2012年6月1日金曜日

ふらのワイン・発売40年目 あすから2000本を限定発売

 富良野市ぶどう果樹研究所は、創立40周年を記念した限定ワインをあす6月1日から発売する。ふらのワインは1972年(昭和47年)に北海道で2番目のワイナリーとして誕生し、今年で40年を迎えた。
 限定ワインは2011年(平成23年)に収穫された、富良野産バッカス種とケルナー種を使用した中口ワイン。販売地域は道内限定で2000本。容量は720ミリリットル、価格は2500円。
 同研究所では「2011年は天候不順による生育遅れ、多雨、獣害などでブドウの生育環境としては厳しい年となったが、夏の高温により酸味が程良く落ち、また厳しい選果を行ったため健全なバランスの良いブドウを得ることができた。爽やかな香りとフレッシュな酸が特徴の中口ワインが出来上がった。高級感を出すため白ワインにした」とPRしている。
 同研究所は1972年4月に設置された。同年5月に南扇山にぶどう栽培試験地を確保し、品種試験を開始。1975年(昭和50年)2月に、富良野市で開催された第30回国体冬季スキー競技大会で初めて試作ワインが提供された。1976年(同51年)に、農産物処理加工施設としてワイン工場が完成。そして1978年(同53年)1月に、「ふらのワイン」(赤・白)を発売。1986年(同61年)に、ワインと果汁原料用ぶどう新品種の改良と開発を行うため、種苗センターが建設され、1989年(平成元年)9月に、特産品開発センターとして、ぶどう果汁工場を建設。
 ふらのワインは現在シャトーふらの、バレルふらの、ソレイユ、羆の晩酌など限定商品を含め16品種と赤・白のぶどう果汁を販売しており、富良野市を代表する特産品として人気を高めている。
 また第1回国産ワインコンクールでミュラートゥルガウが特別賞を受賞したのをはじめ、昨年度まで9回連続奨励賞、銀賞、銅賞を受賞しており、国内でも高く評価されている。このため郵政省のお年玉年賀はがきの3等「ふるさと小包賞」の景品としても毎年使用されている。



地域一丸の交通安全運動を 山部地区で交通安全大会開く

 山部交通安全協会(渡辺忍会長)主催の「山部地区交通安全大会」が今月14日午前、山部福祉センターで開かれ、児童・生徒、高齢者、職場、農業者の代表が「交通安全誓いの言葉」を述べ、地域一丸となった交通安全運動推進の展開を確認した。
 同大会には、児童・生徒をはじめ、老人クラブ、事業所、農業など各年代から120人が参加。はじめに渡辺会長が来年3月で達成する交通死亡事故ゼロ2000日に向け、家庭、職場、地域が連携した交通安全運動の推進に対し、改めて協力を求めた。続いて長年にわたり山部地域の交通安全運動に協力した駿河武さんと佐藤忠夫さんの2人に感謝状が贈呈された。
 この後、石井隆副市長、北猛俊市議会議長、本間勲道議会議員ら来賓がそれぞれの立場であいさつを行い、交通事故撲滅に向けた地域交通安全運動の推進を訴えた。
 続いて児童・生徒代表(山部小4年)の伊東菜月さん、高齢者代表(こぶし会)の宍戸義美さん、職場代表(共栄建機)の山田光浩さん、農業者代表(JAふらの山部支所青年部)の杉村竜一さんの4人がそれぞれ交通安全誓いの言葉を述べた。
 最後に参加者を代表して、JAふらの山部支所女性部の北村清美さんが「交通事故をなくすことは、地域住民の心からの願いであります。関係機関・団体をはじめ、道路交通の場に参加する全ての地域住民と協力し、地域、家庭、学校、職場において▽車を運転する時は必ずシートベルトを着用します▽安全運転に心がけ、スピードの出し過ぎや無謀な追い越しはしません▽歩行者の安全を守り、特に老人や子供の事故防止に努めます▽飲酒運転は絶対にしません」と4項目の交通安全大会宣言を行った。
 この後、「こころが大切 安全運転~交通事故ゼロへの願い」の交通安全ビデオが上映された。引き続き「旗の波」運動が国道38号線沿いで行われ、参加者全員が「スピードダウン」「シートベルト着用」などの交通安全旗を国道沿いに掲げ、通過ドライバーに安全運転を呼びかけた。

0 件のコメント:

コメントを投稿