2011年4月2日土曜日

本間勲氏 無投票当選

 任期満了に伴う北海道議会議員選挙が1日告示されたが、上川総合振興局選挙区では定数3人に対して現職3人のみの立候補で無投票となり、富良野市の本間勲氏(66)が5選を果たした。
 本間氏は同日午前8時から連合後援会事務所=市内若松町8番10号=で開かれた出発式で「東北・関東で大地震が発生し、さらに福島原子力発電所事故で未曾有の災害が起きている。岩手、宮城、福島、茨木の東北4県で生産される野菜は国内の30%を占める。こうした中で北海道は何ができ、何に貢献できるのか、安全・安心な野菜を作ることが北海道の役割と思う。日本の食糧の安全・安心を図ることを私の当面の仕事としたい。原子力発電の代替エネルギーに向けて早急に対応していきたい。またTPP問題は将来の北海道農業に大きな影響を与えるものなので、断固反対していく」と5期目に向けた決意を述べた。
 本間氏は富良野市生まれ。市議会議員を2期務めた後、平成7年、富良野市選挙区から北海道議会議員選挙に出馬して以来、今回で5期連続当選。現在、自民党道連政調会長として、その手腕を発揮。また道政への提案、提言をはじめ、自民党農林部会へブロック代表として出席している。


看護専門学校で出前講座

 旭川人権擁護委員連合会と男女共同参画社会推進委員会主催の出前講座「デートDV」がこのほど、富良野看護専門学校(丸昇学校長)の1年生(31人)を対象に開かれ、ビデオ上映や講義、実演を通してお互いに相手を尊重する関係を築くことに大切さを訴えた。
 同講座は市内の高校でも開かれているが、DV(ドメスティック・バイオレンス)は、一般的には夫や恋人など親密な関係にある男性から女性への暴力をいうが、高校生や大学生のカップル間でも、親密な関係になると大人と同様な事が起きている実態を踏まえて高校生や専門学校生を対象に定期的に出前講座を開き、相手の立場に立って考えることの大切さを訴えている。
 山口佐知子委員長や富良野市人権擁護委員の藤田幸恵さんらが講師を務めた。生徒たちは、ビデオ「デートDV」を視聴した後、身体的暴力、言葉の暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的な暴力などについての説明を受けた。この中で山口委員長は「愛情と束縛は違う」、「自分の考え方や価値観を押し付けず、相手の立場に立って考える」などと訴えた。
 この後、男子生徒と女子生徒、男性職員と女子生徒、男性人権擁護委員と女子生徒がそれぞれペアになって「人と支配」のロールプレイ(実演)を行った。山口委員長は「デートDVをしない、されないために大切なことは自分も相手も尊重する関係を築く“人権意識”」と訴えた。

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