2013年7月9日火曜日

交通安全と犯罪防止を啓発
沿線5市町村115キロで車両パレード

 上川管内商工会連合会富良野ブロック(ブロック長・曽慶一介=南富良野町商工会会長)主催の「安全・安心三本の矢作戦」車両パレードが5日、上富良野町役場前をスタートに沿線5市町村で実施され、住民に交通事故防止や犯罪のない安全・安心の地域づくりを呼びかけた。
 同作戦は今年で5回目。富良野管内1市3町1村の行政、商工会、生活安全推進協議会の3団体が「三本の矢」となって交通安全と犯罪防止の安全・安心を住民にアピールするのを目的に行われている。同作戦はライトを点けた車で、上富良野町役場前をスタートに国道237号線、同38号線沿いにある中富良野、富良野、南富良野、占冠の115キロを走行した。
 出発式では主催者を代表してブロック長代理の佐川泰正・上富良野商工会会長が「安全・安心は沿線住民の共通の願い。どこでいつ事故が発生し、また犯罪が起きるか分からない。定期的にこうした啓発行動を行うことで、住民の安全意識が保たれるものと思われる」とあいさつ。
 続いて山本広海・上川総合振興局局長が「沿線住民がまとまってこうした活動を行っているのは全道でも富良野地域だけ。それだけ住民の絆が深く、強いものだと思います。末永く活動していくことを願っています。今、全道一円で青少年の非行防止が展開されており、10日からは夏の全道交通安全運動が始まるだけに、この三本の矢作戦は非常に重要です」などと、同作戦を高く評価した。向山富夫・上富良野町長も「安全に暮らせる条件が整っていることが大事。1年間の行事として思いを新たに行動して下さい」と訴えた。
 この後、山本振興局局長、坂巻俊次・旭川開発建設部富良野道路事務所所長、伊藤礼司・富良野警察署署長の3人が向山町長、佐川商工会会長、本田邦光・上富良野町生活安全推進協議会会長に「交通安全」のタスキを手渡した。
 これに対して佐川商工会会長が3人を代表して「交通安全・防犯など管内の安全・安心を住民にアピールし、このタスキと、安全・安心の願いを込めた『短冊』をパレードに参加する人々の想いと共に、無事、占冠まで伝達します」と決意表明を行った。
 車両パレードでは、中富良野町のベストム、富良野市役所、富良野消防署山部出張所、南富良野町でそれぞれ引き継ぎの手交式を行い、午後1時半過ぎに占冠村で到着式を行い、終了した。



全道夏季交歓大会に出場
富良野ミニバスケットボールクラブ(男子)

 富良野市内の小学男子で編成する富良野ミニバスケットボールクラブ(三浦弘人キャプテン、18人)が6月に当麻町で開催された第34回北海道ミニバスケットボール夏季交歓大会旭川地区予選会で見事準優勝を飾り、8月2日から北見市で開かれる全道夏季交歓大会に出場する。同クラブは今年で結成10年目になるが旭川地区予選会での準優勝は初めて。それだけに選手たちは「全道夏季交歓大会では全勝を」と燃えている。
 同クラブは富良野小、扇山小、東小の3校の1~6年生で編成し、毎週火、木、土曜日の夜、約2時間にわたり練習を行っている。平成20年には旭川地区予選会で5位に入賞し、地元開催枠で初めて全道夏季交歓大会に出場した。昨年は5位に入賞したものの、ベスト8だった。
 旭川地区予選会には15チームが出場し、熱戦を繰り広げた。富良野は1回戦で中富良野を56―6、2回戦で近文(旭川)を48―13でそれぞれ下し、各ブロック1位(4チーム)で通過した決勝リーグに駒を進めた。同リーグには富良野、旭川愛宕東、旭川第三ライズ、陵雲(旭川)の4チームが出場。熱戦の結果、富良野は強豪の旭川愛宕東に13―69で敗退したが、旭川第三ライズを36―16、陵雲を30―16でそれぞれ下し、2勝1敗の成績で準優勝を飾り念願の全道夏季交歓大会に駒を進めた。
 三浦キャプテンは「1年生の時からミニバスケットを練習しています。時々、辛いこともありますが楽しいです。キャプテンとしてチームをコントロールし、試合で厳しい状況になった時には逆転できるように頑張ってきました。全道夏季交歓大会には24チームが出場し4チームによるリーグ戦が行われます。全勝できるように頑張りたいです」と意気込みを語った。
 監督で三浦キャプテンの父親でもある三浦由也さん(49)は「選手は全員小柄。身長の高い子は1人もおりません。しかし、プレーにスピードがあり俊敏で身体能力の高い子ばかりです。旭川地区予選ではその能力を発揮し、旭川愛宕東を除いた4試合では大差を付けての勝利でした。全道夏季交歓大会ではレベルの高いチームばかりだが、11月から始まる全道大会旭川地区予選会でも好成績を挙げられるよう子供たちを指導していきたい」などと話し、選手たちの活躍に一層期待を寄せている。

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