2013年6月27日木曜日

上川地域づくり連携会議開く

 北海道開発局旭川開発建設部と上川総合振興局が主催する「上川地域づくり連携会議」が24日午後、富良野市保健センターで開催され、富良野市、上富良野町、中富良野町、占冠村の市町村長、民間の有識者と「地域の直面する課題」をテーマに意見交換が行われた。
 はじめに旭川開発建設部の丹野弘部長と上川総合振興局の山本広海局長がそれぞれの立場であいさつし、上川管内における地域づくりに対しての理解と協力を改めて求めた。この後、事務局側から上川の農産物供給力向上、道北広域観光活性化など5項目の重点プロジェクトの進捗状況など道北連携地域の「地域づくりの方向」について概要を説明した。
 この後、テーマに沿って意見交換が行われ、富良野市の能登芳昭市長は①道北広域観光活性化プロジェクト②新エネルギー導入促進プロジェクト―などについて意見を述べた。①については「道東自動車道開通により新千歳空港から占冠村を経由して、富良野・旭川方面へ移動する観光客の流れがあり、この流れは道北地域全体へ波及することが期待できることから、環境整備の促進・効果的な情報を発信してほしい」などと訴えた。さらに旭川十勝道路の整備促進に対して「今年度、旭川東神楽道路が整備区間として事業着手されるが、未だ調査区間となっていない美瑛から中富良野間、富良野から占冠間の早期調査区間への昇格、調査区間である美瑛道路、富良野南道路の早期整備区間への昇格を」と要望した。
 また、②に対しては「本市麓郷地区の白鳥川において試験中である発電用水車は、一般市民や学生の環境学習や地域の防犯灯用電源として活用することを目的に整備を行っている。今後、新エネルギー導入の推進に際しては、環境整備が重要なことから、地域の特性を考慮しながら、事業規模の大小に関係なく、補助事業における要件緩和・支援拡充などを実施してほしい」などと要望した。



数学者の秋山仁さんが富良野西中で公開授業

 数学者の秋山仁さんが24日、富良野西中学校で公開授業を行い、1年生93人に「数学と仲良くなる方法」と題して数学が好きになるコツを教えた。
 秋山さんは富良野の応援団として毎年訪れており、これまでも市内の小中学校と高校で公開授業を何度も行っている。今回は1学年のPTA学年行事と合わせ、メセナ協会の協力で行われた。
 秋山さんは授業前に得意のアコーディオン演奏を披露し、生徒たちを和ませた後、「数学は努力すれば必ず比例してできるようになる。勉強していても成果が出ないのは努力が足りないからだ」などと指摘し、正しい勉強方法のコツを教えた。
 秋山さんは「次の3つをいつも習慣にすれば数学ができるようになる。その1つは分類、整理すること。2つ目は問題を読んだら図を描いたり、グラフ化するなど視覚化すること。そして3つ目は分からないものは分かるものに帰着すること」などとアドバイスし、三角形、楕円形、多角形などの図を描いてその面積を計算する方法を教えた。
 公開授業には女優の由美かおるさんがゲスト出演し、秋山さんのアシスタントを務めていた。また、授業前には3年前から秋山さんの指導で習っているというアコーディオンを仲良く歌いながら演奏し、生徒から大きな拍手を受けていた。

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