富小ジュニアチーム 粘って拾って全国へ
今月22、23の両日、別海町町民体育館で開催される「ファミリーマートカップ第33回全日本バレーボール小学生大会北・北海道大会」女子の部に、富良野地区を代表して出場する富良野小ジュニアチーム(平泉誼巳(ことみ)主将、12人)が14日午後、市役所を訪問し、能登芳昭市長に「全国大会出場を目指し、ベストを尽くします」と力強く意気込みを述べた。
同チームは、5月12日に富良野スポーツセンターで開かれた富良野地区予選(9チーム出場)で優勝を飾り、北・北海道大会に出場する。平成元年にライオンカップ全国大会に出場し、堂々の3位に入賞。また、同21年には全日本スポーツ少年団バレーボール交流大会に出場するなどの名門チーム。
監督の西川潤教諭、平泉主将ほか部員11人が表敬訪問した。はじめに西川教諭が「粘って拾って全国大会へ、を合言葉に練習を行ってきた」と報告。さらに平泉主将をはじめ部員一人ひとりがレギュラーとして、また後方支援としての意気込みを力強く語った。平泉主将は「昨年、準優勝であと一歩だった。全力を出し切って、粘って拾って目標の全国大会を目指したい」と主将としての決意を能登市長に伝えた。
これに対して能登市長は「北・北海道大会でも日頃の練習成果を発揮して活躍して下さい。また、良い報告が聞けるよう待っています」などとエールを送った。なお、北・北海道大会の出場チームは男女とも各16チーム。強豪チームは釧路という。
富良野市が空知川に魚を育む会に感謝状
31年間の活動終える
富良野市は、「空知川に魚を育む会」(佐藤邦昌会長)が解散したのに伴い、12日、31年間にわたるニジマス等の放流を通して、空知川をはじめ、市内の河川環境を保護してきたことに対して、佐藤会長に感謝状を贈呈した。同育む会が放流したニジマス等の購入額は実に約1500万円に上り、発眼卵を含め140万匹にも上った。
同育む会は昭和58年に市内の釣り愛好家で結成され、空知川をはじめ、布部川、ベベルイ川、布礼別川、西達布川などにニジマス等を放流し、河川の保護と合わせ大勢の子供たちに夢を与え、自然環境を守ることの大切さを啓蒙してきた。
しかし、道が生物多様性保全条例を制定したのに伴い、外来種のニジマスを継続して放流することが困難になった。また、会員の高齢化と活動資金が乏しくなってきたため、今月1日に実施した市民放流会を最後に、同会をこのほど正式に解散し、報告を兼ねて同日、佐藤会長、関口俊幸副会長、小野仁志事務局長の3人が市役所を訪れた。
能登芳昭市長が、同会の息の長い活動と、子供たちに夢を与えたことに対し感謝状を佐藤会長に授与した。佐藤会長は「市の協力があって31年という長い期間継続して市内の河川にニジマスを放流することができました。購入資金は会員の会費や大勢の市民の寄付によって賄われてきました。多い時では年間70~80万円に上ったが、近年では20万円程度で資金不足になっていました。放流では毎年40~60万円の資金を使いました。近年では積立金を取り崩して対応していた。在来種を守るための条例が制定され、外来種のニジマスを継続して放流することが難しくなった」などとこれまでの経過を報告した。
これに対して能登市長は「31年という長期にわたり継続してニジマス等の放流を行ったことに対し、感謝を申し上げます。在来種を守るための条例が制定されたのでやむを得ないと思います。子供たちに夢を与えてきただけに残念です」などと長年の労をねぎらった。なお、同会は解散に伴い、活動資金として残った9万2000円を市に寄付した。
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