2011年5月9日月曜日

2シーズン目も好スタート フラノ・マルシェ

 昨年4月末にオープンした複合商業施設「フラノ・マルシェ」=市内幸町13番1号=は、4月29日から5日までのゴールデンウィーク期間中に約2万5000人の入場者で賑わい、2シーズン目も好調なスタートを切った。4月27日現在、47万人を超える入場者数で、間もなく50万人の大台を突破する見込み。
 同施設は、ふらのまちづくり株式会社(西本伸顕代表取締役)が運営管理し、昨年4月22日にオープンした。以来、中心市街地の商業目玉施設として予想を大幅に上回る人気を集めている。
 冬期間は入場者数が減少したものの、観光シーズンを迎え再び賑わいが戻り始めている。東日本大震災の発生に伴い、観光客の減少が予想されたが、ゴールデンウィーク期間中は札幌や旭川などの近郊から家族連れの観光客が次々に訪れた。
 同ウィーク期間中は雨や低温の日が続いたものの、4日は6000人を超える観光客で賑わったという。また子どもの日の5日も幼児や小学生を連れた大勢の観光客が訪れ、イベントとして開かれた「お絵かき大会」には100組を超える家族が参加し、大人気だった。
 小樽市から来た30代の男性は「妻は富良野の大ファン。昨年フラノ・マルシェに5度も来ています。私は初めてですが、お絵かき大会に参加した2人の子供は大喜びでした」と話し、また石狩市の男性は「初めてフラノ・マルシェを訪れました。とても良い場所で大勢の観光客が訪れているのに驚きました」と双子の姉妹と妻の4人で楽しんでいた。
 同施設では「ゴールデンウィーク期間中は雨の日と低温の日が多く心配したが、予想を上回る入場者数でした。5日に企画した子どもの日のイベントがこんなにも人気を集めるとは思いませんでした。景品として用意した風船200個はお昼過ぎでなくなってしまいました。これからも様々なイベントを企画して家族連れの観光客に楽しんでもらいたい」と話している。



6種類の“めん”が評判 富川製麺所でメニューをリニューアル

 好みの麺に合わせたラーメンが評判になっている―開業以来、北海道産の小麦を使い続けているラーメン店「富川製麺所」=市内日の出町12番22号=が4月中旬からメニューをリニューアルし、訪れる観光客や常連客から好評を博している。
 評判になっている麺は太麺、細ストレート麺、平打ち麺、中縮麺、石臼挽き麺、地獄麺の6種類。
 代表取締役の富川哲人さん(44)は「平成13年から自家製麺をお客様に提供して10年目になり、レシピも膨大になりました。しかしスープが違うラーメンを同じ麺で提供することに開業以来疑問を感じていた。家族で来ても太い麺を食べたい、いや細いのがいい、ちぢれたのがいいと、それぞれ麺の好みが違います。そこでお客様の好みの麺に合わせた様々なバリエーションのラーメンを提供することにしました。満を持してメニューのリニューアルです」と語る。
 同店は平成9年4月に駅近くの中心市街地でオープン。店舗入口に製麺室があり、製麺所つきのラーメン店として話題になり、観光客をはじめ常連客から人気を集めている。富川さんは「東日本大震災で道内の観光客が激減しており、富良野市内でも今年は相当厳しい状況になると覚悟しています。それだけに新メニューで観光客や市民にアピールし、もっと底力をつけていきたい」と新たな意気込みを見せている。
 なお、同店の営業時間は午前11時から午後8時。定休日は水曜日。問い合わせは23・1965番へ。

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