2013年1月10日木曜日

全道JA青年部大会で東山支部の大野寛之さんが最優秀賞

 第61回全道JA青年部大会で、JAふらの青年部東山支部(幕田桂一支部長)の大野寛之さん(31)が「青年部活動実績」部門で最優秀賞を受賞した。大野さんは2月14日に東京で開かれる全国大会出場を目指し、あす11日、宮城県仙台市で開かれる北海道・東北ブロック大会に挑む。
 受賞した大野さんと、発表に向けて支援している同支部長の幕田さん(27)、JAふらの青年部長の北壮肇さん(32)の3人が年末に市役所を訪れ、能登芳昭市長に受賞報告と北海道・東北ブロック大会に出場する意気込みを伝え、さらに「全国出場を目指したい」と抱負を語った。
 同大会には、上川をはじめ函館、釧路、北見、留萌、石狩の6管内から選ばれた農業青年が「青年の主張」と「青年部活動実績」の2部門で北海道・東北ブロック大会に向けて競い合った。見事、最優秀賞に選ばれた大野さんの発表は「こちら、過疎最前線」でサブタイトルが「東山でそばを作り始めた男たちの物語」。
 大野さんは10年前の2002年から、地域の農業青年22人と連携し、耕作放棄地の有効利用とこれ以上耕作放棄地を増やさないのを目指し、そばの栽培を開始した。初年度はわずか90アールだったが、10年後の昨年は11ヘクタールまで拡大。「家の仕事をしながらの共同作業を連携しながらするのは大変だった。試行錯誤を繰り返しているうちに青年部が成り立っていることが分かった。そばの栽培を通じて地域活性化の一翼を担う活動に発展してきている」という。
 大野さんら3人は「今回の受賞はみんなのチームワークの結果。それぞれ役割分担を行いながら、10年が過ぎた。今回の発表でも全員の協力で成り立った。北海道・東北ブロック大会も突破し、全国大会進出を目指したい」と意気込みを能登市長に伝えた。これに対して同市長は「素晴らしい成績です。地域で頑張っている農業青年に対して行政としても対応していきたい。ぜひ、全国大会を目指してほしい」と称賛し、一層の奮起を促した。



少林寺拳法の青木賢祥、佐藤佑亮両選手
12月の全国大会で堂々の3位

 今年は全国優勝と世界制覇だ―少林寺拳法富良野光明寺道院拳友会(青木賢隆道院長)に所属する富良野西中1年の青木賢祥君(15)と富良野東中1年の佐藤佑亮君(15)が、12月1、2日に神奈川県横浜市で開催された「2012少林寺拳法全国大会」の組演武中学生男子の部で見事第3位となる優良賞を受賞した。優勝ペアと1点差、2位のペアとは同点の僅差で惜しくも全国優勝を逃した。それだけに両君は「今年の大会では全国制覇、そして4年に1度日本で開かれる世界大会でも優勝を飾りたい」と新年早々、大きな目標に向かって挑戦する。
 全国大会には各都道府県から選抜された55組が出場。3ブロックに分かれて1回のみの演武、約1分半で実力を競い合った。審査は5人で行われ、1人の審査員が技術度60点、表現40点の計100点の採点をつける。そして5人の最高点と最低点を除いた3人の合計点(300点)で優劣をつける。
 この結果、青木・佐藤ペアは263点を得点した。優勝した大阪府代表のペアは264点で、僅か1点差だった。また準優勝の岡山県代表のペアとは同点だった。同点の場合は技術度の採点で順位を決める。このため、技術度の低かった青木・佐藤ペアが3位となった。青木・佐藤ペアは「緊張することもなく普段どおりの演武ができました。優勝は逃したが力の差はほとんどなかったと思うので、今年の全国大会では優勝、そして世界大会でも制覇したい」と新たな闘志を燃やしている。
 青木・佐藤ペアは小学2年からペアを組んでおり、ともに初段の腕前。普段からとても仲が良く、学年が上がるに合わせて、より演武に磨きがかかっている。今では2段の上級生を破るほどの実力という。
 観戦していた父親で道院長の賢隆さんは「全国大会では優勝、準優勝したペアより技術度が劣っているとは思えない出来ばえだった。惜しくも3位となったが、チャンピオンとの差はほとんどなかったと思う。1年生での成績としては素晴らしかった。私も中学生の時に全国優勝と世界制覇を達成している。今後の2人の活躍が大いに楽しみです」と両ペアに対して一層の活躍に期待を寄せている。

0 件のコメント:

コメントを投稿