2011年4月5日火曜日

「北の国から」放映30周年記念事業 6月以降に実施

 「北の国から」放映30周年記念事業実行委員会(能登芳昭会長)は、2月末に開いた2回目の会合で事業期間や事業計画、イベント事業、連携事業、収支予算などについて具体的な協議を行ったが、東日本大震災で大勢の人たちが亡くなり、未だに行方不明になっていることを配慮して、実施期間を見直し6月頃からのスタートを予定している。当初の計画では実施期間を4月29日から10月30日に決定し、3月下旬から全国規模で同イベントのPRを行う予定だった。



早春の森をウォッチング

 富良野の自然に親しむ集い「早春の森を歩こう!シカ・ワシウォッチングin東大演習林」(富良野市博物館、富良野の自然に親しむ会共催)が3月21日、市内西達布三の山地区の東大演習林98林班と東郷ダムサイトで開かれ、自然愛好家の市民36人が、早春の林野でヒグマの足跡やオジロワシの飛来などを楽しくウォッチングした。
 同集いは平成22年度最後(5回目)として開かれた。小学生をはじめ南富良野町からも参加した。富良野の自然に親しむ会会員で東大演習林職員の松井理生さん、木村徳志さん、自然写真家の石黒誠さんの3人がガイドを務めた。
 参加者はスノーシューをはいて約2時間にわたり、西達布川本流の広葉樹主体の河畔林と東郷ダムのダムサイトからウォッチングを楽しんだ。西達布川沿いでは上空を飛来するオオワシとオジロワシを見ることができ、さらにエゾリスの足跡やエゾシカのねぐらの様子など多くの生き物の痕跡(アニマルトラック)を観察することができたという。
 またヒグマの足跡を確認することもでき、参加者たちは好天に恵まれたこともあり、春目前の森の自然観察を存分に楽しんでいた。主催者側では「森は私たちの身近にあるが、個人ではどう接すればいいか分からない場合が多いのではないだろうか。今度もこうした講座を通して自然への興味深さと付き合い方を伝えていきたい」と話している。

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