富良野市、富良野市交通安全協議会、富良野市地域安全協会が主催する「第2回富良野市交通防犯運動市民大会」が11日午後、文化会館大ホールで開かれた。約400人の市民が参加し、交通事故と犯罪のない安全・安心な社会づくりに向けた取り組みを宣言した。
同大会は、6日から始まった春の全国交通安全運動に合わせて開かれた。一昨年までは交通安全のみだったが、昨年度からは防犯運動も加えての大会となった。参加したのは交通安全協会、地域安全協会の役員をはじめ、学校、事業所、商工団体、農業団体、女性団体、老人クラブなどの代表者や会員。はじめに主催者を代表して能登芳昭市長が「昨年は富良野市内で5人が交通事故で亡くなった。死亡事故をなくすということをそれぞれの意識のもと、運動を展開していかなければならない。また、犯罪も地域や団体によって防止していくことが重要。今年1年間、一致団結してPRしていきたい」など地域一丸となった活動を訴えた。
続いて伊藤礼司・富良野警察署署長が「当管内はこれから観光シーズンを迎え、交通量が増える。このため、幹線道路でのスピードダウンが求められる。また、犯罪では殺人、強盗など凶悪犯の発生は少ないが、自転車盗、自動車盗、空き巣、さらに振り込め詐欺、痴漢などが増えてくる。私たちと一緒にこれまで以上に連携し、安全安心なまちづくりを目指していきたい」などとあいさつし、参加した市民に改めて官民一体となった協力を求めた。
この後、丹羽利明・富良野警察署交通課長が交通事故対策、久留宮紘士・同生活安全係長が防犯対策についてそれぞれ講話を行った。
この中で丹羽課長は「道内では歩行者と車の事故が最も多く、歩行者ではお年寄りが占めている。次に多いのが単独事故、そして正面衝突事故」とこれまでの事故形態を説明し、「高齢歩行者の事故が多いのは車が遠くに見えるから。しかし、車は40キロの速度で1秒間に11・5メートルも進む。このためはねられてしまう。そしてドライバーも左側には注意を払うが右側については注意力が散漫になるため歩行者に気づかずはねてしまう」などと解説し、また単独事故については「スピードの出し過ぎが原因」、そして正面衝突については「運転を開始してから1~2時間が経過すると集中力が低下し、覚醒時に1、2秒間、居眠り状態となる運転によるもの」などとそれぞれ指摘した。
また久留宮係長は「昨年、富良野署管内で発生した犯罪(刑法犯)は99件で前年より12件少なく、毎年減少している。犯罪を防止するためには自主防犯が大切。家屋などへの侵入盗犯ではほとんどが鍵をかけていない。また自転車盗は全体の20%も占めており、大半が鍵をかけていないのが原因。車上狙いも無施錠が多い。家の前だからといって安心してはいけない。また車の中に貴重品や現金を置かない」などと説明し、「犯罪は身近に存在していると自覚することが大切」と注意を呼びかけた。
続いて扇山小1年の宮西璃青君と富良野小1年の芦田蘭ちゃんが、「子ども警察防犯標語」を元気いっぱいに紹介した。また、山部小校長の畠伸広さんが、全校児童で取り組んでいる交通安全大会や国道沿いでの旗波作戦、さらに学校農園で栽培している農作物とメッセージをセットにした秋の交通安全運動の啓蒙などを紹介した。
最後に富良野ライオンズクラブ会長の菊地敏紀さんが「高齢者事故防止対策の推進」など7項目を読み上げて交通安全を宣言した。続いて、扇山子どもネットワーク会長の越前琢哉さんが「私たちは、地域安全活動の中核的担い手として、自主防犯活動に取り組む人々と連携を密にし、安全で安心して生活できる地域社会の実現のため、一層努力します」と地域安全宣言を行った。
「全ての人々や物事から学びたい」
ことぶき大学3校合同入学式
富良野市ことぶき大学(学長・宇佐見正光教育長)の平成25年度「3校合同入学式」が10日、文化会館大会議室で開かれ、本科に19人、大学院に5人がそれぞれ入学。さらに研究生として9人が、新たな気持ちで新年度を迎えた。
