2013年7月1日月曜日

20回目の富良野建設産業安全大会開く

 富良野建設業協会(平沢幸雄会長)主催の「第20回富良野建設産業安全大会」が26日午後、文化会館大ホールで開かれた。富良野管工事業協会、道北電気工事業協同組合富良野支部など7団体に所属する従業員約500人が参加し、労働無災害と交通安全、暴力追放の決意宣言をそれぞれ行った。
 はじめに平沢会長が、「少しずつ景気回復に向かっており、公共工事も多く発注され、加えて民間投資による民間工事や住宅などへも関心が高まる経済状況になってきているものと思われる」と前置きした後、「富良野地方は観光シーズンに入り、仕事も増え、観光客も増え、富良野地方にとっては、すごく良いことですが裏を返せばそれだけ危険なことや事故が増える可能性もあります。大変残念なことに富良野市内では1週間前に痛ましい事故が発生し39歳の若い方が亡くなりました。建設産業界に身を置く一人としても大変残念で悲しいことです。二度とこのような悲しい事故を起こさないためにも、本日の安全大会で皆さんと共に無事故を誓い合いたいと思います」などとあいさつし、参加者に改めて無災害、交通事故防止を訴えた。
 続いて能登芳昭市長と伊藤礼司・富良野警察署長がそれぞれの立場で来賓あいさつを行い、同協会が果たしている役割に期待し、今年1年間の安全を願った。
 この後、後藤亮・旭川労働基準監督署署長、丹羽利明・富良野警察署交通課長、髙木智也・富良野警察署刑事生活安全課刑事第2係長が、それぞれの立場で「労働災害防止」「交通事故防止」「地域の防犯」をテーマに講演を行い、作業現場での事故防止をはじめ、交通事故、犯罪防止を訴えた。
 続いて参加者を代表して富良野地区看板塗装業組合の吉岡一美さんが「地域・職場ごとの安全管理体制を充実し、安全確保の徹底をします」「悲惨な交通死亡事故発生の撲滅に努めます」など3項目にわたる「労働・交通安全」の決意宣言を行った。続いて富良野板金組合の武山栄一さんが「暴力団を恐れない」など3項目の「暴力追放」の決議を行った。
 最後に富良野建設業青年会の斉藤正憲さんが1年間の無災害、交通事故ゼロを訴えた「安全コール」を行い閉会した。



少林寺拳法北海道地区代表選考会で大活躍

 目指すは全国制覇だ―第7回全国中学生少林寺拳法大会北海道地区代表選考会を兼ねた北海道中学生少林寺拳法大会で、富良野光明寺道院(青木賢隆道院長)に所属する青木賢祥2段(富良野西中2年、13歳)と佐藤佑亮2段(富良野東中2年、14歳)のペアが、男子組演武の部で堂々の初優勝を飾り、8月17、18日に香川県丸亀市民体育館で開かれる全国大会に2年連続出場する。また、同部で塚田康生初段(富良野西中1年、12歳)と土田龍初段(同、同)のペアが3位に入賞し、同じく全国大会に駒を進めた。
 同大会は5月26日、江別市東野幌体育館で開催された。男子組演武の部には道内各地から強豪選手21組が出場し、全国大会の出場権を懸けて全道一の実力を競い合った。
 青木・佐藤ペアは日頃の練習成果を発揮し、2位に大差をつける262点を得点した。青木選手は4月、練習中に右足を負傷し、先月6日に行われた少林寺拳法北海道大会兼世界大会選考会中学の部では、2位に甘んじたが、同大会では負傷した傷もほぼ完治し、佐藤選手と息の合った堂々の演武を行った。
 青木・佐藤ペアは昨年の大会では1年生ながら2位の成績で全国大会に出場し、5位に入賞する活躍を見せた。また、昨年12月に行われた全国大会でも3位に入賞。今年3月には両選手とも2段に昇段し、さらにレベルアップしている。「全国大会では万全な体制で臨みたい。トップの選手との実力の差は僅差なので優勝を目指したい」と意気込んでいる。
 一方、見事1年生ながら3位に入賞し、全国大会出場を果たした塚田・土田ペアも「全道大会では満足できる演武でした。先輩に負けないよう上位入賞を目指したい」と闘志を燃やしている。
 指導している青木道院長は「優勝した青木・佐藤ペアは、決して満足できる内容ではなかった。まだまだ力を発揮できるものと思っている。全国トップレベルの実力を有しているので、1年生の塚田・土田ペアと共にワン・ツーを期待したい。また、同じ道院から2ペアが全国大会に出場できたことは後に続く後輩に大きな励みにつながる」と喜んでいる。

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