手は3年生で2段の実力者。昨年の全国大会でも所属するチームの選手が優勝している。その強豪選手と互角の演武を披露し採点結果では同点だった。それだけに両選手は「全国大会では必ず雪辱を果たし、優勝を目指したい」と1年生ながら一層の闘志を燃やしている。
指導している青木賢隆道院長(43)は「北海道のレベルは高く、昨年の大会では道内勢が上位を独占した。両選手は小学6年で全国2位の成績を挙げており、1年生になったばかりだが上級生と互角に戦える力を持っている。とにかく練習熱心。小学1年からペアを組んでいるので気持ちがピッタリ合っている」と話し、両選手の上位入賞に大きな期待を寄せている。
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