2012年10月4日木曜日

フラノ・マルシェのアイディア商品企画で表彰

 ふらのまちづくり株式会社(西本伸顕代表取締役社長)主催の「フラノ・マルシェ『パン・スイーツ』商品企画の表彰式」が9月29日午前、同施設内のサボールで開かれ、最優秀賞の富良野西中1年・土山怜奈さん、富良野緑峰高3年・村上遼華さんをはじめ、優秀賞、アイディア賞各2人をそれぞれ表彰した。
 同社では、フラノ・マルシェの2周年記念行事として、昨年に続いて富良野の素材を使ったパン、スイーツの商品企画を募集。寄せられた作品は167点にも上った。
 パン部門で最優秀賞に選ばれたのが土山さんの「富良野オムカレーパン」。スイーツ部門で村上さんの「ハスカップのシュー」。
 土山さんは「富良野オムカレーは中々食べることができない。そこで手軽に食べることができるようにと富良野オムカレーパンを考えました」とアイディアを語った。
 また村上さんは「両親がハスカップを栽培している。富良野の特産物として多くの観光客に食べてもらい、有名になってほしいという気持ちを込めて商品化を考えた」という。
 また優秀賞のパン部門で富良野緑峰高3年・北嶋ひかるさんの「グリルかぼちゃのタルティーヌ」、スイーツ部門で富良野西中1年・上野陽希さんの「カスタードポテトパイ」、アイディア賞パン部門で富良野小5年・中野祐心佳さんの「中みとろとろめろんパン」、同スイーツ部門で同5年・小柴真桜さんの「トマ☆Pプリン、トマ☆Pゼリー」がそれぞれ選ばれた。
 表彰式では荒木毅・同社代表取締役会長が、アイディア賞、優秀賞、最優秀賞の順で表彰を行い、作品応募に対してお礼を述べた。
 なお、最優秀賞に選ばれたパン(380円)とスイーツ(200円)は商品化され、同日からサボールで販売されている。販売期間は今月31日まで。



福島県南相馬市で「いも煮会」 市内など沿線の農家と緑峰高が食材2トン提供

 富良野地域農村元気プロジェクト(岡野恭輔会長)は、東日本大震災で被害を受けた福島県南相馬市の子供たちや被災者を支援するため今月8日、「いも煮会」を同市で開催する。その食材となるじゃがいも、にんじん、玉ねぎ計2トンをトラックで現地に運び込み、子供たちと一緒にいもを煮て食べ、にんじんや玉ねぎを仮設住宅に住む被災者に配る。
 同プロジェクトは今年5月、農林水産省の「食と地域の交流を推進する事業」の補助を受けて発足し、富良野美瑛地域資源開発センター代表理事を務める佐藤秀靖さん(49)が事務局を担当し活動を行っている。
 その一環として南相馬市の子供たちと交流し、被災者を支援することになった。じゃがいもと玉ねぎは市内扇山と美瑛、にんじんは市内麓郷と上富良野の農家が提供し、さらに富良野緑峰高校園芸科学科の生徒たちがじゃがいもを贈った。
 2日午後、緑峰高校でじゃがいもの贈呈式が行われた。園芸科学科2年の西尾育実さん(16)が「5月末に農場で、ひまわり幼稚園児と一緒にキタアカリを植え、8月29日に収穫しました。キタアカリは甘くて美味しいじゃがいもです。たくさん食べていただければ嬉しいです」、同3年の鶴谷穂乃佳さん(17)が「カレンジャー娘として活動しています。多くの人たちにたくさん食べていただきたい」などと話し、10キロ入りのキタアカリ5ケースを手紙を添えて佐藤さんに手渡した。
 これに対し佐藤さんは「皆さんの思いを南相馬市の子供たちや、まだ仮設住宅に住んでいる被災者にしっかりと伝えてきます」と約束した。
 佐藤さんは富良野移住者の会の蛯名裕子会長ら3人で6日出発し、9日までの日程で滞在する。いも煮会は8日午前開かれ、同市の「こどものつばさ」に所属する子供たち約50人と交流し、午後から仮設住宅に住む被災者に、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを配布する。

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