2011年4月28日木曜日

市議選 18人に当選証書を付与

 富良野市選挙管理委員会(藤田稔委員長)は、24日に投開票が行われた市議会議員選挙で当選した18人に当選証書を26日午前、市役所大会議室で付与した。同選挙には定数18に対して現職13人、新人9人が立候補し、現職11人、新人7人が8年ぶりの激戦を制して、向こう4年間の議席を獲得した。
 藤田委員長が石上孝雄さん(56)=農業=を皮切りに、当選証書を立候補届け出順に渡し、「市議会議員の使命は多大で重いものがありますが、それを遂行した暁には、1票を投じた有権者の満足感と信頼関係が増大されるものと確信します。どうか、健康に留意され、市議会議員としての激務を果たされますことを祈念します」とあいさつ。
 続いて能登芳昭市長が「選挙戦で有権者に訴えた公約や主張を議会で論議し、また提案を行い、チェック機関として思う存分、市民の負託に応えて下さい」とお祝いの言葉を述べた。
 なお、新議員の任期は5月1日から平成27年4月30日まで。初議会は5月13日に開かれ、正副議長の選挙、各常任委員会正副委員長の選任など新議会の役員構成を決める。また、会派・政党の届け出は2日までに行われる。会派届け出は新議員が多数当選したことから新会派の届け出が行われる見通し。



準絶滅危惧種指定 ヒメギフチョウの保護を

 準絶滅危惧種に指定されている「ヒメギフチョウ」を保護するための看板が市内布礼別地区の布礼別神社敷地内に設置された。
 ヒメギフチョウは「春の女神」と呼ばれ、春一番に羽化するが、年々個体数が減少しているという。北海道では布礼別地区など限られた地域でしか生息していない。美しく珍しいチョウとしてマニアによる乱獲が目立っているため、その保護を訴えるため看板が設置された。
 布礼別小学校(三浦徹校長、児童数18人)は、このヒメギフチョウの観察を行いながら学習し、保護活動に協力していく。
 看板設置の除幕式が行われた21日、日本チョウ類保存会事務局の金子尚史さん(67)が講師として招かれた。金子さんは児童たちに「布礼別はヒメギフチョウの生息地として全国的に知られています。でもその数が年々減少しているので、しっかり学習して保護して下さい」と看板の前で野外授業を行い、自然保護の大切さを訴えた。

0 件のコメント:

コメントを投稿