本科(4年)には富良野校に13人(男性4人、女性9人)、山部校に6人(男女各3人)がそれぞれ入学した。東山校の新入生はゼロ。本科を卒業した大学院(2年)には富良野校に5人(男性2人、女性3人)。山部校と東山校の新入生はゼロ。さらに本科を卒業し大学院を修了した研究生は富良野校に7人(女性)、東山校に2人(同)が入った。今年度の在籍者数は91人。
式では新入生一人ひとりの紹介が行われた後、宇佐見学長が「現在の長寿社会の中で、私たちの生活環境は社会の進展や経済の変化に伴い、大きく様変わりしており、その変化に柔軟に対応し、人生をより充実したものとするためには、常に自らを磨き、生涯にわたっての学習を継続していくことが大切です。多くの学友と共に学び、交流の輪を深めながら、健康には十分留意され、楽しく有意義なことぶき大学での生活を送って下さい」などと式辞を述べた。
続いて来賓の石井隆副市長が「大勢の仲間と共に、心の豊かさと教養を高める学習活動から生涯現役として、自らを高揚させ、これまで経験されたことを地域社会で活かし、自らの生活向上に役立たせて下さい」などと能登芳昭市長から託された祝辞を読み上げた。
続いて横山久仁雄・富良野市議会副議長が「好奇心は若さを保つ秘訣です。ことぶき大学で新しい発見を見つけて下さい」と激励。さらに本間勲・北海道議会議員が「学ぶことは年を取らない。いかに学ぶことが大切だということをつくづく感じています。私も仕事を辞めたらことぶき大学に入り、皆さんと一緒に学びたい」と祝辞を述べた。
また在校生を代表して富良野校大学院1年の藤田忠昭さん(72)が「高齢になっても家に閉じこもっていないでこれまで培ってきた豊かな経験と知識を地域社会に活かすことが求められています。素晴らしいことぶき大学で一緒に学びましょう」と歓迎の言葉を述べた。
これに対して新入生を代表して山部校本科の山本勝彦さん(69)と武田眞理子さん(68)が「多くの仲間と共に富良野市ことぶき大学へ入学できる喜びをかみしめています。私たちは先生方や仲間、これから出会う全ての人々や物事から学びたいと思っております。困難も待ち構えていることでしょうが、仲間と話し合い、力を合わせて乗り切っていきます」と入学の決意を述べた。
式では新入生一人ひとりの紹介が行われた後、宇佐見学長が「現在の長寿社会の中で、私たちの生活環境は社会の進展や経済の変化に伴い、大きく様変わりしており、その変化に柔軟に対応し、人生をより充実したものとするためには、常に自らを磨き、生涯にわたっての学習を継続していくことが大切です。多くの学友と共に学び、交流の輪を深めながら、健康には十分留意され、楽しく有意義なことぶき大学での生活を送って下さい」などと式辞を述べた。
続いて来賓の石井隆副市長が「大勢の仲間と共に、心の豊かさと教養を高める学習活動から生涯現役として、自らを高揚させ、これまで経験されたことを地域社会で活かし、自らの生活向上に役立たせて下さい」などと能登芳昭市長から託された祝辞を読み上げた。
続いて横山久仁雄・富良野市議会副議長が「好奇心は若さを保つ秘訣です。ことぶき大学で新しい発見を見つけて下さい」と激励。さらに本間勲・北海道議会議員が「学ぶことは年を取らない。いかに学ぶことが大切だということをつくづく感じています。私も仕事を辞めたらことぶき大学に入り、皆さんと一緒に学びたい」と祝辞を述べた。
また在校生を代表して富良野校大学院1年の藤田忠昭さん(72)が「高齢になっても家に閉じこもっていないでこれまで培ってきた豊かな経験と知識を地域社会に活かすことが求められています。素晴らしいことぶき大学で一緒に学びましょう」と歓迎の言葉を述べた。
これに対して新入生を代表して山部校本科の山本勝彦さん(69)と武田眞理子さん(68)が「多くの仲間と共に富良野市ことぶき大学へ入学できる喜びをかみしめています。私たちは先生方や仲間、これから出会う全ての人々や物事から学びたいと思っております。困難も待ち構えていることでしょうが、仲間と話し合い、力を合わせて乗り切っていきます」と入学の決意を述べた。
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